『宝塚BOYS』-team SKY- 18.09.01 アフタートークショー

舞台『宝塚BOYS』team SEA 2018年9月1日マチネ公演の後にアフタートークショーが開催されました。大阪公演はたった3日間しかなかったのですが、トークショーを入れてくれてありがたかったです。

参考 本編感想はこちら↓

『宝塚BOYS』-team SKY- 18.09.01マチネ感想
ストレートプレイ『宝塚BOYS』舞台感想。2018年09月01日マチネ公演。サンケイホール ブリーゼにて上演。TEAM SKY公演。出演は、永田崇人、溝口琢矢、塩田康平、富田健太郎、山口大地、川原一馬、中塚皓平、愛華みれ、山西惇

前回の東京公演と同じく、滂沱の涙を流した後に彼らの楽しいトークでクールダウンできそうだなと最初思っていたのですが、思いがけず最後の最後にまた泣かされてしまいました😭
終わりの音が鳴るまではめっちゃワチャワチャしてて可愛くて笑っていたのに~~w。

 

以下、ネタバレを含んだレポートになります。ご注意を。

 

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『宝塚BOYS』team SEA公演 アフタートークショー 2018.09.01マチネ後

 

参加メンバー

永田崇人くん(上原)塩田康平くん(太田川)溝口琢矢くん(竹内)富田健太郎くん(長谷川)川原一馬くん(竹田)山口大地くん(山田)中塚皓平くん(星野)

 

最初の挨拶

まず最初に舞台下手側から『宝塚BOYS』Tシャツに着替えた中塚くんが登場。最初に司会担当すると挨拶をしたあと、「では生意気な弟たちを呼びます!みんなおいで~~!!」と(笑)。
中塚くんの声を合図にワラワラと列になって登場してきたキラキラ若手BOYSたちが可愛かった😁。「列作って!気を付け!礼!!!」って、中塚くん、兄貴というよりかはもう引率の先生みたいだったわ(笑)。

さっそくトークはじめようとしたのですが、ある2名の服装がどうも気になったらしい中塚くん。一度座ったその2名に向かって「ちょっと、立って!」とマジマジ見てみたら・・・

永田くんと川原くんが中塚くんの稽古着(永田くんはパンツ、川原くんはパーカーだったかなw)を装着しててみんな爆笑でした😆😆。
永田くんは「履き心地が悪いと思った」とドS発言してたしww、川原くんは「もういいっすね」ってパーカー脱ぎ捨ててたしwww。弟たちに中塚くん、愛されてるわ~と思えた一幕でした😁。

若いファンの人が大勢トークショーに残っていたこともあってか、2階席の方まで「こんにちは~」と言いながらヒラヒラ手を振ってこたえる若手メンバーたち。こういったファンサービスが皆の心を掴むんだなと実感いたしました(笑)。

 

ハプニング秘話 富田君・山口君・中塚君編

大千穐楽も近いということで、これまでの公演の中であった印象的なことやハプニングは?というテーマで始まったのですが、「ハプニングなら山ほどある!」ってことで、ほぼそちら系の話になってました(笑)。

最初の頃の男子寮シーンは「水浸しだった」そう。これに関して富田くんが「水害系はだいたい僕が原因」って苦笑いしてたの可愛かったなww。富田君は汗っかき体質らしくて、公演中はずっと上から水をかぶってるようだったと苦笑いしてました。

また、富田くんに関して・・・久留米公演の時にはレビューシーンになったときに早替えをしなければいけないのですが、汗をかきすぎて衣裳が体に引っ付いて取れなくなるハプニングもあったんだとか!
「着れない時にはすぐに教えて!!」とスタッフさんにずっと言われていたにもかかわらず、あまりにも動揺してテンパってしまって「助けて」の声が出てこなくて危うく舞台に出遅れるところだったとホッとしたように思い出してました😅。

これに対して塩田君とかが「照明さんが、あれはアウトだって言ってた!」とツッコミ入れられまくってタジタジになってた富田くんが可愛かったぞw。

 

「まだハプニング色々あるよね」って話になってきて、川原くんが「昨日、大地くんに蹴飛ばされましたから」と暴露ww。これに対して苦笑いする山口くん(笑)。

竹田が初めて男子部に加入する場面で山田が慌てる場面があるんですが、その時に山口君がテンションアップアップで川原君と舞台袖に走り去る時に蹴りが入ったらしいです😅。「太ももやられました」とニヤニヤしてやったり顔してたな、川原君w。
楽屋裏はけっこうゴチャゴチャしてるので、たまたま蹴り入っちゃったとは山口くん談w。

山田役に関してはもう一つあると山口君。

「山田はドア芸がけっこう多いじゃないですか」って言い出した時は客席から大きな笑いが漏れてました😁。たしかに!山田は自分の部屋から外の様子をうかがう時に色んなパターンで扉を開け閉めしたりして面白いんですよね。
で、この日の公演のとき。永田くん演じる上原が奇声を上げるシーンの時に山田の扉を激しくたたきすぎてたらしく「バーーンっ!!」と嫌な音がしたらしいwww😂。本気で「セット壊れたんじゃないか!?」と心配になったと苦笑いする山口君が面白かったww。

あと、扉から顔を出して叫ぶときに首にかけていたお守りが鼻に引っかかっちゃって牛みたいな状態になってしまったこともあったらしいww。ここ再現してくれたんだけど、めっちゃ面白かったわ😂😂。本舞台で見てみたかったww。

 

すると塩田君が突然「めっちゃオモロイの思い出した!!」と勢いよく切り出してきました(笑)。山田の扉に関しては、星野役の中塚くんもあるらしく。

思い切り山田の扉をバーンと叩かなければならないシーンの時、袖が引っ掛かってしまって「スカっ」っていう軽い音しかしない日があったそうなww。で、慌ててもう一度叩いたものの結局は「スカっ」っていうのしか出なかったと(笑)。
山田の部屋の扉には色々なドラマがあるんだなと思いました😂。

塩田君が中塚君に関して「もう一つ思い出した!」って興奮気味に言ってたのがオープニングでの星野が鏡の前でターンを見せる場面。たしかこのシーン、SEAチームの東山くんもやらかしたって言ってたなww。

一度、ターンに失敗してふらついたことがあってw、それでもすまし顔で「よろしく」と言ってくるので吹き出しそうになったらしいです(笑)。東山くんとけっこう共通してるハプニングだったなと心の中でにんまりしてしまった😁。
「弘法も筆の誤り」ってやつですね。

 

ハプニング秘話 笑っちゃダメなのに編

司会担当の中塚くんが「役によっては何があっても笑えないっていうのあるよね」って切り出して。特に星野役は笑えないことが多いよね😅。

ところがこの日、笑っちゃいけないはずの上原が笑っている現場を目撃してしまったらしい中塚くんw。「おまえ!!おまえさぁ、今日、後ろ向いて笑ってただろう!?」と永田くんに想いっきりツッコミ😂😂。

稽古場のシーンで恋文事件を問い詰められた時、池田役の山西さんがいつも以上にテンションがキレキレだったのを目の当たりにしてビックリしてた永田くん。その時ふと富田くんと目が合ったら・・・直後に突然「アメーバみたいな動きをし出した」とwww。
笑っちゃいけない立場の永田くんとしては「マズイ!!」と思ったのですが耐えられずに対後ろ向いて「ふふっ」と吹き出しちゃったと😁。可愛いじゃねぇかっ!!

「笑ったらダメだろう~!」ってみんなに突っ込まれても「あれは上原が笑ってたから」とニコニコしてたのも萌えたぞww。

 

思わず笑っちゃったシーンについては男子寮で山田が芸名を考える場面でもあったらしくw。

どんなシーンなのかを塩田君、山口君、富田君とで再現しようとしてて。でもなかなか意思の疎通が上手くいかなくて「あれ、台詞言うんだっけ?」とか富田君がボケまくってたのがめっちゃ面白かったなww。

で、最初に考えた「神風ひかる」っていう名前を太田川が茶化してしまい、山田が激怒する場面の再現をしてくれたのですが、その時の、長谷川役の富田くんの顔がめっちゃ変顔でwww。これを本番中に塩田君に向けていたらしく、こらえきれなくなって思わず「ブっ」と吹き出してしまったとww😂。
うん、あれは、笑っちゃっても仕方ないかもしれん(笑)。富田くんは状況に応じて色んな変顔バリエーション持ってたらしいですwww。そんなエピソードからも、彼らの中の良さが伝わってきて微笑ましかったな😊。

 

ハプニング秘話 溝口くんと永田くん

「琢矢はアクシデントないの?」と溝口くんに話が振られると、サラッと「ありますよ!昨日躓いて転びました」と言い出したのでみんなビックリw。

さらに、久留米公演でレビューのシーンの時に階段を1つ踏み外してしまったそう。その時に後ろにいた川原くんとパッと目があったらしく「大丈夫」ってアイコンタクトで無事を確認してたらしいです。
その後何事もなく笑顔全開で踊れたとのことで、「笑顔は全てを助けますよね」とサラッと爽やかに語ってたのが可愛かった。いや~、若いっていいよねぇ😁。

 

レビューシーンに関しては、階段を下りるのは最初とても怖かったそうです。特に下を見ないで降りることにはかなり恐怖心があったそうで「女性の場合はあれの半分らしいから本当に凄いよねぇ」とみんな感心してました。

この階段に関しては永田くんが「僕は恐くなかったですよ」とドヤ顔してたので「お前だって怖いって最初言ってたじゃないか!!」と塩田君からツッコミww。「つま先を掛ければいいんだ~とか言いながらホッとしてただろう!」みたいに暴露されてみんな爆笑でした😂。
塩田君はホント、関西人ぽいツッコミ担当なイメージで頑張ってたわ~w。対する永田くんはけっこう天然さんww。

 

あと、永田くんは「僕はハプニングとか思いつかないなぁ~」と悩んでてw。するとみんなから「どちらかというと客席よりも我々を笑わそうとしてないか?」みたいにツッコミ入れられてて素直に「ハイ」って答えてたのは笑ったwww。

そんななかで、稽古場での永田くんの面白エピソードがあるということで盛り上がりました。

池田から上原と長谷川の役柄が「馬の足だ」と聞かされて失望しながらお酒を飲む場面。ヤケ酒を飲んでいた長谷川が「つまみがない」と言うシーンがあって、上原がそれに乗っかって「馬ならば干し草を食べよ~~!!」とやけで叫ぶんですけど、その稽古中の出来事。

演出の鈴木裕美さんから「どうせなら馬のモノマネも入れてみたら」という提案があって、突然言われてテンパってしまった永田くんが苦肉の策の馬の真似をやったら・・・あまりにも奇妙過ぎて爆笑の渦になって稽古が進まなくなったらしいwww😅。
再現してくれてたんだけど、リアルに近づけようとした努力の跡だけは感じましたがww、あれはみんな笑ってしまっても仕方ないなと(笑)。

結局、本番での採用は見送られたとのことですw😂。

 

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大千穐楽に向けて

ハプニング秘話で盛り上がりまくった後に終了の鐘がなったので、最後に1人ずつ作品に対する想いを語る時間が設けられました。
みんな一言ずつ簡単なあいさつで終わるのかな…って最初思っていたのですが、それまでのワイワイした雰囲気とは一変してすごく真剣に『宝塚BOYS』に関わったことに対する熱い思いを打ち明けてて…その言葉一つ一つに思わず涙してしまいました😢。

以下、ニュアンス的な部分ですが。

 

川原一馬くん

ここに来るまでがあっという間で。自分が命を懸けて芝居をするという経験を今回初めてしました。それまでこんなに集中して作品に向き合うことがなかった。毎公演できるかどうか分からないという悩みもあるなか、ここまで来れたのが信じられない気持ち。
SKYチームのみんな、スタッフやお客さんと出会えたことが本当によかったと思ってます。ラスト1公演、全力で頑張るので応援よろしくお願いします。

 

富田健太郎くん

宝塚男子部に実際に在籍していた吉井さんが今回来てくださって、そのお話を直接伺うことができたことは自分にとって宝物だなって思いました。今後もこの作品をもっと多くの人に届けたいと思ったし、そんな作品に自分が関われたことに心からの幸せを感じています。
大千穐楽を迎えるのは寂しいけど、SKYチームやスタッフの皆さんと最後まで全力で演じたいと思います。

 

溝口琢矢くん

自分や相手の体調によって芝居が変わるという経験を今回初めてしました。そういう細かいところを芝居の中で実感できたことが本当に楽しかった。公演中も様々なアドバイスをもらえたりと、作品をもっとよくしたいという雰囲気があって、そう言い合える仲間ができたことが本当に嬉しかったし幸せでした。
今日の公演はこれがベストだったし、明日は明日のベストを尽くすのみです。明日も多くの人に見てもらいたいので皆さんお勧めの方よろしくお願いします。

 

塩田康平くん

大阪公演で関西弁を話さなければいけないというプレッシャーがすごかったです(笑)。でも皆さん温かく迎えてくださって、頑張って勉強した甲斐がありました(ちなみに塩田君は香川県出身のようです)
今回、吉井さんが来てくださってお話を聞くことができましたが、とても明るい口調だったので「良い思い出なんだなぁ」と実感しました。物語の最後、稽古場をみんなで立ち去る場面で、最初の頃は「あんなに明るい雰囲気で去っていいものだろうか」と複雑な気持ちがあったんです。でも、吉井さんの言葉を直接聞いて、あの表現は正解だったんだなと思えるようになりました。
あと1公演、男子部の皆様に恥じないよう頑張りたいと思います。

 

山口大地くん

鹿児島出身で、大阪公演の前に少し実家に帰る機会があり今ちょっと(命が)危ないおじいちゃんに会ってきました(このくだりで会場がどんな反応をしていいのか分からなくてちょっとざわついてしまってました 汗)
会ってももう僕のことを認識しているかも分からず、会話もまともにできない状況のおじいちゃんなのですが、今回少しだけ話すことができました。僕の役は田端義男の「帰り舟」を歌う役だったので、ベッドのそばで歌っていたら・・・サビの部分で嬉しそうに、微かにですが一緒に歌ってくれました。そのことが本当に嬉しくてこの役をやれてよかったと思いました。

僕はもう30になりますが、おじいちゃんから戦争の話を聞く機会がほとんどなくて。
『宝塚BOYS』に出演させてもらって、戦争の記憶のストーリーを忘れちゃいけないなと改めて感じさせられました。僕たちが必死に生きている姿を見てもらえて感謝します。あと1回、悔いのないようにやりきりたいと思います。

 

永田崇人くん

稽古中に大阪で取材を受けたことがあって、その時に吉井さんとお会いして話をさせていただくことができました。これまで僕は、自分のために芝居をすることの方が多かったけど、その時に「ちゃんと見ている人に伝えなければいけないんだ」という義務感みたいなものを持たなければいけないんだと思い知らされました。そのことに気付けたことはとても幸せなことだなと思いました。
稽古場ではたくさん苦しんだこともあったけど、僕たちの想いはきっとお客さんにも伝わっているんじゃないかなと。

ラストシーンで宝塚の稽古場から立ち去る場面で、最後に扉を出る僕としてはお客さんのほうを見たくないという想いがありました。見ている人に、僕たち「宝塚BOYS」の先の未来を感じてほしかったんです。稽古場を後にした後も、彼らの人生はまだ先があって続いていくわけで、お客さんにもそのことを考えてもらえたらいいなと思ってあの演出を付けてもらいました。
大千穐楽を迎えるのはとても寂しいですが、来れない方も想いを馳せていただければと思います。

 

中塚皓平くん

(最初はそのまま〆ようとしてましたが、永田くんたちに「稽古着破っちゃうぞ」と脅されてww一言挨拶を受けることになってましたw)

演出の鈴木裕美さんからは「戦争を扱った作品に携わる人は責任を持たなければいけない」と言われていました。僕たちはまだ若いけれども、『宝塚BOYS』という作品に責任を持ってここまで演じてきました。この作品が新しい時代に入っても、多くの人に見てもらえればいいなと思っています。
あと1回、しっかりと勤めていきたいと思います。

 

中塚くんが挨拶したあと、「気をつけ!!礼!!」と号令をかけるとみんな素直に従ってお客さんに「ありがとうございました」とお礼してお開きとなりました。

最後、去り際に溝口くんが「このTシャツ、売店で売ってますのでよろしく~」と爽やかに宣伝w。「僕が最後に言おうと思ったのに」と中塚君が苦笑いしてたのが可愛かったです😊。

 

後述

最後の挨拶、あんなに真摯に作品に対する熱い思いを語ってくれたことに本当に感動しました。

何人かのコメントの中で、この作品に参加できたことによってこれまでの自分の意識が変わった…といった趣旨のものがありましたが、その言葉は本当に嬉しかったですね。私は『宝塚BOYS』を初演から見ていて本当に大好きなので、この作品が彼らを役者として一歩前進に導いたっていうのを知ってなんかちょっと、胸が熱くなってしまいました。
そして、彼らが変わるきっかけとなる瞬間に立ち会えたことをとても嬉しく思います。

あと、山口君のエピソードはものすごくグッとくるものがありましたね…。
「もう危ないおじいちゃん」とか言ってたけど、すごく大事に想ってるのがひしひしと伝わってきた。そのおじいちゃんと、戦争のこととを重ね合わせ、『宝塚BOYS』という作品に参加した意味というものを自分の中に受け止めたんだなって。
明るい感じで語ってたけど、それとは裏腹な想いも感じられて思わず涙してしまいました。

若いteam-SKYのメンバーにかけがえのないものを残したであろう『宝塚BOYS』。改めて、こんな作品に出会えたことを感謝したい気持ちでいっぱいです。
初めて知った役者さんも多かった今回ですが、これを機に応援していきたいなと思いました。

x.com

皆、本当にお疲れ様でした!!感動をありがとう!!

 

※永田崇人くんが全ての公演が終わった後に綴ったブログがとても感動的です。

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