曲目感想
当日のセットリストは以下の通り(写真はクリックすると大きくなります)。
以下、印象に残ったナンバー、トークなど書いてみようと思います。なお、メモは取っていないのでトークの内容はほとんど曖昧な感じです。あしからず(笑)。
※下の感想には書いてない楽曲も素晴らしかったです。『フランケンシュタイン』の和樹くんとアッキーの入れ替わりナンバー披露も印象深かった!
1幕
『The Wiz』♪Ease On Down the Road♪ 全員
オープニング曲は華やかなロックポップなナンバー!『The Wiz』は見たことないのですが、曲は聴いたことがあったので思わず体が動いてしまいそうになるほどテンション上がりましたw。
そして何より、のっけから和樹くんのテンションが高く超ノリノリで…もう、見てるだけで眼福といいますか、釘付け(笑)。ノッてる和樹くんはとにかくカッコいい!!!あと、右近くんが独特な動きでノリノリだったのも可愛かったですw。
最初のナンバーが終わった後に挨拶があったのですが、「僕が司会ってわけじゃないんですけど」と言いつつ率先して司会の役目を買って出てる感じのアッキーが男前でした!でもちょっと最初噛んでしまってコソっと和樹くんがフォロー入れてましたけどね(笑)。こういう気が利くところも和樹くんはカッコいい。
自己紹介した後「神戸の魅力は?」ってことになって。
和樹くんは「街の雰囲気と人が熱いのが好き」ってコメントしてましたね。普段はライブ会場ばかりなのでホールで歌えることが嬉しいとも言ってたかな。小柳さんは「神戸牛」と簡潔(笑)。ちなみに塩で食べるってコメントしてたら和樹くんが「ツウだ!」と唸っておりましたww。右近くんは「神戸で歌舞伎で来ることはあまりなくて」と苦笑い。それゆえにコンサートで参加できてうれしいとコメントしてました。
ちなみに小柳さんは「The Wiz」にグリンダ役で出演したことがあるそうですが、演技がとても大変だったとコメントしてました。歌を生業にしている人にとってお芝居するって難しいんだろうなと思いました。アッキーも最初はミュージシャンとしてのスタートだったので大いに共感して話が盛り上がってました(デビューも2年違いくらいらしい)。
『レ・ミゼラブル』♪星よ♪ 加藤和樹
和樹くんのジャベールが聴けるなんてーーー!!朗々と歌うタイプではないけど、ジャベの雰囲気はすごく出てました。最後の声も良く伸びてたし、何よりもセクシーでほんとカッコよかった!!
この歌はコンサートで初めて歌うということで「ものすごく緊張しました」と苦笑いしてて可愛かったなぁw。「レミゼにはまだ出てないんですけど」って付け加えたらアッキーがすかさず「mee too」って答えてたのがまた笑えたww。意外とレミゼ出てない売れっ子役者多いんだよなぁ。
『モーツァルト!』♪僕こそミュージック♪ 尾上右近
すごく素直に歌ってたなぁという印象。深みのある声で「メジャーとマイナー~」のあたりからの歌声は特に癒し系っぽくてなんだか聞いていたら癒されてしまいました。どんどん感情が盛り上がっていって、「歌が好き」って気持ちが伝わってきてとてもよかったと思います。和樹くんも「役の感じが出ててよかったよ!」と絶賛してました。
この後のトークでアッキーから「どうでした?」と聞かれると「本物の前で緊張しましたが、やるからにはしっかり歌わせていただきました!」と堂々と答えてた右近くん、カッコよかったw!「歌舞伎は先輩の前で突然披露しなきゃいけないことも多いので、そのあたりの経験が生きた」みたいなコメントしてて「歌舞伎やっててよかったーー」と本音洩らしてたのが面白かったww。度胸が生きたってことね(笑)。
あと、右近くんは歌舞伎役者でもあるけど清元の家が実家ということで浄瑠璃の唄も披露してくれました!さすが良いお声!!伝統芸能やってる人って歌が上手い人が多いけど(片岡愛之助さんもすごく歌が上手いです)、こういう経験が生きてるのかなと思いました。
『天空の城ラピュタ』♪君を乗せて♪ 加藤和樹
これは意外な選曲でした!!歌声に和樹くんの優しさが沁みこんでいるみたいで、なんだか聞いてるだけで心が癒される感じがしたなぁ。彼の甘い歌声がすごくマッチしてたと思います。なんだかラピュタの大木が昇っていく姿が目に浮かんできてしまった。和樹くんの歌声をバックに映画のラストを見てみたいかも。
♪愛情♪ 小柳ゆき
これはアッキーが「ぜひ歌ってほしい」と熱烈にリクエストして実現したらしい。いやぁ、アッキー、ありがとう!!まさか、生で、小柳ゆきさんご自身の♪愛情♪を聴ける日が来るとは思わなかったよ!!サビのところではゆきさんに合わせて手を振ってみたりとコンサートさながらな雰囲気でとても盛り上がりました。そしてやっぱり、本物の歌声は最高ですね!!素晴らしいパワフルボイスで圧巻でございました。
堂本剛♪街♪ 中川晃教・加藤和樹
この曲の説明の時にアッキーが「ショックをやっていないほうの堂本さんの歌」って紹介していたのが面白くて思わず吹いちゃいましたww。独特な紹介の仕方だったな(笑)。でも、アッキー的には「歌詞と音楽を聴いた時にピンとくるものがあった」そうで選曲したそうです。
いやぁ~~、ほんと、非常に感動的なハーモニーでちょっと泣きそうになってしまった。これまでもアッキーと和樹くんの共演作品は見たことあったけど、改めてコンサートで二人のデュエットを聞いた時、こんなにも二人の歌声は相性がいいんだ!と再確認しました。高音でしっかりした歌声のアッキーに優しく穏やかな和樹くんの歌声が重なると、もう、癒し効果抜群です。本当にとても感動的な空間で劇場中が感動に包まれていました。
『ジャージーボーイズ』♪君の瞳に恋してる♪ 中川晃教
これはもう、アッキーの持ち歌みたいなものですよね。コンサートだと独特の間で歌ってますが、芯はしっかりしているので実に聴き心地よかったです。オーケストラの皆さんはアッキーの調子に合わせての演奏って感じだったのでちょっと大変そうでしたけどw。
このあと和樹くんと右近くんの二人トークタイムに入ったのですが、お互いに褒め合った後「何も出ないよ」ってパターンを繰り返してて笑いましたww。でも、最後に右近くんが和樹くんの凄いところみたいなのを語った後に「じゃぁ、なにか用意しておくよ」って返しがあって。あぁ、やっぱり和樹くんは優しさの塊の人だなぁってホッコリしちゃいました。
『RENT』♪What You Own♪ 加藤和樹・尾上右近
ここで大好きな『RENT』のナンバーが入って来るとは!!しかも、和樹くんのロジャーと右近くんのマークだなんて最高ではないですかっ!!特に和樹くんは雰囲気的にもロジャーにピッタリだと思っていたので、本当にテンションが上がりましたっ!!これが本舞台でも実現すればよかったんだけどなぁ。今の和樹くんでロジャーを見てみたいって気持ちもすごくある。
『RENT』♪Seasons of Love♪ 全員
『RENT』と言えば、やっぱりこの名曲は欠かせませんよね~。ゆきさんとアッキーがソロのところを担当していましたが、もう本当に素晴らしすぎる歌声で思わずこみあげてきてしまいました。改めてこのナンバーのすばらしさを再確認しました。
ということで、1幕はここまで。
2幕
『PIPIN』♪Magic To Do♪ 4人
2幕のオープニングを飾るにふさわしい名曲!!『PIPIN』は来日版と国内版の2つを見ていますが、サーカス的な演出もさりながら、曲が本当に魅力的なものが多かったんですよね!♪Magic~♪は本編が始まる前の導入部でリーディング・プレイヤーが歌うナンバーですが、これがめちゃめちゃカッコイイんですよ。今回、歌ウマな4人でこのナンバーを聴くことができて本当に嬉しかったしテンション上がりましたっ!
2幕からは4人とも新しい衣装での登場となったのですが、ゆきさんがけっこうスリットが大胆に入ったゴージャス衣装だったので和樹くんが歌い終わった後に「見ちゃいけないものが隣に…(御み足がが…みたいなw)」と腰が引ける発言してたのが面白くて吹きましたww。
そんな和樹くんの衣装を見たアッキーが「神戸っぽいね」みたいなことを言ったところ、「ポータワーをイメージしました」って返してた和樹くんに爆笑www。たしかに、衣装の真ん中に赤いラインが入ってたけど、まさか「ポートタワー」という言葉が出てくるとは思わなかった(笑)。
右近くんの衣装もけっこうゴージャスで「異人館風なものを意識しました」とか言って拍手を誘ってて可愛かったww。あと、自分の名前を言うたびに拍手が起こってたことにご機嫌だったのも可愛かったなww。
『PIPIN』♪Corner of the Sky♪ 中川晃教
これも名曲中の名曲だと思っているのですが、アッキーの爽やかでよく伸びる高音がめちゃめちゃこの曲にハマっていて最高に素晴らしかった!!感動で胸が震えちゃったよ~!!改めて良いナンバーだなぁと再確認しました。
そうそう、「ピピン」が日本公演を行った時は城田優くんが主演していたのですが、それを観た和樹くんは「すごく大変そうで日に日に痩せていってた」とコメント。それに対してアッキーが「ミュージカルはけっこう体力使うから痩せていっちゃうんですよねぇ」みたいに返してて、すぐさま隣にいたゆきさんにも「ですよね」みたいに振ったら・・・「ごめんなさい、私、最後の5分くらいしか登場しなくて」と申し訳なさそうにしててみんな大爆笑www、必死にフォローするアッキーと和樹くんww、なんてやり取りがありました(笑)。『Wiz』のグリンダってそんなに出番少ないのか!『ウィキッド』では主役なのにねぇ~。ますます見てみたくなった。
『ボディガード』♪I Have Nothing♪ 小柳ゆき
『ボディガード』のレイチェルの曲は、しっかり声の出る歌姫じゃないと歌いこなせないと思っているのですが、小柳ゆきさんはもう、まんまレイチェルそのもの!!って感じの圧巻の歌声でしたね。これは震えました!セトリを見たときから「これは期待できる」と思っていたのですが、それ以上でした!!いつかゆきさんのレイチェル役を見てみたい!
ボディガードがテーマのトークになった時にアッキーが突然「和樹さんと僕なら誰にボディガードやってほしいですか?」という非常に応えづらい質問をゆきさんにしてて(笑)。「どう答えたら!?」と動揺したゆきさんを見た和樹くんはすかさず「無理に答えなくていいですから」とフォロー。こういう気の利くところ、好きだなぁw。
でもアッキーの「ボディガード論」はまだまだ止まらなくて「和樹さんは肉体派だけど、僕は歌派で」みたいにノリノリ状態ww。ついには「僕が怪しい人物やるので和樹さんボディガードやって」と無茶ぶり実演を要求(笑)。ゆきさんの前にカッコよく立ちはだかった和樹くんでしたが、あっさり撃たれてジ・エンドみたいな寸劇が披露されて笑いましたwww。
『ラ・マンチャの男』♪見果てぬ夢♪ 尾上右近
個人的には『ラ・マンチャの男』には苦い思い出しかなくて1度きりしか観に行っていないのですが(苦笑)、物語の最後に歌われる♪見果てぬ~♪は名曲だと思っています。それを右近くんが挑戦してくれたのですが、深みのある歌声がこのナンバーの世界観にすごくハマってて素晴らしかったです!歌舞伎界の大先輩が歌い続けている子のナンバーなので緊張したと思うんだけど、右近くんなりの世界観を創り出していてとてもよかったですよ!
『ファントム』♪崩れゆく心♪ 加藤和樹
ああああ・・・、まさか、和樹くんのエリックにここでまた再会できるとはーーーー(涙)!!このナンバーをチョイスしてきたところがまたほんとにニクイよ~、泣くしかないじゃないか(涙)。まるまるあのシーンの情景が浮かんできてしまって、鏡の向こう側で孤独に涙する和樹エリックがまざまざと蘇ってきてボロ泣きしてしまった…。和樹くん、ありがとう!
『ジーザス・クライスト・スーパースター』♪スーパースター♪ 中川晃教
ひたすらカッコよかった、アッキーの♪スーパースター♪!!本当に何でも自分のものにして歌いこなせちゃうよねぇ。しかも、3人のソウルガールの歌パートまで担当してしまうという器用っぷり!高い声が出るからガールたちのパートも楽々歌えちゃうんだよねぇ。ほんとすごい!たぶんジーザスもガッツリ歌えると思うんだよなぁ。アッキーの「ゲッセマネ」とか聴いてみたくなりました。
このあとアッキーとゆきさんの二人トークタイムになってましたが、ゆきさんのゴージャスな白いモフモフを見たアッキーが「神戸の動物園にいる真っ白なフクロウにそっくり」と表現しててみんな爆笑www。良いわぁ、その、独特の感性が(笑)。
なんとなく妙なテンションになってると自分でも自覚してたのか「僕、ゆきさんが好きすぎて舞い上がってるんですよねぇ」ってデレデレww。それを見たゆきさんが「こちらこそこちらこそ!」みたいな感じで謙遜してて(笑)。お互いに超リスペクトしあっているというのは十分伝わってきましたw。
『ライオンキング』♪Circle of Life♪ 小柳ゆき
このナンバーにはゆきさんも思い入れがとても深いそうですが、アッキーもゆきさんのこのナンバーを聴いてものすごく衝撃を受けたそうです。いや、もう、聴く前から期待していましたが・・・ゆきさんの迫力のあるソウルフルな歌声に私含めあの場にいた観客全員が圧倒されたし酔わされたと思います!!一気にサバンナの雰囲気になっていくの分かったし!歌声で世界観を一瞬にして演出できてしまうあの力は本当にすごいと思いました。
『The Greatest Showman』♪This Is Me♪ 4人
グレイテストショーマンは映画を複数観に行ったほど大好きな作品で、ブルーレイもCDも買って持っているほどです。一度でいいからこの作品のナンバーを生で聴いてみたいなと思っていたところだったので、本当にそれが実現してとても嬉しかった!!しかも♪This Is Me♪の選曲が最高!!この4人が歌うこのナンバーが素晴らしくないはずがないですよっ!!めちゃめちゃテンション上がりましたっ!!何度聴いても名曲だけど、生で聴くとさらに格別ですなぁ。
『ムーラン・ルージュ』♪Your Song♪ 4人
ムーランルージュはニコールキッドマン主演で映画化されたというのは知っていたのですが、まともに見たことがなくて。なので、エルトン・ジョンの名曲♪Your Song♪が使われていることをこの時初めて知りました。4人が奏でる穏やかで優しい歌声が本当に泣けるほど素晴らしくて…心震えてちょっと涙しました(泣)。
最後にみんな一言ずつ挨拶。主に次の関西公演についての宣伝をしてたかな。
右近くんは歌舞伎の主役で来れるってことでテンション高い挨拶してたのが可愛かった(笑)。ゆきさんは最初宣伝し忘れてしまってて、あとからアッキーがなんとなくフォロー入れたら「あ、そうだった!」って思い出したようにPRされてましたww。そんな天然ボケっぽいところがとてもキュートな方でした。和樹くんは「バーナム」主演の宣伝を、アッキーは「スヌーピー」主演の宣伝をしてました。バーナムは観に行きます!楽しみ~。
アンコール♪上を向いて歩こう♪ 4人
一度舞台袖に履けた後に登場した4人が歌ってくれたのは、坂本九さんの♪上を向いて歩こう♪でした。和樹くんが歌う前に挨拶してくれて。「大変な時期はまだ続くと思いますが、この曲を共有することで一緒に上を向いて歩いていきたい」というような趣旨のコメントをしててグッときました。切ない歌詞だけど、この4人が爽やかに明るく歌い上げてくれたのでとても清々しい気持ちになりました。生のミュージカルコンサートって本当に最高だったなとしみじみ思い返す時間でもあったかな。
素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたカンパニーの皆様に心から感謝です!!
後述
東京・名古屋とはちょいちょい選曲が変わっていたようです。神戸公演だとちょっと曲数減らされたって感じだったのかな。でも、アッキーたちのトークが楽しくて内容的にはかなり充実していたので個人的には大満足のコンサートでした。
名古屋、神戸公演無事に終了しました!
ソロの方でもお世話になってるアッキーさん、ゆきさん
知り合って15年ぐらい経つけど初めての共演のカズさん
初めましてだったけどすごく意気投合したと一方的に思ってる右近さんw
皆さまステキでした!✨#中川晃教 #加藤和樹 #小柳ゆき #尾上右近 #BNMC2021 pic.twitter.com/OFZ3Q0ojXS— 髭白健 (@KenHigeshiro) February 20, 2021
素晴らしい演奏、素晴らしい歌を浴びまくれて本当に幸せでした!やっぱり生は違いますねぇ。しみじみとそのありがたさを感じ満喫させてもらいました。本当にありがとうございました!
そして、今回やむなく降板してしまった藤岡正明くんの喉の調子が一日も早く回復することを祈ってます。焦らずゆっくり静養して、また元気な歌声を聴かせてください。