ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』19.02.25マチソワ カテコ挨拶

こちらは前記事の続きになります(長くなりすぎたので分けました 汗)

2月26日に大千穐楽を迎えたミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』。私はその前日の25日マチソワしてマイ楽となりました。がっつり5公演をこれまで観てきたこともあり、見終った後の喪失感(ロス)はかなりズシリとくるものがありました。

25日マチネでは子役の大前くん、ソワレでは市村さんはじめとするメインキャストの半分の皆さんが千穐楽を迎えたということで、カーテンコールに挨拶がありました。その模様を少しレポしたいと思います。

『ラブ・ネバー・ダイ』の観劇感想一覧

スポンサーリンク

2019年2月25日(月)マチネ カテコ挨拶

千穐楽直前ということもあり、客席は2度目のカーテンコールからほぼオールスタンディングとなり大いに盛り上がっていました。そんななか、万里生くんが一歩前に出てごあいさつ。総立ちの客席を見ながらちょっと遠慮気味に「あの・・・座ってください」と促してたの可愛かったw。

この日、一足早く千穐楽を迎えたグスタフ役の大前優樹くんが挨拶することになりました。

最初、ちょっと照れながら大前くんが一歩出たのですが、客席からの拍手が鳴りやまなくてなかなか喋り出すタイミングが計れなかったんですよね。
そしたら石丸さんが客席に向かって「皆さんちょっと抑えて~」とばかりに両手でリアクションww。あのソフトな手さばきがなんともいえず…ジェントルメン!!ついさっきまで舞台の上でファントムとして生きていた人とは思えない穏やかさww。

「皆さまの応援のおかげでここまでやれました」

といった趣旨のごあいさつ。とても子役とは思えないシッカリした喋り口調には驚かされるばかりです。最近の子供の役者さんってホントすごいよねぇ。

あまりにしっかりした挨拶なので何度か大きな拍手が沸き起こってたんですが、そのたびにタイミング見計らって石丸さんが「抑えて~~」リアクションで大前くんをサポートしてあげてましたw。めっちゃ優しいお父さんって感じで萌えたわ~~~w。

そのあとちょっと空白の時間があってキャストみんなが「終り?」って感じで促すとちょっと照れて頷いて下がってた大前くん。それを見た石丸さんが「もう大丈夫だそうです~」と客席に知らせてて可愛かったーーーーw。

スポンサーリンク

最後に万里生くんからもう一度終わりの挨拶があったのですが、そのなかで「今回の公演は東京だけなんですよね」ということが触れられました。その理由としては私もちょっと聞いてたんですが、今回万里生くんから新たな情報も。

「セットが壮大過ぎて、トラックで運んでいくと60台以上になってしまうので地方に持って行けないんです…」

とのこと(汗)。セットの複雑さもさることながら、そういった物理的な問題もあったとは!!
このコメントをしながら残念そうな表情を浮かべてた万里生くん。
そして後ろでも石丸さんと平原さんが目配せして「ホント残念だよねぇ…」みたいに申し訳なさそうな表情してました。ううっ・・・そういう風に感じてもらえてるの、ありがたかったよ(涙)。演劇ファンは東京だけじゃないもんね…。

でもこれ、考えようによっては…再演するときには大阪のみでっていう選択肢もあり得るかもしれないのでは!?そろそろそういう公演もあっていい気がしますよ。西の人にも見てもらいたい!

最後は石丸ファントム、平原クリス、万里生ラウル、大前グスタフの4人が仲良く手を取り合って帰っていきました。石丸さんは特大の投げキスをして退場♪そういう気持ちはホントすごくファンとしても嬉しかったです。

また必ず、石丸ファントムに会えますように!!!

スポンサーリンク

2019年2月25日(月)ソワレ前楽 カテコ挨拶

25日ソワレは本当の前楽公演。ということで、メインキャストの半分が大千穐楽を迎えました。

この回のカテコも大盛り上がりでマチネと同じように2度目からほぼ総立ち状態。その光景を見た司会担当の万里生くんがまたちょっと申し訳なさそうに「お気持ちはありがたいんですが、一度お座りください」って遠慮気味に促してたの…やっぱり可愛くて萌えた(笑)。

楽を迎えたメインキャストの挨拶を、ということで・・・「まず初めに・・・ラウル役の田代万里生です!」と真っ先に自分を紹介する万里生くん、好き(笑)。なんか最初の挨拶の時に「僕たちの万里生」とか言ってたような??聞き間違いwww?

田代万里生くん挨拶

「初演に引き続き再演も出演することができました。公演にかかわったすべての皆様に感謝します。役柄としては苦しかったり悲しかったりすることが多かったですが、役者としてこの作品に関わることができたのは本当に幸せでした。この作品がずっと皆さんの心に残ることを願います」

熊谷俊輝くん挨拶

「ミュージカル初出演でしたが、素晴らしいキャストやスタッフの皆さんのおかげで最後までやりきることができました。最初の作品がラブネバーダイでよかったです」

実にしっかりしたごあいさつでした。熊谷くんはホント初舞台とは思えないほどの芝居と歌だったので将来がとても楽しみです。熊谷くんが挨拶してる時、キャストみんなが保護者になってましたねw。特に市村さんはお父さん…っていうより、おじいちゃんの眼差しって感じだったww。さっきまで恐いファントムやってた人とは思えなかったよ(笑)。ちなみにめぐさんは完全に”お母さん”でしたw。

夢咲ねねさん挨拶

「再演から参加しましたが、最初は稽古場ですごく苦労して落ち込むことが多かったです。キャストやスタッフの皆さんに支えられてここまで来れたことを幸せに思います」

最後はちょっと感極まった感じになってた挨拶で見ているこちらもグッとくるものがありました。ねねさん、お疲れ様でした!

この後の挨拶からは、万里生くん曰く「レジェンドコーナーになります」とのことでwww。思わず吹き出しちまったじゃないか(笑)。いや、ホントその通りだけどね。

スポンサーリンク

鳳蘭さん挨拶

「初日から千穐楽までが短く感じるようになってしまいましたw。イっちゃん(市村さん)とは前の作品では夫婦の役をやらせてもらってたので(←「屋根の上のバイオリン弾き」ですねw)稽古場でもその延長で「パパ」と呼んだら、『俺は今ファントムだ!!』と凄まれてww。そこからは絶対「パパ」と呼ばないようにしてましたが、明日からまた呼びたいと思いますww」

いや~、鳳蘭さん、挨拶が個性的で面白かったです(笑)。とても威厳あふれるマダムジリー演じてた人と同一とは思えない自由さw。

濱田めぐみさん挨拶

「とうとうこの日が来てしまいました。♪ラブネバーダイ♪を歌う時は、自分が何かに持って行かれているような感じで終わった後はいつも指が痺れて心身ともに消耗していました。自分を200%まで高めてやってきたし、役者生命をかけてここまで演じてきました」

挨拶をしているときにもめぐさんまだちょっと、現世に戻ってこれていないような雰囲気がありましたね。それくらい自分のすべてをこの作品に捧げてきたんだなぁと感動しました。

最後に市村さんの紹介を万里生くんがその時したんですが、「日本初演の『オペラ座の怪人』でこの方がファントムを演じていなければ今に繋がっていなかったと思う」という趣旨のコメントしていたのがかなり胸熱でした…!!

市村正親さん挨拶

「日生で初めてファントムを演じて、そこから大阪公演へ移った時に昭和から平成になりました。今回ラブネバーダイで演じた後に平成から新しい元号へ変わるという、まさに怪人のなせる業だと思いますw。
「オペラ座~」に続いて「ラブネバ~」でもファントムを演じることができて本当に幸せです。自分は最初のオーディションを受けた時は違う役を希望してましたが(←市村さんはラウル希望だったんですよね)、演出のハロルドプリンスに「お前の目が危ない」という理由でファントムに抜擢されましたw。その後四季を卒業してファントムを演じる機会はもうないと思っていましたが、この作品に出会えたことは、私の日ごろの努力のたまものかなとw。
なるべく早い時期に再演していただき、またファントム役としてこの舞台に立てるよう足腰鍛えておきたいと思います」

市村さんのコメントを聞いて、私が想像していた以上に市村さんにとってファントムという役柄の存在がとてつもなく大切で大きなものなんだなと思いました。だからこそ、あのファントムを演じられるんだよなぁと…すごく感慨深かったです。
今回でもう卒業ってことになるのかなって漠然と思って市村さん楽公演取りましたが、次の再演に出演する意欲を持っているようなので何だか嬉しかったですね。ぜひホント早い時期の再演をお願いしたいです!

スポンサーリンク

後述

25日の感想のところで気付いたことひとつ書きそびれたことがあったので、ちょっと触れます。

クライマックスでメグと対峙した場面

石丸ファントムは、メグに対しての罪悪感を滲ませているように見えました。なので説得する時もちゃんとメグに言葉をかけてる。でもやっぱりクリスティーヌへの想いの方が上なので最後の言葉の選択を誤ってしまったという印象です。
そういう真摯な部分が垣間見えたのは石丸さんらしいファントムだったなぁと思います。

市村ファントムは、メグに対して正面から向き合っていない印象がありました。彼の中では本当にクリスティーヌしか見えていなくて、メグに対する説得…というよりかは、呪文をかけてことを収めようとしているように感じました。そのなかで、クリスティーヌ愛ゆえに最後本音を出してしまったという印象でした。
市村さんは最初から最後まで、クリスティーヌへの異常なまでの愛と執着を感じさせるファントムを演じてましたね。

これにて、『ラブ・ネバ-・ダイ』2019年公演は幕を閉じました。ここまで好きになれる作品とは思ってなかった!!

25日マチネ公演の時はけっこう良席だったのでカテコの後にオケボックスものぞくことができました。最近オケは舞台から見えない位置にあることが多いので、オケピが前にあることは貴重。皆さんの演奏の様子を間近に見れる良い機会となりました。

そして・・・今回はシークレット缶バッヂも購入しちゃいましたよw!メインキャストの写真入りですが、中身が分からないようになって売っているので誰が当たるかは購入してのお楽しみ。
ちなみに私は、マチネで2つ、ソワレで3つ、合計5つ購入しましたw。結果・・・

  • マダムジリー(鳳蘭さん)
  • メグジリー(ねねさん、みゆさん)
  • クリスティーヌ(めぐさん)
  • ファントム(石丸さん)

見事に同じ人が被らなかったという奇跡w!!しかも、女性キャストの中に石丸ファントム1つ引き当てる幸運さよ(笑)。

今公演ではオールキャスト見ることができたので、皆さんの記念として大切にコレクションさせていただきたいと思います。

近い将来、できれば違う地域で…、また必ず再演してほしい作品です!!

それまでは、ブルーレイをたまに見て余韻に浸ろうと思います。

<ラブネバ観劇感想レポ>

2019年1月18日マチネ~19日マチネ

2019年2月19日マチネ

2019年2月25日マチネ・ソワレ前楽

error: Content is protected !!