ミュージカル『エリザベート』2010.10.19マチネ

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♪私が踊る時♪

戴冠式が終わった後のパレードシーンのナンバーが大好きです。「今のうちだけだぜ~」と登場してくる石丸トートも刺激的でカッコイイ!馬車の上での憎々しいようなニヤリとした表情もツボ。石丸さんってこんな表情もできるんだなぁと毎回感動しながら魅入ってます。
そしてシシィと「自分が勝った」と歌うシーン。ここの石丸トートもやたら情熱的でしたねぇ!シシィがどんなに強気に出ても"最後は絶対自分が勝てる"という確信が彼の中にあるんですよね。

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♪ママ、何処なの?♪

子供のルドルフがソロで歌うシーンですが、この時にも出てくる石丸トート。ルドルフに対する射るような視線がとても印象的でした。「友達さ」と抱きしめるときは優しいのに、視線が外れた時はすごく冷たい目をしていました。
それにしても、最近の子役は歌も芝居もよく特訓されているのか上手いですねぇ。

♪魂の自由♪

『エリザベート』の中でここのシーンがかなり好きな私です。シシィの孤独とあの音楽が見事にマッチしていて聴くたびに切なく胸が熱くなります。さらには河合さんの演じる患者がとてもいい。この日の暴れっぷりは今まで見た中で一番すごかったかも!ラストのエリザベートになりきっているときのシーンも感動的です。

♪皇后の勝利♪

シシィに息子を取られたと逆襲策を考えるゾフィや侯爵たちが面白い、この作品の中ではコミカルなシーンですが、やっぱり杜さんだと弱いなぁ。気品があるんだけど、もうすこしどぎつさも出して良かったと思う。それに歌声がやっぱり弱いのが残念。でも、ゾフィーの死の場面はなかなか繊細な歌い方でよかったです。ここは弱い感じで正解ですからね。
ここは治田さんと阿部さんが面白いです(笑)。

♪マダム・ヴォルフのコレクション♪

一度伊東さんが歌い損ねたフレーズがあった日を見ていたのでそこにさしかかるとドキドキしてしまうのですが(笑)その後はトラブルもなくよかったです。キワドイんだけど意外と好きなんですよね、このシーン(笑)。高嶋ルキーニの反応とか侯爵たちのはしゃぎっぷりとか面白いです。

♪マラディ♪

フランス病でシシィが倒れるシーン、この時に出てくる石丸@ドクトルの静かなんだけど怪しいメラメラした雰囲気が好きです。「命を絶ちますっ」というシシィの叫びに反応してバサッと本性を現すシーンは何度見てもカッコイイ!そのあとのシシィへの執着ッぷりがまさに野獣ですよ(笑)。食いつかんばかりに迫っていきますからねぇ。面白いです。で、拒絶された後も「フッ」と余裕の笑みを零してるところがまた憎い!あのニヤリ顔が本当にツボです。

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♪闇が広がる♪

世の中を憂えている浦井ルドルフの落胆ぶりが萌えます(笑)。石丸トートと浦井ルドルフの歌声も聞いていてとても心地がいい。歌っているうちに二人のテンションがどんどんあがるのが分かってとても見応えのあるシーンになっているなと思いました。

その後、トートにそそのかされるように革命運動に没頭していくルドルフですが、浦井君のあの生真面目と単純さが入り混じったかのようなルドルフがなかなかいいですね。特に馬車に乗せられて陶酔に一瞬浸っているときの顔が印象的でした。それを嘲笑するように見つめている石丸トートの表情もツボ!

革命の時の浦井ルドルフの動きの激しさも見どころのひとつですし、石丸トートのスマートで激しい動きも見応えありました。革命でルドルフが捕らわれたあとの石丸トートの「ニヤリ」とした一瞬の表情もすごくよかったです!

♪マイヤーリンクのワルツ♪

トートダンサーズがスカートのようなものをはいてズラッと勢ぞろいする図は圧巻ですね。あれはルドルフの愛人を表現しているわけで、彼らがドレスを脱ぎ捨てて次々とルドルフを翻弄していく舞いはとても見応えがあります。翻弄されてるルドルフの諦めも入り混じった陶酔の表情もゾクッとします。

そしてトートに追いかけられながらもすぐに彼のほうに向き合う浦井ルドルフ。魂を吸い取るようにくちづけする石丸トート…二人のキスシーンを見るのもこれが見納めかぁ。この一連の流れがすごく好きでした。

♪死の嘆き♪

ルドルフの棺に取りすがってシシィは泣くのですが…ここの芝居は朝海さんよりも激しく感情をあらわにしていた瀬奈さんのほうが好みだったかもしれない。

♪キッチュ・リプライズ♪

2幕冒頭のキッチュは実はあまり好きではないんですが(シシィのハガキを客席にまいたのは初日付近だけだったんですかね)後半のリプライズでの高嶋ルキーニは語り口調が面白くて好きでした。特に「かわいそう」の言い方のタイミングが個人的にツボだった(笑)。

♪夜のボート♪

もうここはほとんど禅さんのフランツばかりしか見ていなかったんですけど…とにかく彼を観るだけで泣けます。シシィへの溢れる思いが痛いほど伝わってくる。それだけに、あのすれ違ってしまう瞬間がねぇ…哀しくて悲しくて涙が出ますよ(泣)。最後に呆然としながらも「愛している」と愛を告げる弱々しい言葉も切なくてたまらない。こういう繊細なお芝居が最高ですね、禅さん。

♪悪夢♪

そして『エリザベート』の中で私が最も楽しみにしているうちのひとつであるのがここのシーン。石丸トートの指揮姿がとにかく様になっていて美しいのです。これまで見てきたトートの中でもトップクラスに好み。王族達の悲劇を操っている反対の手の動きが艶っぽいのです。

そして、禅@陛下の壊れっぷりはこの日も素晴らしいっっ!!あの髪を振り乱しての取り乱し方は…なんか見ていて泣けるんですよ。シシィへの愛ゆえの激しさなので。もう限界までテンション上げて取り乱してる。逆に石丸トートはそれをあざ笑うかのようにマイペースですごく余裕を持って歌っている。そのギャップがものすごくいい!

特に「ルキーニ!早く取りに来い」とナイフを受け取りに来るように命じている時の石丸トートの勝ち誇った表情が最高でしたね。その下では禅陛下がトートダンサーズに押しつぶされながらも抵抗してて。ここは本当にすべてが見どころです。

♪エピローグ - 愛のテーマ♪

ルキーニのナイフで黄泉の国へやってきたシシィ。そんな彼女を手を広げて向かいいれ抱きしめる時の石丸トートの幸せそうな表情がとてもいいです!ようやく自分の腕の中に愛する人が入ってきたという安心感を感じさせます。今まで怒りの表現が多かっただけに、ここの優しさが逆にすごく萌えて見えるんです。トークショーで禅さんが言っていたトートのバックボーンみたいな話、石丸さんの中でけっこう響いてたのかもしれない。そんなことを感じさせるような最後の表情だったので。

最後はシシィを棺に収めると同時に下で首をくくっているルキーニの運命をも操っている石丸トート。このあたりの細かい芝居もいいなと思いました。

これにて今期の私の『エリザベート』観劇は終了です。城田君のトートもすごく良かったけど、個人的には感情がむき出しになってくる石丸トートのほうが観ていて刺激的で面白かったように思います。それに、石丸さんがすごく自由に楽しそうにこの役を演じていることがなんだか観ていて嬉しかったし。
今後の活躍にも期待したいです。

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