劇団四季ミュージカル『ウィキッド』2007.07.05マチネ

先月開幕したばかりの劇団四季新作『ウィキッド』をついに観ることができました!

トニー賞番組で初めてこの作品を知ったときに“一度は見てみたい”と思っていた作品なので、こうして日本で上演してくれることが何より嬉しかったりします。「オペラ座~」以来4ヶ月ぶりの海劇場ですが、すっかり劇場前の様子がウィキッド色に変わっていました。暗くなると緑色のライティングがとてもキレイなんだとか。今度はソワレも狙ってみようかな。

主なキャスト
グリンダ:沼尾みゆき、エルファバ:濱田めぐみ、ネッサローズ:小粥真由美、マダム・モリブル:森以鶴美、フィエロ:李涛、ボック:金田暢彦、ディラモンド教授:武見龍磨、オズの魔法使い:松下武史

まだ始まったばかりですので今回の感想は追記に隠さず簡略的に書こうと思います。ネタバレは・・・多分ないです、ほとんど(笑)。念のためちょっとだけ空けますね。
ストーリーはオズの魔法使いのサイドストーリーということなのですが、オズの魔法使いじたいかなり遠い昔の記憶になるため(笑)ほぼノー知識で臨みました。とりあえず、「オズ~」の骨格部分はなんとなく覚えていたんですが・・・今回「ウィキッド」見て“ほほぉ~、そういう解釈ありだな!”と感心することしきりでした。うまいこと繋がるんですよね、話が。非常によくできた物語だと思います。特にオズと一緒に旅をするライオン・かかし・ブリキの経緯なんかよくできてますよ。
主人公は善い魔女グリンダ悪い魔女エルファバ。特にエルファバをクローズアップしているように思えたんですが、物語の主役はグリンダになるんですね。

エルファバに関しては色々とあるんですけど、それは次回観劇の時に書きます。あえてイメージとして言うならば…途中までは“女性版ファントム”ですかね。自分の容姿にコンプレックスを持っていて心を閉ざしているといった点で共通点がけっこうあると思います。が、彼女はファントムとは違う運命を辿ります。前向き度からいうとエルファバのほうが上ですしね(笑)。共感できる部分がとても多いキャラでした。

キャストについてですが、久々に四季の役者が均等にレベルが高い!と思えました(笑)。この作品て歌にしろ演技にしろ相当なパワーが必要だと思うし、少しでも抜いたようなところがあればすぐバレちゃうと思うんですよ。今回は「おや!?」と思うような人がいなかったのでとてもよかったです。
グリンダの沼尾さん、おバカな可愛さで色々楽しませてくれたしソプラノがとても美しかった。『オペラ座の怪人』のクリスティーヌを見てから注目している女優さんですが、また一回りも二回りも大きくなりましたね。

それからエルファバの濱田さん、本当にすごかった!!今まで何度か舞台拝見してますけど、この日ほど彼女のことを『すごい!!』と思った日はないですね。そのくらい素晴らしかったです。特に一幕のクライマックスは圧巻!鳥肌来ました!少し保坂さんに似てきました?気のせいかな。とにかく抜群の安定感でした。

次回は8月5日。たぶん2回目のほうがもっと作品がよく分かると思うので(今回はストーリー追うのに必死だったということもあり 笑)、その時はもう少し詳しく書きます。

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