劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』大阪公演 2022.06.04マチネ

飯田洋輔くん(ファントム役)×飯田達郎くん(ラウル役)について

これまで飯田兄弟が共演する舞台をいくつか見てきましたが(ストーリー系ではCATSとJCSかな)、ソンダンシリーズ以外でがっつりと絡んでいるのを見るのは今回が初めてでした。その貴重な公演が大阪で見られるわけですから、思い切ってチケット購入に踏み切って良かったなと思っています。ちょっと大げさな言い方かもしれないけど、ファンにとっては歴史的な瞬間の初日ですからね。

おそらく、洋輔くんと達郎くんにとってもすごく特別な一日になったのではないかな。バッチバチに対決するシーンがある作品だし、何より、『オペラ座~』でメインキャストとして共演することには並々ならぬ思い入れがあったかもしれない。そんな二人の想いが伝わってくるような素晴らしい公演でした。

皆さん、キャストボードの前でこの並びをめちゃめちゃ撮影していらっしゃいました(かくいう私もその一人w)。ファンにとっても待望の瞬間ですからね。何度見ても胸アツだよなぁ、やっぱり。

♪ミラー♪~♪The Phantom of the Opera♪

達郎くんラウルがクリスティーヌへのラブラブっぷりをめっちゃ発揮wして去っていったあと。洋輔くんファントムの「私の宝物に手を出す奴!!」の歌い方の迫力がこれまでのなかで一番背筋がゾクっとするような怖さと迫力があった気がします。「わ」の一音目の力の入り方がとにかく怒りに満ちてたんですよね。「無礼な若者」「ぶ」の音もすごい勢いだったし、鏡の向こう側からどんな想いであの様子を見つめてたんだろうと想いを馳せずにはいられなかった。

普段はとっても仲良しで素敵な飯田兄弟。だからこそ、顔を合わせないまでもこのファーストコンタクトにはこれまでとは違う感情が沸き立っていたのかもしれない。あの瞬間は、達郎くんだからこそ引き出せた洋輔くんの激しい感情だったと思います。

そして姿を現すシーンですが、もう気持ちが乗りまくってる洋輔くんファントムの圧倒的なオーラがすごくて。それに久保クリスもしっかり応えててめちゃめちゃ臨場感あふれる雰囲気になってた。なんだか見ていて胸の奥がキューーッと苦しくなるような感覚すら覚えたほど。洋輔くんがどんどん進化している!!感極まりすぎて苦しいレベル(汗)。

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ボートで橋の向こうから現れるシーンは何度見ても胸が熱くなる。洋輔くんファントム、遠くから見ても本当に立ち姿が美しい…。クリスティーヌを見つめる熱い視線も素晴らしい。さらに彼女に向かって「歌え!私の音楽の天使よ」と最初に告げる言葉が好きです。興奮してるんだけど、彼女の手を取る仕草とか細かいところに気配りがちょいちょい見える。熱い視線もどこか温かみもあるように感じられたり…。

その後どんどん彼女の歌声と一緒に気持ちを高めていきますが、一緒に口を開けて歌っている気持ちになってるのが本当に好き。あれ見ただけで喜びがひしひしと伝わってくるし、それだけで涙がこみ上げてきてしまって仕方がない(涙)。ハットを飛ばし、マントを綺麗に処理する姿もホント美しくて様になってる。
最後のクリスの高音が転調していった後の「歌え、私のためにぃ!!」はもう、心が満たされまくって涙が出そうに嬉しい気持ちがあの中に込められていた。オルガンへ向かう足取りも軽い。

オルガンの弾き方も好きだったなぁ。体全体を使って全身全霊で鍵盤を押してるんだけど、その姿がなんだかとても神々しくて。なんていうか、音楽を心から大事にしている気持ちも伝わってきたんですよね。特に最後の「私のために歌ってほしい、どうか」のところ、祈るような気持ちがひしひしと感じられて涙が出てしまう…。

♪Music of the Night♪

この日のMotNも極上に甘く切ない響きでございました…。オペラグラスで洋輔くんファントムをガン見しまくってたんですけど、もうすべてが愛しくて切なくて涙が溢れてきちゃってまともに見られなくなったほど(汗)。

あと、本当に歌の言葉の一つ一つをすごく丁寧に歌ってるよね。ファントムのクリスティーヌへの募る想いがフレーズの中にこれでもかと込めている。歌なんだけど、言葉としての気持ちを一生懸命伝えようとしてるって感じかなぁ。まぁこれは、私が洋輔くんに対してものすごい思い入れ強く見てるからそう思えてるのかもしれませんが。

「心の赴くまま」「ま」の伸ばしの部分もすごく気持ちがこもって心に突き刺さってきた。その興奮をいったん鎮めてクリスティーヌを後ろから抱きしめ「私に触ってほしい」と歌う。彼女への愛しさの感情が溢れていて、その手の動きは執着する気持ちと同時にどこか優しさも感じられる。

「闇を治める私の力に」のところでクリスをクイックイッと糸で引っ張るような仕草をして招く。この動きも本当に好きだなぁ。魔術師みたいな雰囲気あるもの。あ、そういえば洋輔くんってマジックが得意だったよね。その手つきはここで生かされてるのかもw!?

そして、クリスティーヌがダミー人形が動いたのにびっくりして失神してしまうシーン。倒れた瞬間に「あぁっ…!?」ってすごい動揺したように彼女を心配する仕草が本当に大好きだった。そのあとのマントをかけてあげるときも本当に細部まで優しい。もうホントにピュアで繊細なファントムだなぁって思えてボロ泣きです。すごくすごく、愛しい。

作曲に没頭する場面、今回はあまりハットに気を取られてなくて音楽が降りてくるのを静かに待つ雰囲気だった。そして降りてきたときには「あぁ」とちょっと陶酔したような表情をして熱心にペンを楽譜に走らせていく。その扱い方はとても柔らかで美しい。書いては試しに鍵盤を押し…みたいなのを繰り返してましたね。

そんな時にクリスに仮面を突然剥がされるわけですが、一瞬何事が起ったのか分からずちょっと固まって、その直後に「うわぁーー!!」と断末魔あげてた。そして私が注目してた「ちくしょう!!」と叫ぶシーン。今や、全く違和感を感じないほどスムーズに自然にあの言葉が飛び込んでくる。これは私が慣れたんじゃなくてw、洋輔くんの怒りと絶望の感情が日を追うごとに上がった結果だと思ってる。

「地獄へ行け!呪われろ」と崩れ落ちる場面。怒りから絶望の哀しみへの感情の切り替わりがとても繊細で胸が苦しくなるんだけど、個人的にはもうワンランクあの部分のセリフ回しに熱を乗せてもいいかもしれないと少し思いました。洋輔くんの、もっと深い絶望の感情を見てみたい…と思ってしまうのは贅沢な期待かもしれないんですけどね。
でも、「だが、クリスティーヌ…」とその場に倒れこんでしまうお芝居はすごく切なくて好きです。心が泣いてるのがこれでもかってくらい伝わってくる(涙)。

匍匐前進でクリスティーヌに「焦がれる、美しいものを」と訴える場面。あまりに哀しみの感情が勝りすぎたのか、今回はまともにクリスの表情を見れずにそのまま顔を背けて蹲ってしまってました(涙)。あれを見た瞬間、私の涙腺決壊…。彼女にだけは知られたくなかったという絶望感がひしひしと伝わってきてホント、胸が苦しくて仕方なかったよ…。
仮面を返してもらった後、クリスの表情を見つめて手を伸ばす。あのシーン、言葉にはしていないけれど「愛しい君、頼むから拒絶しないで」という切なる想いがひしひしと伝わってくる。このあたりのお芝居が本当にとても丁寧で繊細。

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♪イル・ムート♪

「ボックスの5番は開けておけと言ったはずだ!!」という叫び声。洋輔くんファントムであのセリフを聞くと本当に切なくなっちゃうんですよね。彼の唯一の楽しみであり幸せな時間を奪われてるわけですから…。あの場所からクリスティーヌを見つめることしかできないというファントムの哀しさみたいなものが伝わってきて泣けてしまいます。
しかも、今回そこに堂々と座ってるのが達郎くんラウルですからねぇ。どんな気持ちでそれを見つめていたのかと思うと、すごい複雑な心境になってしまった(汗)。

舞台最上部からのシーンは2階席の特権です。ほぼ同じ目線でファントムの姿を楽しめますからね。カルロッタの声がカエルになった時の、肘をフチに乗せてカラカラと笑ってる洋輔くんファントムは何度見ても可愛くて最高だなって思っちゃうw。
それと同時に、あの狂気を含んだめちゃめちゃ楽しそうな笑い方がすごいなとも。洋輔くんからあんな笑い声が出るとは見る前までは想像できていなかったので、とても新鮮です。

♪All I Ask of You♪

前回は前方席すぎてよく見えなかったエンジェル像のシーンでしたが、今回はとてもよく見えた。これもやはり2階席の特権だなと思う。

顔を上げた瞬間から、洋輔くんファントム…悲しみと絶望の淵に追いやられてめちゃめちゃ悲愴な表情してたよ(涙)。「そのお返しがこれだというのか」のフレーズなんてもう、涙のせいで声が嗄れかかってたほど…。なんって哀しい響き…。今まで見た中で一番胸がかきむしられるほど辛いシーンだったかもしれない。クリスティーヌを呼ぶ声なんかもう、涙涙で声が揺れまくってたほどだったし…。
なんだか今まで感じたことがないような絶望感が伝わってくるようで、それを引き出したのはやはり真っ直ぐにクリスへの愛情を表現している達郎くんラウルの姿を目の当たりにしたからかもしれないなと思った。

この後怒りに震えて復讐を決意する感情に変わるのですが、自分には出来ないことをいとも簡単に出せてしまうラウルに対する妬みや焦燥感をこれまで以上に強く感じました。「うわぁああーー!!」の雄叫びは本当にすさまじく、「これほどの辱めを」と歌う時には声が嗄れてしまっていたほど。壮絶すぎて、身動き一つとれなかったよ。

休憩時間に入った時の私はもう、呆然自失状態(汗)。胸が苦しくて仕方なかった。なんだかすごい瞬間を目の当たりにしてたんだなと、改めて思います。

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ここまでけっこう遠征で通ったけど、洋輔くんのファントムとのいったんのお別れも近いのかなぁと思うと♪アントラクト♪の音楽を聴いているだけで自然に涙が溢れてしまうという異常事態に(汗)。色々と精神状態が危ない(汗汗)。

♪マスカレード♪

レッド・デスの場面、1階席からはあまり見えてなかったんだけど今回の2階席からはなぜかオペラグラスをガン見していたら口元がよく見えました。さらに目元も。すごいメラメラした雰囲気で挑むように歌ってるのが伝わってくる。

個人的には、「まだ健在だ」と歌った後に周りを見渡す動きが大きいのが好き。ちょっと機械的にも見えるんだけどw、かなり大きく全体を睨みまくってる。それからやっぱりマント捌きにキレがあって美しいです。

ここで達郎くんラウルと初めて接近したシーンになるのですが、表情がドクロでほぼ見えない状態なのであまり対決色は感じなかったかも。

♪墓場♪

十字架からスーーッと現れる洋輔くんのファントム、あの姿は本当に”エンジェル・オブ・ミュージック”そのもので・・・目にしただけでも滂沱の涙になってしまう私。その時の歌声のなんと優しく柔らかい響き…。クリスティーヌを愛しく思う気持ちがこれでもかというほど込められている。あんな優しい歌声聞いたら、そりゃ誰だって吸い寄せられてしまうよという説得力があると思います。少なくとも私は完全にあの歌声の虜状態でゴーゴー泣いてますからねw。

「ここへおいでクリスティーヌ」と歌ったところで達郎くんラウルが「彼女は行く、彼のもとへ」と歌いながらやってくる。ここからの三重唱はなんというか…もう、激情と激情のぶつかり合いみたいなすごいことになってました。
洋輔くんの圧倒的な劇場を包み込む歌声に、達郎くんが負けじと果敢に挑みかかってるような…、そして久保さんがそこにありったけの感情を込めて歌いこんでくる。洋輔くんファントムの歌声がより一層ドラマチックに厚みを持って響いているように感じられて、圧倒されまくって涙が後から後から溢れて止まらなかった(号泣)。

そして催眠術をかけるような声でクリスを引き寄せようとする洋輔くんファントムに、達郎くんラウルが「やめろ!この偽物!!」と割って入ってくる。ついに、夢の本格的な兄弟対決の瞬間がやってまいりました!もう心の中で”キターーー!!”とテンションが爆上がりしちゃったよww。

その時ラウルに向けたファントムの視線の鋭いこと鋭いこと!「せっかくのところを邪魔しやがって!」みたいな激しい感情がいつも以上に溢れてたような。その勢いに引っ張られるように達郎くんラウルの感情もグングン上がっていって、何が何でもクリスティーヌを自分の元へ戻さなければという気持ちがこれでも勝手ほど伝わってきた。

で、火の玉攻撃のシーン。洋輔くんファントム、めちゃめちゃ的確に達郎くんラウルに当てに行ってたよ!!私が観た限りでは、少なくとも3発は当たってたと思う。というか、達郎くんラウルが自ら洋輔くんファントムの火の玉を浴びに行ってるようにも見えたんですよね。「俺に当ててみろ、ほら!!」みたいな感じでガンガン挑みにかかってた。それがさらに洋輔くんファントムの気持ちに火をつけていくみたいな相乗効果があって…めちゃめちゃ壮絶なシーンになってました。
多分あのシーンは、二人とも思ってもみなかったような感情が溢れ出たんじゃないだろうか。全く容赦ない緊迫感あったし。普段心が通じ合ってる兄弟だからこその特別な時間だったようにも見えた。

そこからの、「行くなぁーーー!」の悲痛な叫びがまた泣けるんだよねぇ(涙)。あの必死に縋るような声が心に刺さってきて、見ている私まで苦しくて泣きたくなってしまう(すでに泣いてるけどw)。

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♪The Point of No Return♪

もうこれまでさんざん暑苦しく感想書いてきましたが、何度見ても洋輔くんのファントムは切なくてたまりません。フードを被っていても、クリスティーヌへの飽くなき想いがドクドクと溢れ出てくるのが伝わってくる。

感情が昂ってきて自らクリスのもとに近づいていくシーン。ここの動きが本当に粘着質というか、怖いくらいなんですよ。彼女の顔が自分の方向に向いたとたんに急に怖気づいて離れてしまうんですが、そこからどんどん息遣いが荒くなっていくのが分かる。手指の動きも激しく、落ち着きがない。彼の中で感情が限界点に近づいているというのが痛いほど伝わってきた。
そして「恋の血が通い、恋の炎燃え」とクリスが歌い最も体が接近した時。彼女の体を自らの元へと手繰り寄せる動きがもう、切実というか…。あんなにも彼女を求めているのに、と思うともう心が痛くて痛くて涙なしに見れない(泣)。

そしてフードを剥がされた瞬間の、大きく目を見開いて「どうして!??」と言わんばかりの表情。それがたまらなく哀しい…。彼の中ではクリスの心を掴んだという根拠のない自信があったわけで、なぜあんな正体をばらすようなことをされたのか理解ができていない。ショックすぎて混乱してる気持ちがあの表情の中に詰まってるんだよね…。

さらにあの後ろ姿…。背中がすっごい孤独…(表現力がおかしい 汗)。あんなん、もう、涙止まらないよ…!!!この後の「どんな時でも二人の誓は決して変わらないと」と歌うシーン、歌声が泣いてるんだよ…。必死に涙堪えてるかのようで声が揺れてた…。でも渾身の力を込めて、「クリスティーヌ、君が全(て)」と絶唱。
あんなにも気持ちを曝け出して伝えようとしてるのに、クリスには届かないわけで…。挙句にマスクどころかすべてを剥がされ晒されて、あの瞬間の「うわぁ!!!」という悲痛な叫び声に私の心臓も潰れそうになったよ…。

怪人の隠れ家

隠れ家にクリスを連れてきたときの様子は極度の興奮状態(肩で息をしているほど)で彼女への扱いもとても乱暴です。それに対して久保クリスはめちゃめちゃ腹を立てていて、「飢えた悪魔」というフレーズにものすごい憎しみの感情を込めてた。

更に泣けるのが、「血に呪われた運命、醜く汚れたこの顔」と自らの過去を語りだすシーン・・・。本当に、世の中に一人だけ取り残されたかのようなものすごい哀しい表情してるんですよ(涙)。母親から嫌いぬかれたのくだりなんて、ほとんど涙声になってるし・・・(涙)。あまりにも彼の孤独の影が深すぎて、見ていてもう心臓が潰れそうなほど胸が痛くて号泣してしまう・・・。洋輔くんの、どこにあんな”哀しい”感情が眠っていたのだろうか。

「哀れみはいらぬ」のフレーズのところで再び持ち直すけど、もう誰の言葉も耳に入らないような精神状態。彼女への気持ちだけが飽和状態になってて、それを伝えたいのに届かないもどかしさが痛いほど伝わってくる。
特に、ブーケを手渡すときの場面はとても印象深い。ベールをかけたあとの微調整もかなり荒れてるのですが、彼女の手に無理やりブーケを握らせる仕草もすごく乱暴。前回見たときは片手で渡そうとしてたけど、今回は両手で力任せに握らせてたな。なんとかして自分の気持ちを受け入れてもらおうと必死になってる気持ちが痛いほど伝わってきた・・・。

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そこに、いよいよ達郎くんラウルがやってくる。ラウルがやってきた瞬間の洋輔くんファントム、クリスティーヌの手を捻じり上げながら「ほら、どうやらお客さんだ」と狂気の表情で告げるんだよね…。最初に見たときは本当に衝撃的だった。
今回はその手にさらに力が入っていて久保クリスの体が浮きそうな勢いに見えちゃったよ(汗汗)。

「お待ちしてたぞ」と頭を下げるときの仕草はとても紳士的なのに(心中は穏やかではないけど)、「愛のために命がけ」とラウルを罵りながら人形を放り投げるときはものすごく荒っぽい。この日は特に叩きつけるように投げてたので、いつも以上に気持ちが乗ってたのかもしれない。
達郎くんラウルを招き入れるときの洋輔くんファントム「さぁ、入れ」のフレーズもすごい声量で力が入っているのが伝わってきた。やはりお互いにこの場面にはすごい並々ならぬ気持ちの盛り上がりがあったのかもしれないな。

「ようこそおいでを」と縄を用意しに行くとき、いつも以上にものすごい冷たい笑みを浮かべていた洋輔くんファントム。達郎くんラウルへの敵意がビシビシ伝わってきて怖いくらいだった。
さらに、縄をかけた直後「この償いはお前がするのだ」の「だの言い方がもう悪魔!!!シャウトしてたよ!しかも、めちゃめちゃあくどい高笑いまで!何という狂気・・・!!!もう色々とびっくりして衝撃で身動き取れないくらいだった。あれを正面から浴びた達郎くんは何を思っただろうか・・・。

クリスへの脅し方もこれまで以上の激しい歌い方をぶつけていて。オルガンをぶっ壊しそうなくらいの勢いだったな。達郎くんラウルを目の当たりにしたときに、今まで以上の激しい嫉妬心みたいなものが湧き上がってきたのかもしれない。それくらい達郎くんはクリスティーヌへの愛情を素直に表に出していたと思います。
これは久保クリス・・・、激しい憎しみの感情が湧いてくるのもわかるかも。あまりにも無謀で乱暴すぎるものね。「悲しみの涙今、憎しみに変わる」のフレーズにめちゃめちゃ怒りがこもってたよ。

だけど、この「憎しみ」というフレーズを聞いた直後の洋輔くんファントム・・・あまりにもショックすぎてオルガンの椅子に崩れ落ちてた(涙)。もうほんと、思い出すだけでも辛い・・・。「なぜ、なぜ!?」という言葉にならない気持ちがこれでもかというほど私の胸に響いてきてグサグサと突き刺さってくる。
悲しみと絶望が入り混じった洋輔くんのお芝居、すごく見たくて望んでいたはずなのにいざ目の当たりにするともう胸が張り裂けそうなほど辛くてたまらなかった。

この鬼気迫るお兄さんの芝居を受けて、達郎くんもロープを引きちぎらん勢いで対抗してた。特に「命は惜しくない」の歌い方は、今すぐここで殺されても悔いはないと挑んでいるかのよう。二人の激情と激情が激しくぶつかり合ってて、そこに必死にラウルを守ろうとする久保クリスが割って入ってきてて・・・クライマックスの三重唱はもう本当に「壮絶」以外の何物でもなかったです。

立っているのもやっとなくらい精神的にズタズタになってる洋輔くんファントム。それを見つめる久保クリスティーヌは、あのときかなり長い時間その背中を見つめているんですよね。ついさっきまで食いつかんばかりの勢いで責めてたのに、ファントムのあまりにも孤独で痛々しい背中を見つめているうちに高ぶった気持ちがスーッと鎮まっていくよう。
それゆえ、「絶望に生きた哀れなあなた」と告げて彼にキスをする行動に移ることがとても自然に見えます。

1度目のキスを受けたときには自分の身に何が起こってるのかわかっていない様子で、その直後に抱きしめられたあと大きく目を見開いて現実に起こっていることに衝撃を受けていた洋輔くんファントム。
2度目のキスを受けたとき、震えながら彼女を抱きしめようとする仕草が入るわけですが、今まで見た中で一番その動きが自然に見えたかも。あのまま彼女に触れていたら、すごく柔らかく包み込むように抱きしめていたのではないかと思えたほどだった。

そしてこの間、達郎くんラウルは1度は衝撃を受けた表情で二人のキスを凝視してて、2度目めのときはぎゅーーーっと目をきつくつぶりながら視線を逸らしてました。あの様子から、彼がクリスの行動にいかに大きなショックを受けたかが伝わってきたよ(涙)。

キスを受けたあとの洋輔くんファントムは、悪い憑物が浄化されたかのようなんですよね。あんなに壊れそうなほど荒れていた心の中の嵐が嘘みたいに過ぎ去ったような表情をしている。
そして、ぼんやりと前進したあとにふと自分の唇に指をそっと当ててクリスティーヌの方を振り向くんですが、その様子が無垢な少年のようで泣けて泣けて仕方ない(涙)。

ファントムとクリスの心が再びつながるかどうかみたいな空気になった瞬間、ラウルのうめき声が聞こえてきて「そういえば、あいつが」みたいに我に返る。
ろうそくを手に達郎くんラウルに近づいた洋輔くんファントム。このときの二人の視線のぶつかり合いがすごくドラマチックだったな。言葉は交わしていないけれど、クリスティーヌを巡る最後の攻防があの瞬間にあったような気がしました。その直後にロープを切る場面になるんですけど、まるで自分自身の未練を断ち切るように死ぬ気で焼き切ってた洋輔くんファントム(涙)。あのときどれだけの痛みを伴っていたのかと思うともう堪らなかった・・・。

そして二人を逃がすファントム。「行け、行ってくれ、お願いだぁあああーーー!!」の叫び声はあまりにも痛切すぎて…言葉にならない。それを見つめながら舞台袖へクリスと去っていく達郎くんラウルも目がこれまでとは違って衝撃を受けていたかのように見えた。あんなに打ちひしがれたお兄さんの姿を目の当たりにしたとき、達郎くんは何を感じたのだろうか。

猿のオルゴールを見つめながらマスカレードを歌うファントム。もう涙声で歌が揺れてたくらいだったよ(涙)。哀しい、哀しすぎる…。ほんっと辛かった…。これから再び訪れる孤独の時間を必死に受け止めようとしているかのよう…。歌い終わったあと崩れ落ちるように泣いてるし…堪んないよ(号泣)。
そこへクリスティーヌが戻ってくる。その瞬間、「あっ」ってちょっと希望の表情を見せるんだけどすぐにそれが叶わぬ夢だって悟ってるようでねぇ…。彼女と最後に向き合っている洋輔くんファントムはとても穏やかで優しいオーラがにじみ出てた。

「アイ・ラヴ・ユー」と心からの愛を告げたあと、彼女が泣きながら去っていく方向にをのばす洋輔くんファントム。あの手の動きが、やっぱり彼女と一緒にいたかったという気持ちを雄弁すぎるほどに語っている(涙)。

寂しそうに自分で指輪をはめそっとキスをしたあと、クリスティーヌが投げ捨てたベールに気がつく。ラウルとクリスの去っていく歌声を聞きながら、愛する人の名を呼びベールを自分の頬に手繰り寄せるのですが…、この日の洋輔くんファントム、今まで以上に泣いてて…。もう、どんだけクリスへの愛を諦めるのが辛いのかがひしひしと伝わってきて涙涙涙…。
さらに、「我が愛は終わりぬ、夜の調べとともに」と歌い上げるラストシーン。いつもは思いを断ち切るように力強く歌ってたけど、今回見たら「ともに」の最後の伸びのところが感情抑えきれてなかったからか涙声が混じってたんですよね…。あんなに辛そうな洋輔くんファントムったらなかったよ(号泣)。私の心も引き裂かれるかのように辛くなってしまって、息もできなくなるくらいだった…。

もうホント、最後にすごい光景を目の当たりにしてしまった。思い出すだけでも胸が苦しくなるレベル。思い切って遠征してよかったです。

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後述

カーテンコールは2階席も熱くてスタンディングしている人が多かったです。特に上手と下手のブロックは直前購入した私のようなファンの人もかなり多かったからか熱い拍手が鳴り響いてました。

洋輔くんと達郎くんが一緒に手を繋いで舞台の中央に立ってる姿は二人のファンとしてはとても胸熱な光景。ふたりとも、本当に素晴らしかったです。
これ、外部の舞台だったら二人の間に何かしらのリアクションがあったかもしれないなと思ってしまったけどw、四季はそういう雰囲気のカテコにしない伝統みたいなのがあるので美しくスマートにいつも通り。これはこれでいいのかもしれない。私個人としては、全て終わったあとに兄弟二人がどんな感想を抱いていたのかちょっと知りたいなとは思いますけどね。でもそれは、二人だけの特別なものかもしれないし、追求しないほうがいいのかもしれない。

この週を以て、洋輔くんがひとまず出演終了ということになりました。本当に達郎くんラウルとの共演は貴重だったのだなと改めて実感。その最初の日を見れたことはファンとしても本当に幸せなことでした。

彼が配役されてから結局5回大阪遠征したかな。本当に念願だったのでどの日も全身全霊で受け止めてきた。私が見たいと思っていた理想の姿以上のものを見せてくれました。きっと、次に会うときにはさらに洗練されたファントムになっていると思います。
常に新しい感動をたくさんたくさんくれる洋輔くん、本当にありがとうの気持ちしかない。その姿に何度心を震わされているかわからない。改めて、飯田洋輔くんを応援してきて…、同じ時代を生きることができてよかったなと心から思いました。

1回目の大阪公演出演、本当にお疲れさまでした!あれだけ身を削るようなお芝居をずっと続けてきたのでかなり疲弊してると思う。少しお休みができますように。そしてまた元気な姿で逢えますように。

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