劇団四季『ソング&ダンス65』大阪公演 2018.08.09

2度目の劇団四季『ソング&ダンス65』大阪公演を観に行ってきました。

そう遠くない場所で2か月上演してくれていたので本当はもう少し見たかったのですが、結局2回のみとなってしまいました。まぁ、ソンダンの場合は贔屓の役者がいるかいないかでテンションも左右されてしまうものなんですけどね。

ちなみに今回は東京からの移動観劇w。久しぶりに新幹線乗りましたが、台風の影響で止まるか止まらないかみたいになっていたのでかなりハラハラしてしまった←前乗りではありましたがw

ちなみに前日東京で観ていたのは『宝塚BOYS』です。感想はこちら↓

以下、ネタバレを含んだ感想になります。

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2018.08.09マチネ公演 in 大阪四季劇場(大阪)

出演キャスト

瀧山久志・島村幸大・芝清道・二橋純・厂原時也・西尾健治・岩崎晋也・櫻木数馬・分部惇平・佐々木玲旺・河津修一

岡本瑞恵・江畑晶慧・久保佳那子・多田毬奈・相原萌・金友美・坂本すみれ・近藤合歓・原田麦子・宮澤聖礼・相馬杏奈

前回に比べて3分の1くらいのキャストが変わってました。特に男性メンバーは半分近く入れ替わった印象。

大好きな飯田洋輔くんは結局私が観に行った週のみ(まさかの1週間限定)の出演でした。逆に、その週に行けたことが奇跡みたいになってしまった(苦笑)。

主なナンバー感想

「サムホエア」ウェストサイド物語

東京で観た時以来の久保さんソロ。深みのある温かいのびやかな歌声がとても印象的でした。今回のソンダンで初めて認識した女優さんだったので、今後はストーリーの中の役柄として見てみたいです。

ちなみに、このオープニングナンバーの時のステージ上の光の動きがとても綺麗です。前の方の席だと分かりづらいかもしれませんが、真ん中より後ろだとドラマチックで「おお!」と思いますよ。

ソンダンはよほどの推しの役者さんがいないときは少し後ろから見るのをお勧めしたいかも。

ヴァリエーション23 ソング&ダンスより

久保さんソロのあとにキレっキレなダンサーたちのパフォーマンス。このメリハリがけっこう楽しくて好きでした。バイオリンを主体にした音に合わせて体いっぱいに表現するダンサー役者さんたちは皆カッコいいです。

改めて、四季のダンスって全身に神経が行き届いてるし力強くてすごいなぁと実感。

このあとごあいさつ。日下さんと浅利さんの写真が並んで偲ぶコーナーはやはりちょっとしんみりときてしまいますね。

「彼はお前のなかに生きている」(ライオンキング)

私、個人的に『ライオンキング』という作品のストーリーはそんなに好きではないんだけど…音楽だけは本当に良いなと思うものが多いんですよね。♪彼は~♪もそのうちの一つ。
特に後半の全員で歌うシーンが好き。

江畑さんのドラマチックで深い歌声が素晴らしいです。

でも、後ろのシンガーの中に・・・いてほしかったなぁ・・・と推しに想いを馳せてしまったのはここだけの話・・・。

「アメリカ」(ウェストサイド物語)

WSSは名曲揃いですが、個人的に「トゥナイト」と同じくらい好きなのが♪アメリカ♪。ここのソンダン版の演出がけっこう可愛くてちょっとピリ辛なところが好きでしたね。

皆が「プエルトリコよりもアメリカ!!」って言ってるのに、一人だけ「プエルトリコ」愛を主張して頑張ってる岡本さんが健気で可愛い。
それにしても、ここに登場してくる女優さんは皆スタイルが抜群すぎて見るたびにいつも感心してしまう私ですww。

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「イザベルのソロ」「恋するデュティユル」(壁抜け男)

壁抜けの音楽が始まるとなんだか心がホッコリします。っていうか、本編をすごく思い出してちょっとセンチメンタルな気持ちにもなっちゃうんだよねぇ~。まぁ、今回は前回と違って落ち着いて観劇したわけですがww。

昨年の東京以来の芝さんのデュティユルを見たんだけど・・・うーーーん、私があまりにも洋輔くんデュティユルに心酔してしまってるせいもあるとは思いますが・・・やっぱりキャラが違うなぁとちょっと感じてしまいましたね。

穏やかに歌ってはいるんだけど、どこかちょっと突き放すような雰囲気を感じるというか…。

芝さんは、壁抜けではイザベルの夫がハマるかも。この役を演じるということは前半の部長さんも演じないといけないんですけど(笑)、どちらもいい感じになりそうな予感がします。

「自由を求めて」(ウィキッド)

何度聞いても、江畑さんのエルファバは最高です!!よく毎回あのレベルを維持しているよなぁと改めて感動。特に最後の徐々に声を盛り上げていってパーーーンと開放するあの歌い方は絶品です

ウィキッド、また再演してほしいなぁ~。本編でこのナンバーまた聴いてみたい!

「僕はハンス・クリスチャン・アンデルセン」「みにくいアヒルの子」(アンデルセン)

まずは、マリンバから始まるんですが・・・前回のトークショーで皆さんの苦労話を聞いていたので今までとは違う気持ちで見てしまった。瀧山さんの「なにげにマリンバ歴1年ですから!」とか、(東京キャストだった)笠松くんが「できませぇぇん!」って松島さんに泣きついてたとか。ここまで来るのに大変だったんだろうなぁと思いを馳せてしまいましたよ。

そして、アンデルセンナンバーは今まではずっと斎藤洋一郎くんが歌ってきていましたが、今回はお休みだったのでなんと岩崎さんが担当されてました!まさか岩崎さんのハンスが見られるとは!!

洋一郎くんも可愛かったけど、岩崎さんの力のある歌声も非常に魅力的でした。アヒルの鳴き声も頑張ってました・・・けど、こちらは洋一郎くんの方が可愛かったかなw。

1幕最後は「クレイジーフォーユー」のメドレーで盛り上がります。個人的に作品はあまり好きではなかったんですが、改めてこうして聞いてみると楽しいナンバーが多いですよね。ソンダン向きなのかも。

ラストに「いつまでも、どこまでも、切り抜けていこう!!」と歌い上げるシーンは大きな盛り上がりの一つ。1幕クライマックスにふさわしいナンバーです。

でも、やっぱり、あの中にいてほしかったなぁ・・・・と、ちょっと寂しくもあったこの日でした(未練がましいww)

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「理想の相棒―フレンド ライク ミー」(アラジン)

やっぱりこのナンバーは瀧山さんがいなければ成立しませんね。前回のトークショーでソンダンバージョンはコンパクトでやりやすいって語ってただけあって、この日もとても生き生きとお客さんを乗せてました。

だけど、最初にレクチャーする「ビビデ・バビデ・ブー」の客席合唱は最初の1回とラストの1回しかないんですよね。あんなに盛り上がって練習してるのにもったいないw。

あと、河津くんのバトン捌きにも注目です。ちょっと落下地点がズレてもピタッと収めてしまうあの技術は本当に素晴らしい!!

「変わりものベル」(美女と野獣)

この音楽聴くと本当にBBが観たくて仕方なくなりますねーー!あ、ビーストは洋輔くんで!!って思ってしまうんですけど(笑)。

今回面白かったのは芝ガストンです!!これはかなりハマリ役じゃないですか!!全身からあふれ出てくるナルシストな香りがどこかちょっとコミカルでめちゃめちゃ面白かったですよww。歌い方にしても「美男と美女さ」のところ、美男!!のところだけ強調してたりしてww思わず吹いた。

あと、最後にベルを追いかけて後ろに立った時の仕草が・・・ピストルばきゅーんみたいなリアクションしてたよwww。芝ガストン、最高でした。

「陽ざしの中へ」(ノートルダムの鐘)

このナンバーは本当に大好きなので、ソンダンを上演するときには必ず入れてほしい一曲なんですよね。

今回の厂原くんカジモドも爽やかで愛しくて感動的でした。外への憧れからか、ちょっとクスリと歌の中で笑って見せたり、ちゃんとカジモド役として歌っているところが非常に好感持てます。

♪こいつはサーカス♪(エビータ)

東京公演以来の芝さんによるチェ!やっぱりピタリとハマりますよねぇ~~。芝さんが初めてチェ役になった頃に『エビータ』を通いまくっていたこともあって、あの頃が蘇ってくるようでした。

芝さんはこういったちょっと攻撃的な役を歌うと本当にハマると思います。

このあと、音楽に乗せてのダンサーさんによる『エビータとチェのワルツ』も迫力があって素敵です。

『キャッツ』メドレー

ここは、♪メモリー♪以外は好きなんですよねぇ(苦笑)。

そういえば、東京で『キャッツ』が始まったようですが、かなりナンバーの様子が変わったと噂で聞きました。マンゴとランペのナンバーはこのソンダンバージョンになったのかな?とか、他に何が変わったのか色々と気になる…。けど、チケット取ってないし、そこまでしていきたいとは思わないんだよなぁ。曲は大好きなんだけどね…。

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「サークル・オブ・ライフ」(ライオンキング)

2幕最後に歌われる盛り上がりのナンバー。白と黒のポンチョきて歌い踊るカンパニーの皆さん見てるとこちらの気持ちも上がってきます。

今回もすごく感動したんですが・・・前回みたいに涙は出なかったかなぁ。それよりも、あぁ、こういうフォーメーションでみんな動いていたんだ、とかいろんな発見があってそちらの方が楽しかった気がする。

推しが出てるとどうしても冷静に観れないものでww、今回はそういう意味ではいい機会となりました。

カーテンコール、今回は芝さんがほとんどのキャストの名前を読み上げてたんですけど・・・なぜか西尾さんのところだけがめっちゃプロレスアナウンス調wwww。
これ、東京で観た時もそうだったのでビックリしたんですけど(笑)、芝さん、西尾さんとこに来るとなんでそんなテンション上がるんだろうwww。

後述

大阪公演最後のソンダン観劇でしたが、推しの役者さんが出ていないこともあって前回よりもテンションはちょっと低めだったんですけど、それでも最高のパフォーマンスを楽しむことができました。

いつもは目が行かなかったところにも行ったりして、新しい発見とかもあったのでやはり行って良かったです。

とはいうものの・・・やはり会いたかったよ・・・洋輔くんーーー・・・

大阪がまさかの1週間のみとは予想外だった。

ソンダン65はあと1回、地元にやってくる時に観劇予定です。どうかこの時には・・・と儚い期待をしています。

今公演後にはトークイベントもありました。どちらかというとこちらの方が濃厚で楽しかったかもしれないww。次の記事でレポしています。

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