こちらは 前記事(タイタニック第1幕記事)の続きになります。
あまりに長文になってしまったので2つに記事を分けてます(すみません 汗)。
2018.10.22マチネ・大千穐楽公演(2幕) in シアタードラマシティ(大阪)
キャスト・演出など
- アンドリュース:加藤和樹
- イスメイ:石川禅
- バレット:藤岡正明
- エッチス:戸井勝海
- エドガー・ビーン:栗原英雄
- アリス・ビーン:霧矢大夢
- キャロライン・ネビル:菊地美香
- チャールズ・クラーク:相葉裕樹
- マードック:津田英佑
- ジム・ファレル:渡辺大輔
- ブライド:上口耕平
- ライトーラー:小野田龍之介
- ハートリー:木内健人
- ベルボーイ:百名ヒロキ
- フリート:吉田広大
- ケイト・マクゴーワン:小南満佑子
- ケイト・マーフィー:屋比久知奈
- ケイト・ムリンズ:豊原江理佳
- 給仕:須藤香菜
- アイダ・ストラウス:安寿ミラ
- イシドール・ストラウス:佐山陽規
- スミス船長:鈴木壮麻
- [演出] トム・サザーランド
- [脚本] ピーター・ストーン
- [作詞・作曲] モーリー・イェストン
※あらすじと概要に関しては、以下の前公演記事を参照してください。
第二幕
起きて、起きて
氷山にぶつかった後から二幕が始まって、ここからラストまで緊迫感が続いていきます。
ぶつかった時間帯が遅い時間だったことからほとんどの客は眠りについている状況なので、給仕のエッチスやベルボーイは必死に起こそうと声を上げる。
この時の「起きて、起きて!」っていうナンバーが不穏な空気を感じさせながらも実に軽快でどこかちょっと面白いのが印象的です。これ、初演の時には「Wake up! Wake up!」って英語で歌ってたのであまり妙な気持ちにならなかったんですけど、日本語にして連呼するとなんだかちょっと違和感があってちょっと面白く聞こえちゃうんですよね。
1等や2等客室の人たちは何が起こっているのか分からないので急に船が止まったことに不安を募らせていますが、アリスとエドガーはけっこう軽くとらえているのが印象的。あんなにアリスが上流階級に憧れているのに苦い思いを抱いていたはずのエドガーも
「1等のサロンに行けるなんてチャンスだぞ!」
とアリスを焚きつけちゃったりしてるww。それに対してアリスは「お化粧してこなきゃ!」とテンション上がりまくり。「化粧している間に修理が終わってしまうぞ!」っていうエドガーのセリフには笑ったw。なんだかこのカップルの暢気さにここの場面は救われるような感じだったな。
そんな乗客に対してブリッジのほうは緊迫感がどんどん増していく。
ここで特に印象深いのがマードックです。氷山にかすったことで船の状況が悪くなっていくことを感じた彼は、自分の責任だと思い込んで身動きが取れなくなってしまう。
いくらスミス船長に呼びかけられても呆然とするだけでその声が耳に入ってこない。「この船はもう止まっているんだぞ!」と怒鳴られて初めてしがみついていた手すりをハッとしたように話す場面は見ていて胸がキューっと痛くなりました。緊急事態に冷静に対応できない性格がここで出てしまったのがなんとも痛々しくてすごい感情移入してしまった…。
そんなマードックの代わりにテキパキと対応していたのがライトーラーです。彼のほうが船長になる素質があるような気がするワンシーンでもありました。
さらに緊迫度が増していたのは三等客です。彼らは船の底辺にいたので一番衝撃を肌で感じている。しかし、その場で待機と言われて閉じ込められてしまうんですよね…。当時の階級社会が顕著に出ている場面でもあって胸が痛みました。
そして船内の様子を点検したアンドリュースは、ついにタイタニックが確実に沈没するという決断を下すことになるわけで…。イスメイはあまりのショックに「ありえない!」と叫んで動揺してしまう。
寝巻の姿でグランドサロン~我らに船を
1等と2等の乗客たちはそこまで事態がひっ迫しているとは気づいておらず、サロンに集まって不平不満を漏らしています。それに必死に対応しているエッチスたちが本当に気の毒な状況なんですけど、ちょっと笑ってしまうのが、1等のワイドナー。
ひたすら「嫌だ、嫌だ、あー嫌だ!」って歌うんですよね。
この低音で「嫌」を連呼してるのが、なんか、妙におかしいw。これ、英語だったらそんな違和感なかったかもしれないけど、日本語にしてしまうとちょっとクスッとなってしまうww。
個人的には、上口くんと藤岡くんの圧を感じさせる文句がなんかカッコいいなって思いながら見ちゃったんですが、広大くん演じるワイドナーの「嫌だ」連呼も可愛くて好きでしたw。
もうひとつ面白いのが、アリスたちが現れた時のエッチスの反応。
「あーーー、来たぞ、2等客!!」
って歌うんですけど、これはアリス限定で言ってる気がしてならなくて思わずプってなりそうになったw。エッチスさんはここまでアリスに振り回されっぱなしでしたからね。
そんなことはまったく気にしてないアリスとエドガーはひたすらマイペース。エドガーの「無名なのはおまえ(アリス)だけだね」っていうツッコミが毎回愛があって可愛くて好きだったなぁ。栗原さんの演じたエドガーはいろんな表情を見せながらもアリスに対する愛情だけはブレてなかった。
この場面で最も印象的なのが、騒ぎが最高潮になった後の静寂です。
サロンは文句言いまくる1等客と、はしゃぐアリス夫婦や不安を感じるキャロラインたちで錯乱状態に陥るんですが、いよいよ船の状況が悪くなってきて電源が落ち一瞬部屋が暗くなるシーンがあります。この一時の静寂がものすごく不安を掻き立てるような演出になっていて…毎回見るたびに心拍数が上がる思いがしました。
たしか栗さんだったかな…キリスト教の「黙示録」のようなシーンって言ってたの。まさにそれだなって思いながら見てました。
この出来事で、それまで船が止まっていることや起こされたことに不満を垂れて救命胴衣を着けなかった人たちが顔面蒼白になりながら指示に従うシーンがとても印象的でした。
アリスとエドガーも事態が自分たちが思っているよりも悪いって勘づくんですよね…。
3等客は閉じ込められた状況にいるのでもっと悪い環境にいて…。そこにバレットが通りかかって本当に良かったよ…。彼が通信室にこっそり行ったことがここの場面で生きてくる演出にはハッとさせられるものがありました。
諍い
救命ボートが足りないということで、アンドリュースとスミスの関係にも徐々に亀裂が入っていく。
誰を優先するかで混乱する中、アンドリュースはスミスが1等客の女性と子供からの救出を指示したことに抗議しますが、それに対するスミス船長のセリフが実に印象的でした。
「神はすでに1等客の命を優先している。彼らは救命ボートに一番近い場所にいるのだから」
このセリフにはなんか、言いようのない衝撃を受けましたね…。でもそれが現実だった。そうさせてしまった責任はアンドリュースにもあるというのがまたなんとも辛いところです。周囲の圧力に負けてそのように設計してしまったわけですからね…。
そして救助の状況を確かめるためにスミスとアンドリュースは通信室へ向かう。必死に救助要請の電報を打つブライドを囲み、あとからやってきたイスメイを交えた激しい口論が繰り広げられるシーンはこの作品の中でも核になると思って毎回見てました。
これ、ブライドが一番気の毒なんですよね…ほんとに。あれじゃ仕事にならない。
以前、トークショーの時に稽古で白熱した場面と壮麻さんが話していたのがここです。
どうにか助かる道はあると信じ込もうとしていたものの、どうにもならないことを告げられたイスメイはアンドリュースやスミスに責任を擦り付けようとする。
自分の責任を棚に上げて一方的に責め続けるイスメイに我慢がならなくなったアンドリュースは「あなたがスピードにこだわり船長を煽ったのが原因だ」と激しくなじる。
それに対してイスメイも負けてなくて「安全な船を設計しなかったのはお前だろう」と責め立ててくる。
3人が3人に対して溜まりに溜まった感情をぶつけあったあと、アンドリュースとスミスはふと自分に立ち戻って責任を受け止めようとする場面がすごく切なかった…。
スミスは「私が船長だ」と歌い、アンドリュースは「私の船」と歌う。ここが本当に物悲しくて見るたびに涙していました…。
救命ボート~また明日、きっと
乗客たちが救命ボートに乗り込む場面は、涙なくしては見れません!!初演のころよりも簡潔に描かれていますが、その分、人々の想いが鮮明に見えてくるような気がして…泣けてなけて仕方なかったですよ。
あと、演出としては、航海士たちが女性客たちを抱きかかえながら船に乗せるという芝居が入っていたのがすごい臨場感があったな…。そこに救命ボートのセットがあるわけではないのに、必死に船に乗り込んでいる様子が見えてくるんですよ。それだけになおさら胸が痛んだ…。
父親や夫と断腸の思いで別れ船に乗り込む1等の女性たち。
この手を放さないでと言っていたのに、キャロラインの将来を考えて彼女を先にボートに乗せたチャールズ。
必死に救命ボートのところにたどり着いた3等客たちは、何とか乗り込むことができた。ジムは最初乗り込まなかったけど、船の漕ぎ手が必要ということになって乗り込むことになります。
ここで泣けるのが、バレットのセリフです…。最初にこぎ手として声をかけられるのはバレットなのですが、「自分は漕げるか分からない」と告げたときにジムが「漁師だったから」手を挙げたことでその席を譲ってしまう。なぜ彼に譲ってしまったのかと聞かれたバレットは
「彼は俺の給料を払ってくれているんだ」
って、恋人への電報を胸に抱きながら叫ぶんですよ…。もう号泣…。
イシドールは妻のアイダを必死にボートに乗るよう説得をしますが、「あなたのいない世界でどうやって生きればいいの」とそれを激しく拒絶します…。これが初めてのアイダの夫に対する反乱というのが泣ける…。
さらにこの夫婦は、船に乗るように言われたときに「若い人たちが先だ」って譲ってるんですよね…。もう、この夫婦のすべてが泣けます。
そして、アリスとエドガー。
エドガーはアリスを先に船に乗せようとしますが、一度は船に乗り込もうとしたアリスは、もしかしたらこれが夫と会える最後の機会なのかもしれないと感じて一度戻るんですよ…。「今まで本当にごめんなさい」と泣きながら謝るアリスをエドガーはしっかりと優しく笑顔で抱きしめるんです…。これが泣かずにいられようか!!!号泣しましたよ、ほんと。
印象的なのは、救命ボートがまさに海に降りようとするときにイスメイがその真ん中に座り込んだ場面です。姿が見えなかった彼が、救命ボートの真ん中に姿を現した瞬間は本当にハッとさせられる…。
あの演出がすごくセンセーショナルで何とも言えない気持ちになりました。
救命ボートに乗り込めた人たちは客席通路に降りて、舞台の上にいる船に残った人たちを見つめている。この時のそれぞれの人々の表情がまたさらに涙を誘うんですよ…。
特に、栗さん演じたエドガーの表情が・・・思い出しても涙が出る!!!妻のアリスに、マイクに乗らない声で「愛してる」って言いながら、ものすごい優しい笑顔で手を振ってるんです。今生の別れかもしれないって感じてるはずなのに、まるで「またあとでね」って言ってるかのように優しくて暖かい笑顔だった…。
もーーーーーー、泣きました、ほんと・・・!!!!
「明日また会えると夢見て」と歌っていたのが、最後には「明日がもう来ないのかもしれない」というニュアンスの歌詞に変化するのも泣けるんですよね…。ここはもう、本当にすべてが泣きどころでした。
そして最後の救命ボートが出た後、タイタニックに残された人たちはすべてが終わったかのような、ホッとしたような、何とも言えない感情でいたのがまた印象的でした…。エドガーたちはこの時点では死を受け入れているかのように見えます。
ちなみに、初演のころは残された客同士でトランプしたりしながらその時が来るのを待つ、みたいな場面があったと思うのですが、再演ではそれがなくなっていましたね。
船長になるということは
ベルボーイが船長に救命ボートがすべて出たことを報告に来る場面も泣けます‥‥。「君は溌溂としているな、名前は?」と声を掛けられたベルボーイは”エドワードだ”と答える。
最後に彼の名前が出るところがまたドラマチックなんですよね…。なぜなら、スミス船長の名前も”エドワード”だったから…。タイタニック船員の一番上の立場の人間と、一番下の立場の人間の名前が同じであるところに、奇妙な運命を感じずにはいられない。同じなのは、助からない運命の一番近くにいるということ…というのがなんとも切なくて泣けるのです。
再演では名前を聞いただけで終わっていましたが、初演のころはスミスが自分の勲章をエドワードに一つつけてやるっていう演出がありました。これはちょっと生かしてほしかったような気がします。
そしてもう一人泣けるのが、マードックです。
自分の行動のせいでタイタニックが沈んでしまう運命に直面してしまったと謝罪するマードックに、スミスは「君はベストを尽くしたんだ」と慰めの言葉をかける。それに対する彼の答えが…
「私を買いかぶりすぎです、船長…」
っていうのがねぇ…、もう、本当に泣けて仕方ないです。マードックはまじめな性格だったがゆえに、最後まで自分を責め続けてしまうんですよね…。
そして、一人自室にこもり拳銃を手にする。
最初は引き金を引く覚悟ができなくて震えながらその手を下げてしまいますが、思い直した後は躊躇なく自らの命に終止符を打ちます…。この時の津田マードックの…何とも言えない表情がねぇ…。ちょっとホッとしたかのような笑みがうっすらと浮かんでたんですよ。自らの命を絶つことで重責から解放されたんだと思うと…涙が止まりませんでした(泣)。
今でも(Still)
ストラウス夫妻はタイタニックと運命を共にすることを決断し、穏やかな時間を過ごしていました。そこへ高級な酒を手にやってきたエッチスが遠慮する二人に「これを開けるのは今しかないですよ」って笑顔で告げてるのがまた悲しい…。
死を覚悟した二人は、世話をしてくれたメイドさんたちにいざというときのために自分たちの救命胴衣を彼女たちにつけてやるんですよ。この優しさが泣けてなけて仕方ない…!!
そこからの流れで歌われる♪Still♪は名曲中の名曲!!
死を前にして、改めてお互いの強い愛を確認し合う夫婦の絆には本当に泣かされました。自分たちのことだけでなく、相手への思いやりも忘れなかった素敵なカップルだったストラウス夫妻。
このあと、沈没を前にして残された人たちはパニックに陥っていくのですが、この二人だけはただ静かに時を迎えようとして動じていなかったのがとても哀しく、そして美しかったです…。
アンドリュースの予見~沈没
同じくタイタニックと運命を共にすることを受け入れたアンドリュースは、設計図を前に激しい後悔の念に襲われてしまいます。
ここで生きてくるのが、開演前から始まっていた”芝居”です。
タイタニックの設計をしている時のアンドリュースの表情は静かだけどどこか楽しそうで、よりよい船にするためにいろいろなアイディアを絞り出して図面にその想いを取り入れていっていたように見えたんです。この時のアンドリュースには希望があったように思えたんですよ。
それだけに、沈没を前にしたときに再びその設計図を眺めながら「なぜこのように設計できなかったんだ!!」と狂ったように線を引きまくる姿がもう…辛すぎて見ていられなかった。
喜びと希望を夢に見ながら描いた設計図が、悲劇の設計図へと変わってしまったことを自覚したアンドリュース…。どんなに胸引き裂かれる想いだっただろうと…。
そして我に返った時、船は海の底へと徐々に傾いていく。
愛する人を見送った乗客たちも、いざ目の前に危機が迫ったら…”生”への執着が生まれたのか、一縷の望みをかけて必死にSOSを打ち続ける通信室へ押しかけて叫んでいました…。
この彼らの最後の行動が本当に切なくて悲しくてねぇ…。そんなに簡単に人は死を受け入れられるものではないんだっていうのを見せつけられてる気がして涙しました。
アンドリュースは、事態を受け入れたのか受け入れられなかったのか分からないような錯乱状態のままタイタニックと運命を共にしていきます。
そこは、一部の手すりが斜めに下がっていくことで表現。高い位置から滑り落ちそうになるのを必死にこらえてる和樹くん演じるアンドリュースに毎回胸痛めておりました…。
ちなみに、初演のころは舞台中央にすごい装置があって、船の船主セットそのものがグーーーっとせりあがって行って柱も斜めになったりしてたんですよね。めっちゃ迫力あって…。でも、そのセットのせいで公演できる劇場が限られてたんだよな。
沈没したとき、タイタニックと運命をともにいた人々と、カルパチア号に救助された人々が舞台上で静かに入れ替わる演出がとても印象深かったです。
亡くなった人たちは、生き残った人たちに少し笑顔で立ち位置を譲ってた…。まるで、その先の未来を託すように…。
そのタイミングで舞台上から実際にタイタニック号の犠牲になった人たちの名前が刻まれた幕が降りてくる。その名前の前で、生き残った人たちはそれぞれの胸の内に秘めた思いを告白していきます。特にイスメイが「そこに席があったから乗ったんだ。どうせ誰も乗らなかった」って語ってたのが特に印象的でしたね。
彼らの告白を、犠牲者の幕の後ろで亡くなった立場の人たちが静かに聞き入っているのも印象に残りました。
哀しくも美しいクライマックスシーンでした…。
フィナーレ
ラストシーンはもう…嗚咽に近いくらい泣いた…!!もう、声を出さないようにするのでいっぱいいっぱい。
最後に歌われるのが、物語の一番最初に歌われていたナンバーになるんですよ。原点回帰というか…。だけど最初と状況が全く違うわけで、切なくて切なくて仕方がない。
船の上の部分には生き残った人たちが、その下には犠牲になった人たちがいる。
歌っている瞬間、彼らの魂は一つになっていたんだろうなって思えるんだけど…正直なところ、そんな冷静に考えられる状況じゃないくらい泣いちゃうんですよね、このラストは毎回。
初演のころは、本当に一番最初のシーンに戻るような演出になっていたのですが、トム演出版になってからは生と死の境目が見えるような感じに描かれているんですよね。
3年前に初めてそれを目の当たりにしたときは衝撃受けて…涙が止まらなかったんですが、今回の再演も本当に号泣しまくりました。
これでもうまたしばらくタイタニックとお別れになるんだなぁと思ったら、楽はいろんな感情が入り混じってしまってねぇ…。改めて、自分はこの作品が本当に好きなんだということを思い知らされたような気がします。
後述
カーテンコールでは舞台袖のオーケストラさんも全員登場。あの厚みのある美しく素晴らしい音楽を、こんな少ない人数で奏でていたのかと思うと本当に驚きます。
恥ずかしがってなかなか舞台中央のほうへ来なかった指揮者さんたちの手を引いて真ん中へ誘導していたのは栗原さんでした。こういうところの心配りは素敵でさすがだなと思いました。
何度かカーテンコールがあって、劇場もスタンディングに包まれる中、大千穐楽ということもあり主演の加藤和樹くんから挨拶がありました。
「本当はキャスト全員にコメントもらいたいんですけど時間がないようなので僕が代表して」
って最初にコメントしたときに、横に並んでた津田さんが時計指しながら「そうそう」みたいなリアクションしてたのが面白かったなw。
和樹くんの楽の挨拶はだいたい以下のような感じ。
「素晴らしいスタッフとキャストに恵まれた作品で充実した毎日でした。劇場に足を運んでくださったお客様にも感謝します。この作品はひとまずこれで終わってしまいますが、それぞれの航海を経てまた再び会えることを願っています。本日はありがとうございました」
この挨拶をし終わった和樹くんに、壮麻さんと禅さんが「グッジョブ!!」みたいなリアクションしてツンツンつついてたのがなんか可愛かったw。あの東京の時のトークショーを思い出しちゃったよ。
こうして、ミュージカル「タイタニック」2018は最後の航海を終えました。
正直、寂しいです!!!もっと見ていたかった…!今回は上演回数も少なかったんですよね。タイタニックコンサートとか…せめてCDとか出してくれないかなぁ。出たら毎日泣いてそうだけどw。
そういえば、千穐楽のあとに、タイタニック2号計画のニュースが流れたのには驚きました。同じ航路を行くのだとか。その時は安全第一でお願いしたいです。
また近いうちに必ず再演してほしいです。トムさん、また来日して素敵な作品魅せてください。そしてタイタニックカンパニーにまた会いたいです。
どの辺りからタイタニックの
勇姿をご覧下さいましたか。この作品にお心を傾けて
下さいました全ての方々に
厚く感謝申し上げ上げます。皆さま、本当に
どうもありがとうございました。#ミュージカルタイタニック#鈴木壮麻 pic.twitter.com/f7r1gyTBmy— 鈴木壮麻 公式 アカウント Soma Suzuki ・舞台「BACKBEAT」 (@somaparu) October 23, 2018
戸井さんと栗原さんの渋いコンビも最高でした!!
素晴らしい公演を、本当にありがとうございました。