ミュージカル『エリザベート』2005年 My千秋楽

9月に入り毎週水曜日にエリザベート観劇を続けておりましたが(笑)本日My楽を迎えることになりました。

今日の席はS席だったのでオペラグラスを見ずにじっくり堪能することが出来ました。

フランツの鈴木綜馬さんは今期初めてで久しぶりだったのですがだいぶお芝居が変わっていてちょっとビックリしました。以前までは『高貴な人』という雰囲気を前面に押し出していたのですが、禅さんの影響からか(?笑)特に若いフランツの時の演技が細かくなってて…高貴な雰囲気を残しつつマザコンでちょっと頼りないモロさのような部分がものすごい伝わってきました。

バートイシュル行きの馬車へ向かうとき袖に引っ込むのですがハケながら『ママ、ママ~』と追いかけていったのには軽いカルチャーショック受けました(笑)。いいなぁ~こういう綜馬皇帝も。

あとシシィと初めて出会ったときに無邪気な彼女を見つめながら「あははは」とウケてたシーンがあったんですけど…この時の綜馬さんの笑顔がなんっともいえないあどけない表情で、久々に胸ぶち抜かれた想いがいたしました(笑)。思えば『李香蘭』の杉本での涙を見て綜馬(芥川)さんに惹かれた私…今回はフランツの笑顔でドキドキさせられてしまった。

それから今日は内野トート、一路シシイともにかなり気持ちが乗っていたように思いますね。内野トートは『最後のダンス』でかなりカッ飛ばしていて最後の「おーーーれーーーさーー♪」の「お」が伸びすぎて『おーーーれーーーーー・・・・おーれーさーーー♪」てな感じになってましたよ(笑)。

でもねぇ、やっぱり吸い込まれるような魅力ありますよ、内野さん。エリザに迫っている表情がものすごく繊細で分かりやすくて見ているこちらがその世界に引き込まれますから…。

一路さんも今日はいつもに増して迫力がありました!少女時代の無邪気なシシイと宮殿に入り孤独を深めていくシシイとのメリハリがきっちりついているのでなんだかまるで別人のようなんですよね。あれはすごいですよ。今日は特にエリザが乗り移ったような迫真の演技だったと思います。

こうして私のエリザ観劇が幕を閉じたわけですが…ルドルフを演じたパク・トンハさんも今日のマチネが千秋楽というわけで特別カーテンコールがありました。

私チケット取ってからもトンハさんの楽日だって気付かなかったもんなぁ(苦笑)。私のエリザ楽に思わぬボーナスって感じで嬉しかったです。

自分で言葉を話すのが苦手というトンハさんは自らカンペを取り出し(笑)一生懸命日本語で読んでくれました。来日してからまだ5年しか経ってないんですね。そんな中であそこまで日本語を勉強してルドルフを見事に演じきったトンハさん、本当にすごいと思います!ちょっとタドタドしい日本語だったけど誠実さが伝わってきてなんだかちょっと感動してウルウルしちゃった。

それにしても一路さん、トンハくんのミニギャグにかなりバカウケしてて皇后らしからぬ「がはは」笑いをしていたのにはビックリしたぞ(笑)。会場も大いにウケて盛り上ってました。

そんなわけで最高のマイ楽を迎えることが出来ました♪これで当分エリザベート観れないと思います…たぶん。内野さんのトーとも今日が最後だったかもな。

エリザ4
綜馬陛下とトンハ皇太子ゲット♪ちなみに浦井皇太子は売り切れ…

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