劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2012.12.30マチネ

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まさか2012年最後に洋輔くんの舞台を観に行けることになるなんて思わなかったので本当に嬉しかったです。観劇前はテンションが上がって腹痛起こしてたくらいww。

やっぱりねぇ、何度見ても洋輔くんのビーストはグッとくるものがあります。近くで見ていると表情がとても繊細。苛立ちの中にも孤独の影が差している様子や、怒りの感情を必死に抑えようと努力している姿には彼のベルへの一生懸命さが痛いほど伝わってくる。そんな中に、ちょっとコミカルな一面も出したりして…その兼ね合いもすごく良いんですよね。特にベルに食って掛かってるときの「失礼よっ」の言い方なんかは今日も最高だった(笑)。「よっ」の部分が最後抜けた感じになってたしwww。

2幕はビーストの素直な感情がそのまま出てくるんですが、1幕のあの表現があったからこそのお芝居なんですよね。感情が繋がってる。ベルと別れる時に「ずっと前からそう(捕らわれの身)じゃなかった」って言うセリフがあるんですけど、これがものすごく腑に落ちてくる。1幕から洋輔くんのビーストはずっとベルのためにものすごく一生懸命だった。でもモリースへの対応を過ってしまったためにベルとの距離を縮められずすごく苦悩する、これが「愛せぬならば」。2幕でベルにようやく心を開いていくわけですが、1幕のあの苦悩があったからこそその心を開いていく過程がものすごく泣けるんですよ。

こんな風にものすごく納得できるビーストに・・・この1年でホントにすごく進化したと思う。観に行くたびに繊細な心の表現が磨かれて行って、何度も何度も泣かされました。洋輔くんならでは…洋輔くんだからこそのビーストが確立されているなぁって思うのです。

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この日の2幕、すぐ近くでベルを助けようとするときの洋輔くんビーストの「ベルッ」って叫ぶ生声がよく聞こえてきました。あれ聞くと、ほんとに涙溢れますよね…。最後にオオカミに引っ掻かれて倒されるまで気持ちがベルから離れることがない。一生懸命で真っ直ぐです。この時の奮闘がけっこう頑張っていたからか、この日はビーストの前の毛が逆立っちゃってみだれ髪にw。ベルがビーストのけがを治すシーンではさりげなくその毛を直してあげてて可愛らしかったな。

でも、またみだれ髪になってきちゃってww時折逆立ってる毛がなんだか気になっちゃったよ。図書館のシーンあたりでようやく落ち着いたかな。図書館で大喜びしてるベルを見たときのガッツポーズは下のほうで"よぉっし!"みたいになってて可愛かったけどw。あそこで大喜びする洋輔くんビースト見るといつも私は泣いてるんですがね。っていうか、そのあとの一連のシーンは本当にビーストの心情表現がものすごく繊細で涙なくしては見られません。

ダンスの後、ベルに告白しようとするビーストもホントに泣けました。近くで見るとますますドキドキが伝わってくる。ものすごく勇気振り絞って告白しようとしてるなぁって…。体がもうベルのほうに前のめりになっちゃって、そういうところもすごく自然な感情表現だと思ってしまう。「幸せ」という言葉を聞けたときの感無量の表情は決して派手ではないんだけど…なんであんなに泣けるんだろうね(涙)。

ベルを帰すシーンでは、今回はベルの慌てている様子をものすごく心配そうに見守ってて思わず「行ってやりなさい」って言葉が出たって感じになってました。あぁ、ベルをすごく愛してるんだなって伝わってまた涙…。去っていく姿が見えなくなるまで立って見送って…そのあと哀しみのあまりベンチに座り込んでしまうお芝居も涙なくしては見られませんでした。

変身シーンでは今回、ものすごく久しぶりに拍手が起こったんです!!洋輔くんが王子に変身するシーンで拍手が起こることって今までほとんどなかったので・・・それだけでもう、感極まっちゃって号泣してしまった(涙)。王子になってベルと踊る姿も涙なくしては見られません!とっても優しい表情するし、温かいし…。あぁ、この役者さん好きになってよかったなぁってやっぱり実感してしまうんです。この日はそれに加えて、「この一年、ほんとにありがとう」って気持ちがさらに湧き起こってきて涙止まりませんでした。

2012年、飯田洋輔くんの舞台は「壁抜け男」から始まりました。デュティユルに配役が決まったと知った時にはホントに心の底から嬉しくて、短い上演期間の間ではありましたが、けっこうな回数通いました。あんなに温かくて泣けるデュティユル…思い出すだけで涙が出てくるほど。洋輔くんだからこそのデュティユルがそこにいました。そしてドラマチックな歌もさらに磨きがかかって、とにかくあの1か月間は私にとって本当に至福のひと時でありました。

この壁抜け男を経てからの「美女と野獣」。明らかに、洋輔くんビーストのお芝居が一歩先に進んだのが分かった。これまでもすごく萌えてきましたが、それ以上に役柄に深みが加わり歌詞をものすごく大切に歌うようになったなと思いました。ドラマチックな歌声もさらにドラマチックに。その変化がとても嬉しかった。

その間に「CATS」。昨年見たときよりもやっぱり芝居が一歩先に進んでた。私はバストファさんのシーンで泣きましたからねw。ガス=グロタイの芝居もすごく深みが増してて深い歌声がさらに洗練されてた。

飯田洋輔くん、本当にこの一年、飛躍の年だったと思います。こんなにも私を感動させてくれてありがとう!と言いたい。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです

来年はBBが北海道、CATSも広島から仙台、静岡と遠い地域での上演が決まっています。洋輔くんに会える機会は今年よりも減る可能性が高いのが寂しいのですが…(涙)、その魅力を多くの人に振りまいてきてほしいなとも思います。できれば、東京地方で何か新役が入ればいいな。ものすごく可能性を秘めてる役者さんだと思うので。

来年も、ずっとずっと応援してるよ、洋輔くん!頑張れ!

私の2012年の観劇はここまでです。相変わらず濃い~のばっかりですみませんでした。こんなんで良ければまた来年もよろしくお願いします。

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