2020年最初の観劇はミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』大阪公演でした。
実は正月が明けてから体調を崩してしまい、観劇日のギリギリ手前までほぼ伏せてる生活を送っていたのですが(汗)なんとか回復傾向に向かい遠征することができました。皆様も体調管理には十分お気を付けください。
※その後再び体調が優れず編集に時間がかかりアップするのが大幅に遅れてしまいました(汗)。すみません!
この日のソワレは十字架グッズを持ってきた人に「サラのバスソルト」プレゼントなる企画があったので、十字架ペンダントつけていきましたw。で、頂いたのがこちら↓。
明るいパープル色(ローズの香)のバスソルトでした。でも、個人的にお風呂にこういうものを入れたことがないので、記念品として保管しておこうと思いますww。
帝劇TDVを観に行ったときはロビーがクロロック城一色でワクワクしたんだけど、ツアーともなると飾る場所とか限られてるからかいつも通りの雰囲気。たしか、前回大阪公演があった時にはリー君が2匹くらい飛んでてくれたと思うんだけど…今回は一匹も見当たらなくて。それだけがちょっと寂しかったなぁ。帝劇ばっかりずるい(苦笑)。
この日は元乃木坂46のメンバーだった桜井玲香さんがサラ役として出演ということで、彼女のファンらしき方の姿も多数目撃。こういうところから舞台を観に足を運んでくれることは観劇ファンとしては歓迎したいところです。
が、その前に、観劇するにあたってのマナーだけは事前に学んできていただきたい。ほんの一部だとは思うけど、私のそばに座っていた乃木坂ファンと思しき人たちの態度がほんと酷くて。まぁ、お目当て以外は興味ないっていう気持ちは分からなくもないけど(彼女以外にはカテコで拍手もしてなかった)、だからと言って彼女が出ていないときに自由に声出してしゃべっていいわけじゃない。
あまりに目につく喋りっぷりに、蛍嬢がたまらず本番中に注意に駆けつけたほどだった。
こういうファンがいると、役者さんのイメージも悪くなるってこと、肝に銘じていただきたい。非常に不愉快な思いをしました。本番中はしゃべるの厳禁です。声を出すなんてもってのほか。ほんとに注意していただきたいです。
以下、ネタバレ含んだ感想です。
2020.01.14ソワレ in 梅田芸術劇場(大阪・梅田)
主なキャスト
- クロロック伯爵:山口祐一郎
- アブロンシウス教授:石川禅
- サラ:桜井玲香
- アルフレート:東啓介
- シャガール:コング桑田
- レベッカ:阿知波悟美
- マグダ:大塚千弘
- ヘルベルト:植原卓也
- クコール:駒田一
- 伯爵の化身:佐藤洋介
※概要とあらすじは前感想記事を参照↓
全体感想
12月以来のTDVでしたが、やはりテンション上がる最高のミュージカルでした!ダンスも音楽もパワフルでドキドキワクワクの連続。大好きな作品です。
帝劇で新しくなったセットを一度見ていたので、今回はちょっと落ち着いて見れたかもw。ちょいちょい細かいシーンとか発見して楽しんでました。そのいくつかを挙げてみたいと思います。
オープニング、教授が固まってたカマクラが無くなっているのはやはりちょっと寂しいかな。ずっと見てきたのでなおさらw。中央からアルフが幕をめくるとゴロリと転がってくる教授のシーンに慣れるまでもう少し時間がかかるかも(笑)。
♪ガーリック♪のナンバー聴くと自然とニンニク料理が食べたくなりますw。ダンスも音楽も最高!
で、そのあとシャガールに案内されて教授とアルフが部屋に向かうのですが、セットが豪華になったのでちゃんと宿屋の廊下を歩いてるっていう雰囲気になっているのがいい。盆をうまく回転させてシャガールの屋敷を広く見せてますね。
シャガールがサラを風呂場に入れないように扉で杭を打つ♪きれいな娘を持ったなら♪の場面、ただならぬ様子にビビりながらも、アルフと教授がネズミを巡って攻防を繰り広げてるのが可愛くて面白かった(笑)。
最初は東アルフが教授にネズミ押し付けて勝ち誇ってたんだけど、最後に教授の上に落ちてきたネズミをわざとアルフに投げ込んで逆襲してた禅さんに笑ったw。
♪初めてだから♪はアルフとサラの歌がメインだけど、どうしても3階部屋のシャガールとレベッカが気になって仕方ないw。阿知波レベッカさん、なんか、寝相が帝劇の時よりもパワーアップしてたような(笑)。ありゃシャガール落ち着いて眠れんわww…っていうか、部屋が屋根裏部屋みたいになってるので異様に狭いwww。
で、シャガールはマグダの部屋に行っちゃうわけだけど…マグダ役の千弘ちゃんは初演でサラを演じてたのでなんかすごい背徳感を覚えてしまったwww。コング父ちゃんとは共演してなかったと思うからそこはセーフだけどね(笑)。
♪すべて順調~人類のために♪ではシャガールがマグダにすり寄ろうとするのをレベッカがすかさず阻止しまくっているのが面白いw。以前の演出以上にここは攻防戦が楽しめます。あと、クコールがやってきてサラに伝言を伝えて帰っていくシーン、以前はクコールが舞台下に降りたあたりで教授とアルフが出てきてたと思うんだけど、今回からはシャガールがクコールに蝋燭を渡したあたりで早くも登場して様子をうかがってますね。
それにしても、相変わらず禅さんの♪人類のため♪の歌唱力は素晴らしい!あれだけの早口をよどみなく見るものにしっかり言葉として届く歌いっぷりはそうそうできる人いないと思いますよ。「た・めーーーー!!」の絶叫部分の迫力もすごくて、シャガールの宿の柱がいくつかズレる演出も納得ww。客席からも大きな拍手が沸き起こってました。
そのあとのミニカーテンコール、たしか相葉アルフは「何やってんですか~」みたいに止めにかかってたけど東アルフは「どうぞどうぞ大いにやってください」な雰囲気だったww。
サラがアルフを誘惑する場面は基本的に初演からのバージョンと変化なしなんだけど、大きく変わったのがサラが入浴中にクロロック伯爵が突然現れる場面なんですよね。新バージョンになってから宿屋が中央でぱっくり開いて伯爵が地上から歩いてやってくるって演出なんだけど…、うーーん、ここはやっぱり今回見ても「前回までのクレーンでの登場のほうがインパクトあったなぁ」って思ってしまった。
なんか、地上を歩いてくる伯爵様っていうのがちょっとインパクト不足というか(しかも歩いて帰るし 笑)。今回ことごとくクレーン演出が無くなってたからいろんな事情があるとは思うんですけどね、やはりちょっと残念。でも、サラを誘惑する伯爵のナンバーはすごくカッコよくてめっちゃ好き!あれ聴くとゾクゾクする。
それにしても伯爵様、サラの入浴場面を見すぎだろう(笑)とツッコみたくなるな、相変わらずww。特にこの日はアイドルだった桜井玲香さんだったのでファンの人はどんな心境なんだろうかとちょっと心配してしまったよw。
その後アルフは外に出たサラとの偶然の再会にテンション上がって恋心を歌い上げてるんですが、サラとしてはアルフに対してはアウト・オブ・眼中状態なので早くどこかに消えてもらいたいと思いながら歌ってる。この二人の全く違うテンションが見ていて面白いです。
そして体よくアルフを遠ざけることに成功したサラは城から届いた赤いシューズを履いて喜び踊るわけだけど、この場面、すごく自然にサラ役とサラの化身のダンサーさんが入れ替わるのでちょっと遠めから見るとサラが本当にダンスしまくってるように見えますね。特に桜井さんとダンサーの花岡さんは雰囲気も似ていたので入れ替わっていないかのようだった。
この場面のヴァンパイアダンサーズによるダンスがもう、ほんとに、めちゃめちゃカッコイイのですっ!!ここは前半の大きな見どころの一つ。さらに音楽もめっちゃカッコイイ!!毎回このシーンに来るとゾクゾクします。
城へと走っていったサラを追いかけたシャガールはヴァンパイアに途中で噛まれて仮死状態で運ばれてくる。それを見た教授とアルフは必死に城についての情報を客たちから聞き出そうとしますが誰も教えてくれない。
そんな中、一人だけ最後の最後に真実を告げようとする人がいて。この場面、以前は言おうとしながらも勇気がなくて自分で走り去るっていう演出だったのですが、新バージョンになってからは本当に話そうとするも後ろの人にぶん殴られて失神したまま外に出されるっていう演出になったんですよね。
仮死状態のシャガールを放っておくとヴァンパイア化するというので教授はすぐに杭で心臓を刺そうとしますが、レベッカが決死の覚悟でそれを阻止。最初は呆然としながら「へぇ、そうですか」みたいに教授のやろうとしていたことに従おうとしてたレベッカが我に返って二人を外に追い出すって演出が面白い。
レベッカが泣きながら去った後にマグダが入ってきて「触っていいよ」と動かないシャガールに嘆きながら歌うんですが…やっぱりこのシーンもすごい背徳感がww。いまだに千弘ちゃんのサラの印象が私の中で強いんだろうなぁ。
マグダが歌っている最中にヴァンパイア化したシャガールが覚醒。このシーンはちょっとホラーっぽいんですが(マグダの血がけっこう大量に流れてるし 汗)、噛んじゃった後のシャガールはめっちゃコミカルww。自己嫌悪になって動揺しまくってるのが面白い(ここはたぶんコングさんのアドリブww)。
慌ててマグダを隠した後に教授とアルフが追い出された外から戻ってくるんですが、凍えて帰ってくるっていう演出は新バージョンになってからですよね。で、大阪ではさらに凍えっぷりが増してて杭を打とうとする手が寒さで震えまくってる二人に思わず笑ってしまったww。
シャガールの案内でクロロック城に到着する教授とアルフ。初めて対面するクロロック伯爵と教授との微妙な心理戦が絡んだ会話が面白い。名刺を渡そうとする教授の手が帝劇で観たときよりも激しく震えてた禅さんに笑ったww。それを見て無理やりはぎとるように名刺を取り上げた祐一郎クロロック伯爵にも笑ってしまったww。
そしてさらにここで注目するのが植原ヘルベルト。登場した瞬間から目を奪われるあの妖しさが最高ww。もうしっかりアルフに狙い定めちゃってるしね(笑)。
そして最後の祐一郎さんのロングトーンも健在でした。あれは聴いててゾクゾク来ますよね。
2幕で個人的に最高潮にテンションが上がるのが♪夜を感じろ♪の歌とダンスの狂乱ナンバー!!これを見たいがためにTDVに通い続けているといっても過言ではないほど大好きなシーンです。
教授とアルフのベッドがバージョンアップして広くなった分、ヴァンパイアダンサーズの皆さんの動きもよりアグレッシブになっていて見ごたえ抜群です。そして伯爵の化身役の佐藤洋介さんのダンスがこれまた最高級にカッコいい!!!あと、ヴァンパイアシンガーズの皆さんの迫力ある歌声も素晴らしいです。以前までは一気に4人ベッドの上に現れていたと思うのですが、新バージョンになってからは一人ずつ出没するパターンになってたかな(女性シンガーさんは一気に二人出てきたと思う)。
約10分という非常に演じる側としてはハードな場面でもあると思うのですが、観ている私としては一気に血が逆流するような興奮状態で食い入るように見入ってるのでもう、あっという間です。この作品の最大の見どころと言ってもいいくらい大好き。
朝がきてダンサーズの皆さんたちがベッドのほうから次々に姿を消していくのですが、伯爵の化身が以前よりも長くその場にいてナンバーが終わる間際あたりにベッドの上から消えていくようになりました。伯爵の化身のインパクトがより増した感じです。
教授とアルフが伯爵の棺桶を探しに出かけるシーン、以前よりもセットが増えた分、城の構造の複雑さが伝わるようになりました。チョコチョコっとしたセットはヴァンパイアダンサーさんたちが動かしてるので妖しさもマシマシ(笑)。
その探索の途中で教授が蜘蛛の巣に引っかかる場面もあって、出てきたときに顔が真っ白になってたww。で、それをアルフの顔にかけちゃって「ギャッ」と軽くひと悶着も(笑)。
そしてついに棺桶を発見するシーンですが、東アルフは相葉アルフよりもかなーり教授に対して反抗的でしたね(笑)。東くんはかなり背が高いので下に降りるのはお茶の子さいさい的な感じで最後は落ちるっていうリアクションはなかったと思います。
さらに教授が下りようとして失敗して宙ぶらりん状態になっちゃう場面。これは東くんの高さなら届いて助けられちゃいそうだなって思ってたのでどうするのかな…と思ってたら、「僕のこと優秀だって言ってくれたら助けてあげますよ」と上から目線で条件出してくるという芝居できたっwwww。こんな反抗的なアルフ初めて見たので(ほかのアルフは歴代も含めて一応教授を助けるリアクションとってた)非常に新鮮でした(笑)。これに対して禅教授、要求に応えず「最後の手段だー!」と構わず芝居先に進めてましたwww。
杭を打てなかった東アルフは「できませぇーーーん」と情けない声を出してたけど、教授に「このスットコドッコイが!」とキレられると「できないものはできませんっ」と逆切れww。教授の助け方もこれまでのアルフよりも強引www。いやぁ~~、新しいタイプ登場だわっ。
そのあとの禅教授の小言が「どうしてお前を私が見上げなきゃいけないんだよっ」だったww。これは東くん限定のセリフだろうね(笑)。
セットは全体的に豪華になったんだけど、残念だなと思うのが図書館のシーン。新バージョンでも十分本が大量にあるのは伝わるんだけど、前回までのほうが「おおっ!!」っていう感動があったんですよねぇ。なんか新演出になってからちょっと図書館が縮小されてしまった印象は拭えない。
それにしてもここの禅さんの歌いっぷりも実に見事。どんな本が揃ってるのかあの早口歌でもちゃんとこちらに伝わってくる。
ようやくサラを発見したアルフでしたが、入浴中だったこともありサラは不機嫌。もともとアルフに恋心を持ってたわけじゃないので非常に態度が冷たく、アルフはがっかりして戻ってしまう。ここのシーンはちょっとアルフかわいそうなんだよね。
がっかりしたところに教授が本の中から登場して歌うんですが、以前は楽譜に乗せてずっと歌ってたのに、今回からはセリフとして本の名前を挙げる感じに変わりました。そこも巧みにこなす禅さんはやっぱりすごい。
そしてアルフとヘルベルトの出会いの場面ww。植原ヘルちゃんの、なんとも艶めかしく可愛らしいことよ!乙女な感じで風呂のへりに座ってる姿に萌えてしまったww。アルフと接しているうちにどんどんテンションが上がって食いつきたくなっちゃうヘルちゃん。徐々にヴァンパイア化していく様が面白い。
間一髪で客席通路に逃げ出した東アルフ、「泊まるって言われたけど僕が泊まらせてもらってる立場なんだよな!?」みたいに冷静に振り返ってたのがまた笑えたww。何気に余裕あるじゃないかw。
そしてアルフをすごい勢いで追いかけまわす植原ヘルの動きが素晴らしい。特に片手側転がすごくきれいで見惚れてしまうww。
そして今まさに食われようとなったところで教授が助けに来て、持っていた傘を十字架型に変形させる。これも新しいですね。以前は確か指十字で退散させてたしww。さらにその十字架を傘に戻す時の仕草もなんか面白かった。ちなみに今回逃げていくときのヘルちゃんの断末魔は「パパぁーーー!!」だった(帝劇ではアルちゃんまたねー、だったと思う 笑)。
もう一つ大きく変わったのが、屋上に出た教授とアルフが伯爵と遭遇する場面。ここも以前までのクレーン登場ではなくなり、一つ幕をかけた向こう側に教授の姿が浮かび上がるといった演出になってました。体が半分見えない状態なので、なんか、満月に教授が映し出されてるような錯覚が(笑)。
アルフを誘惑する歌のシーンでは伯爵の姿は消えていて、歌声だけが劇場のスピーカーのいろんな場所から流れてくるって感じになってます。まぁ、これもありだとは思うんだけど、インパクトとしては以前のバサーーって黒い羽広げて突然現れるほうが印象に残る気がするなぁ。
♪永遠♪のシーンは何回聴いても「水戸黄門のテーマ曲」が最初に浮かんじゃうww。あのリズムがまさにそれなのでね(以前、公式さんもそれ認めてたしww)。大勢のヴァンパイアが踊り歌うこの場面はとても迫力があります。客席降りもあるので、こういう時は通路側に座ってるとなお一層楽しめる。以前はお客さん襲うヴァンパイアさんもけっこういたんだけど、この日は皆素直に扉のほうへ一目散だったww。
伯爵の孤独な心情が吐露される♪抑えがたい欲望♪は壮大で美しいナンバー。これまで好きになってきた娘をことごとく失ってきたことへの哀愁が漂っていて、聞いてるとすごく切なくなる。さらにグッとくるのが伯爵の後ろで踊る化身。佐藤洋介さんの繊細で壊れてしまいそうなダンスは圧巻の一言。ここは伯爵の歌と一緒に見てほしい場面の一つです。
最後のほう、「われらの支配者」と歌うところでいったん曲が終わったようになるのでここで拍手がチラホラ起こることが多いのですが、この日のお客さんはちゃんと静寂を保っていてその先につづく祐一郎さんの歌声がとても自然に聞こえてきました。すごくいい雰囲気だった。
その後舞踏会へ潜入しようとする教授とアルフですが、隠れ方が雑(笑)。クコちゃん、なんで気づかないんだーーって思っちゃうくらいだったww。しかも傘広げて隠れてたらますますバレちゃいそうなもんなのにねぇ。そのあたりの滑稽さが面白い。
そして♪舞踏の間♪のシーンへ移るわけですが、飢えてるヴァンパイアたちを前に伯爵が「それだけで満足か!?」と挑発するナンバーがこれまためっちゃカッコイイ!!あの旋律、ほんとゾクゾク来ます。
そしてドレスを着たサラが現れて伯爵がガブリといくわけですが、牙の付け外しのところはほんとに巧く隠すようにしてますねぇ(笑)。以前までは角度によってはこっそり付け外しするの見えちゃってたからねww。でも見えなくなったのはちょっと寂しいかも。
噛まれたサラは何ともならず普通にダンスを踊っていたことから、教授とアルフは彼女を連れだして逃げようとしますが、鏡の前にきたときに自分たちが変装してることがバレて伯爵たちに「ディナーの時間だ」と食われそうになっちゃう。それを蝋燭を十字架に見立てたことでうまく逃げるわけですが、ここも客席から逃げていくので通路席に座っているとけっこうお得。
この十字架に触ったヘルちゃんが感電したようになって暗転するのが個人的には結構好きw。
で、この作品の一番の悲劇シーンだと思ってるのがクコちゃんの場面。そりゃないよーーーって毎回思って切なくなっちゃうねぇ、あそこは。
何とか逃げ延びた三人でしたが、教授がアルフとサラを見て「後は若いもんでイチャイチャしろや」みたいに目を逸らして自分の研究結果のメモに没頭w。その間にアルフがサラに…ってことになって状況一転してるわけだけど教授は全く気付いてない。このあたりの違和感が面白い。
そしてフィナーレ!!ただただ最高!!!TDV大好きっ!!!って改めて実感しました。
ちなみに最後の最後にデッカイ教授の垂れ幕が出てくるんですが、曲が終わる寸前に教授から伯爵になる仕組みになっててこれがすごくいいなと。でもこの日は教授の残像があって眼鏡をかけた伯爵が大写しになってた(笑)。帝劇の時は奇麗に変わってた気がするからちょっとしたアクシデント?
クコール劇場
この日のクコちゃん劇場は、お掃除が終わるころに人材センターから電話がかかってくるという設定w。すると「昨年の今頃は大阪でヘアデザイナーやって、そのあとは宿屋の主人やって、別の場所ではスペインに行ってました」と2019年の大阪での活動歴を報告(笑)。
これって、クコール演じてる駒田一さんの大阪での舞台出演歴なんですよねww。ヘアドレッサーは「マリー・アントワネット」、宿屋の主人は「レ・ミゼラブル」、そしてスペインは「ラ・マンチャの男」かと思われますw。
さらに「ほかに何か仕事ないですかねぇ」と相談するクコちゃん。すると帰ってきたらしき答えが…7月に、大阪で、ベトナムのお話、と(笑)。「それって、アメリカ行けるんでしょうか?あ、無理…」とガックリ来るっていう小ネタまでwww。
はいこれ、言うまでもなく、「ミス・サイゴン」ですね!駒田さんはエンジニア役での出演が決まっています。すごく楽しみ!!
と思ってたら、最後に♪なんだ、この香り、OH!アメリカンドリーム♪と、ミスサイゴンの代表曲の一つでもある♪アメリカンドリーム♪を一節朗々と歌ってくれました!!
なんか、クコちゃんの格好で観るエンジニアっていう…すごくレアなものを見てしまった感じ(笑)。これ見たら、駒田エンジニア観に行きたくなっちゃったよ!
キャスト感想は次のページにて。