海宝直人コンサート『アテンションプリーズ!2』東京公演感想 2024年2月5日マチネ・ソワレ 石丸幹二さんゲスト

2幕

冒頭の大人なナンバー、こちらもリアルタイムでは名前が分からず(汗)。後から、フランク・シナトラの名曲だということを知りました。ホント、すごい歌手だよ、海宝直人!

このあと2幕の趣向(コンサートとトーク形式)についての紹介とライトの使い方wの紹介があり、アシスタントMCの堀川絵美さんも呼ばれいよいよスペシャルゲスト・石丸幹二さんの登場となりました!!マチネもソワレも拍手音が半端なかった!!海宝くんと石丸さんの和やかなトークについては軽く後ほどレポします。

『ノートルダムの鐘』

♪ 天使が僕に♪(映画版)♪サムデイ♪(舞台版)

海宝くんと石丸さんとくれば…『ノートルダム~』は欠かせないと思っていましたので、キターーー!!!とテンション爆爆上がりでした、本当に。予想だと♪僕の願い♪(←舞台版は♪陽ざしのなかへ♪)かなと思ったのですが、石丸さん曰く「ほかで歌ったことがないナンバーを選んでみました」とのことで♪天使が僕に♪(映画版)の選曲になったそうです。

石丸さんが歌うカジモドのナンバーは、本当にどれを聞いても涙が出ますよ(泣)。心底カジを愛しんで歌っているのだなというのがひしひしと伝わってきて、見る者の心を打つ。最後の「天使が僕に微笑みをくれた」のフレーズのところの表情とか、心震えまくってボロ泣きしてしまった。

そして続いて♪いつか♪(舞台版)の流れになったのですが、石丸さんが最初のパートを歌った後にすごく優しい温かい視線を海宝くんに送っていたのがとても感動的でした。「あの少年がこんな立派な役者になって…」と言っているかのような感慨深い表情をされていたんですよね。その光景見てまたさらに涙腺を刺激されてしまった私です(泣)。

デュエットの後に再びMCで登場したえみみさん、マチネもソワレもガチで涙拭ってました。あの気持ち、よぉーーーく分かるよっ!!!あれは泣いちゃいますよね、本当に。

♪A列車で行こう♪

ゲストコーナー終了後は”海宝直人のチャレンジコーナー”ということで、衣装を着替えた海宝くんが航路にちなんだ歌をチャレンジするといった企画がありました。私が見に行ったときは”アメリカ”ということでジャズに挑戦ということで。一緒に歌う本物のジャズシンガーのEmaさんと本当に楽しそうにノリノリで歌っていた姿に癒されました。どんな歌でも聴き応えあるものとして歌えちゃうのが本当に凄い。

Emaさんは現在ジャズシンガーが本業とのことですが、かつて『ライオンキング』初演でヤングナラを演じていたことがあるのだそう!あの当時、海宝くんと一緒に舞台に立ってたんですね~。

ちなみに、ジャズコーナーの最初にえみみさんによる”ムチャブリ”というのが恒例になってるようでw。思いついた楽曲をジャズ調にして歌ってほしいとEmaさんにリクエストするというかなり難易度の高いやつ。私が見た日は、マチネが『セーラームーン』の♪ムーンライト伝説♪でソワレが『となりのトトロ』の♪となりのトトロ♪でした。
「本当に即興なのか!?」と思ってしまうほどEmaさんの歌とそれに合わせたバンドメンバーが見事すぎてビックリ!アメリカ航路中は全部違う曲だったらしい。プロって本当に凄いなぁと感動してしまった。

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ディズニーメドレー

最初の数曲を海宝くんがソロで歌って、そのあとはクルーの皆さんが様々なディズニーの名曲を怒涛のように歌いまくり盛り上げるといった感じでした。ここで例のペンライトが大活躍します(笑)。もう本当に”どれがどの作品??”と混乱してしまうくらい(っていうか、もはや半分分からない状態だったけど 汗)ものすごい多くの楽曲が登場。それを全速力でパフォーマンスしながら歌いまくっていたクルーの皆さん、最高でした!!石丸さんも感心してたけど、本当にハイレベルな役者さん揃いの素晴らしいメンバーだなと思いました。

個人的に「知ってる」と思ったのが、♪プーさんのテーマ曲♪と、♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス♪(メリーポピンズの名曲、通称スパカリ)と、♪ビビデバビデブー♪(シンデレラ)だったかな。このあたりは有名なのですぐに分かりましたw。ディズニー作品、実はそんなに多く見たことがないのでこのくらいしかピンと来ず申し訳ない(汗)。

『リトル・マーメイド』(実写映画版)

♪まだ見ぬ世界へ♪

最初マチネで聴いた時には曲名が分からなかったのですが、終わった後調べて実写映画の『リトル・マーメイド』からのナンバーだと知りました。映画行こうか迷ってるうちに上映終わってしまって結局見れずじまいだったんですよね(汗)。
今回初めて生の海宝くんの歌を聞いて、その旋律の美しさと澄んだ熱い歌声に心揺さぶられました。WOWOWなどで放送されたらチェックしようと思います(日本語版でw)。

海宝くんが歌ったエリック王子のこのナンバーは動画サイトに掲載されていたのでぜひチェックしてみてください(ミュージカル舞台では歌われない新曲)。

『RENT』

♪Finale B♪

「RENT」のなかでも特に私が号泣するナンバーがラスト2に出てきて大感激!!この作品について海宝くんは「いつも力をくれる大切な作品」って言ってたかな。私は彼がアンサンブルとしてこの作品に出演した時期に一番通って観ていたので(賀来賢人くんがマーク、中村倫也くんがロジャー)非常に感慨深いものがありました。
いつか海宝くんのマークを見てみたいです。ハマると思うんだよなぁ。あとエンジェルもいいかも!あの澄んだ美しい歌声でエンジェルナンバー聴いてみたい。ロジャーもすごく繊細そうな雰囲気で演じてくれそうだし・・・なんだか色々夢が広がってしまった。

『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』

♪ベートーベン・デー♪

今回のコンサートの直前まで出演していたミュージカル『ベートーヴェン』にちなんでこのナンバーを選曲したとのこと。私は「きみはいい人~」は初演の市村さんバージョンしか見たことがないので殆ど覚えていないのですが(汗)、このナンバーを聴いたらなんだか当時のことが蘇ってきました。いつか海宝くんスヌーピーが実現したら観に行きたいかも!と期待が膨らむひと時でした。めっちゃ可愛くて萌えそうw。

-アンコールー

『ジャージーボーイズ』

♪December '63♪

アンコールはけっこうすぐに始まったのでw、これが本当のラストといった感じでしたね。「もしよかったら皆さん立ってお願いしまーす!」とテンション高い海宝くんの一声に、会場オールスタンディングでライト振りながらめっちゃ盛り上がりました!!やっぱJBのこのナンバー、いいよねぇ!!最高のアンコールでした。

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ちょこっとトークレポ(石丸さんトーク)

1幕はショー仕立てになっていたので殆どトークらしいトークはなかったのですが、2幕はけっこう面白い話題もあったので、簡単に思い出したものを挙げてみたいと思います。

石丸さんを紹介する前の海宝くん、かなり緊張していたように見えたかも。特にマチネは心臓の音が聴こえてきそうなくらいのドキドキ感が伝わってきて(えみみさんは息止まりそうになってたw)、海宝くんにとって石丸さんはとても大きな存在なんだなって思いました。トーク中は「幹二さん」「直人」って感じで呼び合ってましたね。

石丸さんが行ってみたい外国は「マチュピチュ」だそうです(言い方がめっちゃ可愛かったww)。印象に残ってる場所は中国の「万里の長城」。入場料金で多少トラブルあったようですが(〇〇られたって言ってたの笑ったww)、あの光景は本当に素晴らしく今でも忘れられないとのこと。

昨年の石丸さん多忙時期についてもコメントありましたね。あの当時「ハリポタ」と「ジキハイ」を同時進行で(しかもジキハイは地方公演もありましたから)演じるというとんでもないことを実現させてしまわれて(石丸幹二複数説があったほどw)。そのようなスケジュールになったのは、ハリポタのオーディション結果が出るのが遅かったことが原因にあったというのは後から知ったのですが、それにしても、あまりにもハードすぎる働きっぷりに「石丸さん、生き急いでるのでは…」と本気で心配してしまったものでした。
このことに関しては、当時周りから「なんてことをしてくれたんだ」とけっこう叱られたのだとか。「前例を作ってくれるな」っていうことだったようで(汗)。いや、もう本当ですよ~。石丸さんは「命がけで、死ぬ気でやればなんとかやれるもんだなと思った」と苦笑いされていましたが(汗)、今後はあまり無理しなスケジュール組んでほしいなと思いました。

バラエティ番組「バナナサンド」のコーラス隊で出演した時のエピソードもありましたね(えみみさん質問)。ちょっとした種明かしもしつつ「あれも命がけで歌ってます」と笑ってた石丸さんが可愛かったww。とにかく本気で失敗させようと全力投球で歌ってるそうです。
ちなみにあの恰好は「ドリフ」をオマージュしてのものなんだとか。なるほどね~。「今度は直人もぜひ出演してよ」ってニコニコ誘ってた石丸さん。それも見てみたいぞ!

色々な楽器を演奏する石丸さんですが、最初に始めたピアノは嫌々だったとのことで「ほんっとに嫌いだったんです」とかなり力説されてました(笑)。なので、まだコンサートなどで弾き語りをしたことはないそうです。

『ノートルダムの鐘』繋がりの話題の中で、カジモドについて「ディズニー作品のなかで唯一ヒロインと結ばれない役なので可哀そうだなぁって」としみじみ語ってた石丸さん。あのアニメ映画の吹き替えをしたのはミュージカル『美女と野獣』でビースト役に入る直前だったと。海宝カジモドは実際に舞台を観に行ったことがあるとのことで「直人のカジモド、ほんっとに素晴らしかったですよ!!」と大絶賛でした。海宝くん、めっちゃ嬉しそうな顔してたな。
実際に一緒にハーモニーを歌った感触は「とても相性が合うと思ったしめっちゃ気持ちが良かったです」と石丸さん。ノートルダムのナンバーにかけて「まだ共演したことが一度もないので”いつか”一緒に舞台に立ちたい」と熱くリクエストされてたのが印象深かったです。絶対実現させてほしい!!

ソワレだったかな。えみみさんが「半沢直樹の浅野支店長役がめっちゃ好きだったんです」って告白したら「あの当時は僕を見かけた人たちが舌打ちしてきたのでもう悪役はやめようと思ったんですよ」と苦笑いしてた石丸さん(実際にはその後もちょいちょい悪役してますけどねw)。
すると、「もっと悪も見たいです~」というえみみさんに面と向かって「じゃぁ、あなたの前だけで」とに~っこり。思わぬ一言に動揺が隠せずしばらく混乱状態だった堀川絵美さんがめっちゃ可愛かったですw。あんなん間近で浴びたら、えみみさんじゃなくても顔から煙吹きだすよww!!!

石丸さん関係以外のコメントで面白かったのは、海宝くんがジャズシンガーのことを「ジャジー」から「ジャジスト」に変化させてたことかなww。「楽器によって呼び方変わるけど、ジャズの人はどう呼んでいいか分からない」と模索しまくってたのが可愛かった(笑)。ソワレは「ジャジスト」で統一されてましたw。

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あとがき

カーテンコール、マチネではクルーの皆さんの一言挨拶もありましたがソワレは大雪のことも考えてか紹介のみということになっていました。でもその代わりWカーテンコールしてくれて、最後には石丸さんも一緒に登場してくれて嬉しかったな。

今回のコンサート、最初から最後まで本当に盛りだくさんで極上の歌とダンスを堪能させてもらいました。何より良いなと思ったのは、クルーの皆さんのパフォーマンスも存分に魅せるシーンがあったことです。海宝くんがカンパニーを大事に想ってる気持ちが伝わってくるようでした。そして何より、石丸さんと海宝くんのコラボが最高すぎました!!マチソワ確保しておいて正解。近い将来、本当に二人が共演する舞台を実現させてほしいなと思います。

本当に楽しかったです!!カンパニーの皆さん、石丸さん、ありがとうございました!!

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