劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2011.08.20ソワレ

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ビースト@飯田洋輔くん

今年の1月にビーストを観たすぐあとくらいに抜けてしまって…そこからずーっと戻る気配がなかった飯田くん。このまま秋口まで猫なのかなぁとか思って諦めかけていたところのビースト復帰だったので、彼がキャスティングされた時のテンションはそりゃもう高かった私です(笑)。

こんなに一人のキャストのことを待ち焦がれるのって1年ぶりくらいだろうかww。私の中では北澤@フィエロ、ナベ@ラダメス以来の大ヒットでございます、飯田@ビースト~~(嬉)。もうねぇ、ここまで待ち焦がれてたのでオープニングで野獣に変えられた姿で登場した時からなんか萌えてグッときてしまったよ(←早すぎるww)。

なんでここまで彼のビーストに惹かれてるんだかよく分からないんだけど(去年も同じこと言ってた気がする 爆)とにかく要所要所で"こんな風に演じてほしいな"って私が思うところに見事にストライク投げてきてくれるんですよね。なんだろう、飯田ビーストってすごい等身大なんですよ、この物語の王子様と。

わがまま放題に育ってしまったが故に野獣に変えられてしまうわけですが、そのことに対して自分自身でどう対処していいのかものすごく戸惑っている冒頭…この芝居がものすごく自然なんです。全てに投げやりになって絶望の淵にいるが故に心無い行動に出てしまう悲しさみたいなものがちゃんと伝わってくる。

そんな彼がベルと出会うことで自分の変わりゆく感情と対峙し、戸惑いながらも成長していく。この過程が手に取るようにわかる。コミカルなシーンとかでもあまりそれを誇張しようとせず、かといって抑えるのではなくてその場その場の感情のままに絶妙な匙加減で喜怒哀楽を出してくれていると思います。飯田ビーストの、この、感情表現の出し方が私はものすごーーーく愛しくて愛しくて堪らないんですよねぇ(半壊)。

ビーストの歌のパートってそんなに多くはないのですが、豊かな声量にビーストになってしまった王子の心情を切々と訴えている飯田ビースト。そのインパクトは絶大です。あれは泣くよ、ホント。
そんなわけで印象に残ったシーンをいくつか。

※注意 下の文章に行くほどテンションがおかしくなっておりますw。

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  • モリースを脅すシーン、ここに出てくる飯田ビーストはまさに闇そのもの。彼の心の暗い部分が真に迫っていて観ていてとても痛々しく感じてしまう。
  • モリースとベルを引き裂いてしまうシーン、ベルに顔を見られ怯えられた時の怯んだ表情が切なかった。その勢いのまま二人に別れの挨拶もさせず別れさせてしまう訳ですが、ベルに「さよならも言わせてもらえなかった」と泣かれ一瞬動揺が走ってしまう時の飯田ビーストの表現がグッときましたね。このあたりからヘタレの片鱗がw。
  • 夕食に来てほしいのにどうしたらいいか分からないといったシーン、ちょっと抑え気味な芝居になってたかも。召使達にイライラをぶつけるんですけど、かなり動揺している様子。イライラと動揺が入り混じったような印象だったかな。
  • ベルを前にしてムキになってしまうシーンはもう、最初から最後まで怒ってるんですけど以前よりも迫力が出てたかも(笑)。「失礼よっ」って言われる前の襲い方はけっこうすごい乗り出し方で面白かったw。でも言うことを聞こうとしないベルに超イライラして怒りモードではあるんだけど、彼女に何とか振り向いてほしいっていう彼の心の中に芽生えている切なる気持ちもすごく伝わってくるんですよね。まるで好きな子にわざとイジワルしてしまう男の子みたいな幼さすら見え隠れしてて…萌え(笑)。
    最後の最後に搾り出すように「夕食をとらない…か…ね」「よろしくお願いします」と自分を抑えて言うシーンは彼なりのあの時点での最大限の誠意。自らの感情を必死にコントロールしている涙ぐましい努力が伺えてさらに萌え(笑)。
  • ベルに振られたものの夕食を自分で用意しなければと思い立つ姿は、まるで子供みたいな無邪気さが見え隠れしていて非常に萌え(←この表現が増えてきたw)。好きなんだよねぇ、ベルのこと。おそらく一目惚れだったと思うよ。ベルに悪口を言われてもなんとか振り向いてほしいって思っちゃっての行動だから、すごく応援したくなってしまう。戸惑いながらも必死にアピールしようとする涙ぐましい姿は滑稽でいながらも、ものすごーーく愛しい。
  • 夕食を持っていって扉をたたく時の呼び声が…「ベぇぇ~ル♪」って高くてソフトな子供に語りかけるみたいな声出して思わず吹いた(笑)。可愛過ぎて萌え過ぎて吹いた(笑)。しかしながらその気持ちが届かずにガックリ肩を落としてしまう飯田ビーストなんですが…その肩の落とし方が…超かわいそうで激しく萌え(←もはやなんでも萌えな世界にw)。あんな姿を見てしまうから、何度も会いたくなるんだよ、飯田ビーストに。
  • 西の塔へ入ってしまったベルを怒りのあまり追い出してしまうシーン、ここは何度観ても切なくなりますねぇ。彼女にだけは見られたくなかったんだよなぁ、あの哀しい部屋は。そのことが悔しくて思わず声を荒げてベルの片袖を破ってしまう。その破ってしまった瞬間に我に返ったときのあの動揺っぷりが泣けるっっっ(涙)。ゴメンって言いたかったのに言葉が出てくる前にもうベルはいなくて…哀しそうに絶望した表情で歌い始める「愛せぬならば」は見ているこちらも思わず飯田ビーストに同調してしまって涙…。

彼の歌声の中にはベルへの切なる気持ちがたっぷり盛り込まれてるんですよね。それでいて深く伸びのある声だからなおさら胸に響く。「滅ぼせよ、この身を」の最後の伸ばしにありったけのベルへの気持ちが込められてて私はもう、萌え過ぎて涙してしまったよ。歌いきったあとのあの、ガックリ膝を折るところも切なくてねぇ(涙)。見ていて愛しさがどんどん増幅するビーストなんだよね、飯田君って。

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  • 狼に襲われたベルを助けるシーン。彼が現れた時にベルは最初拒絶するんだけど、その時の飯田ビーストの哀しそうな表情がまた泣ける…。で、助けたベルに支えられて屋敷に戻るんですが、治療をしてもらっている時の飯田ビーストの心の動きがものすごく自然なんですよね。
    最初はベルに言い返してて素直になれないんだけど、彼女から「助けてくれてありがとう」って言われた瞬間に彼の中で抑え込んでいた感情がフッと湧き上がってくる。ビーストがベルに心を開くきっかけというのがとても自然でストンと腑に落ちるんですよ。そこから徐々に徐々に彼女への気持ちを高めていく飯田ビーストは本当に萌えどころ満載で私の頬骨は上がりっぱなしだった(←傍から見ると完全に怪しい人間w)。
  • 図書館でベルに本が読めないことを告白するシーンは本当にキューーンときますわ(萌)。学習してこなかったことが恥ずかしくて悔しくて哀しくて…「読めないんだ」って言う時の表情がもうすごくグっとくる。
    でもそんな彼をベルは優しくリードしてくれてて、それが嬉しくて心がフッと解放されたような表情になりまたさらに彼女に惹かれていく飯田ビースト。その流れは決して派手に演じているのではないんだけれど、じんわりじんわり心に訴えてくるんですよね。ものすごく萌える(←結局そこだよw)。
  • 改めて食事に誘ってOKをもらえた時の飯田ビーストの喜びっぷりが、あまりにも可愛過ぎて超萌え(壊)!!!あの無邪気さ、たまらんですわ。愛しくてたまらんですわ(←私が壊れていくww)。
    で、その夕食の時なんだけど…いざとなると怖気づいてしまうビースト。「彼女に笑われるかもしれない」ってガックシ肩を落として落ち込んでいる姿が…可愛くて切なくて抱きしめたくなっちゃうよ(壊)。道口ルミに圧倒されて「ビクビクしてない…」って消え入りそうな声で否定してる姿がものすごく萌える。もう超ヘタレ(笑)。このヘタレ姿が愛しくてたまらんのですよ。
  • ルミエールたちに鏡で自分の姿を見せられて恐る恐る見た時の反応がまた最高すぎる(笑)。
    「…!?あれっ…(惚れ)…。(ガッツポーズして)よっし!」
    をいをいをい、これ以上私を萌えに引きずりこまんでくれやぁぁぁ(笑)。動きと台詞回しがこの上なく超ツボなんですけどっっっ(壊)。さらにそのあと「ダメダメダメ」って声にならないような声で引き返してくるときの超ヘタレキャラがトドメを刺す(爆)。あの子供っぽさというか、なんというか、超萌えて私の顔がすごいことになってたかも(←完全におかしくなってた気がするww)。
  • ベルと食事する時に何をしていいかわからなくてとりあえず手を振ったりするんだけど、目が合った瞬間に自己嫌悪みたいな表情で落ち込んじゃう姿が超絶萌え(←表現が過激になっておりますw)。もはやまともな観劇視線で飯田ビースト見られないよ、ってくらい萌えwwww。
  • ダンスが終わった後に「僕と一緒で幸せかい?」ってベルに尋ねるときのドキドキ感がいいんだよなぁ。こちらにまで彼の心臓の鼓動が伝わってきそうだった(笑)。でも、ベルはモリースのことが気になってて暗い顔。それに気づいたビーストは「行ってやりなさい」って彼女を父親の元へ帰そうとするんですが、その言葉が出てくるまでの流れが非常に自然だった。本当に自然に彼の中でも気づかないような感情のままに出た言葉。
    「ずっと前から捕らわれの身じゃなかった」
    って言うセリフがものすごく泣けて涙しました…。
  • ガストンに傷つけられてベルに介抱されるシーン。虫の息のなかで必死にベルへの愛を告白しようとしてる飯田ビーストが切なすぎて思い出すだけでも泣けてくる(涙)。ヘタレながらにこれまで必死にベルへの愛情を伝えようと頑張ってきた姿が蘇っちゃってねぇ…。
  • 王子に変身する瞬間、わたしゃ、思わず涙涙になってしまったよ(泣)。あのシーンでこんなに泣いたの初めてかも。石丸王子や芥川王子でも泣きはしなかったからなぁw。なんか、見ていて、王子に変身した瞬間に"あぁ、本当によかったねぇ…"って感無量になっちまった。まさに身内視線みたいな感じ(笑)。何度もこのシーン見てきているのになんであんなに泣けたんだろう。
    やっぱりそれだけ、飯田ビースト待ちわびてたってことなんだろうかねぇ。王子な飯田くんはそりゃもう、キラキラした若者で何も申すことはござりませぬ(萌)。なんか今回の観劇でますます飯田ビーストへの愛が深まってしまった

東京公演ではなかなか長い期間飯田ビーストはお目にかかれなかったんだけど…今回はどのくらい居てくれるんだろうか。来週突発しそう…っていうかする気満々な私w。お願いだからせめてあと2週は居てほしい。もう一度何としても会いたいのよ~~(壊)。飯田ビーストなら毎週でも観たい(笑)。

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