劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』汐留1周年 2006.01.13マチネ

昨日、今年の観劇初めとなる劇団四季の『オペラ座の怪人』観に行ってきました。去年の観劇納めも『オペラ座の怪人』だったんですけど(笑)、やはり今年も『オペラ座~』一色になりそうな気配!?

何故この日を観劇日に選んだかというと・・・汐留公演1周年記念公演だから。発売日前からチェックし、初日に必死に電話してゲットしました(ネットはつながらなかったんで 苦笑)。しばらくは座席が余っていたようなので「あれ、皆知らないのかな」と思っていたのですが、さすがに当日は全席売り切れの満席でした(←イルムート時のフィルマンのセリフが実感あるものになるんだよねw)。テレビカメラも入っていてかなり熱気にあふれてました。

今回の座席は気合入れてチケット取ったおかげか久々の1ケタ台センターブロックでとにかく役者さんたちの顔筋肉の動きがみえるくらいだったので非常に感情移入しやすかったです。しかも、シャンデリアが上るときや下る時のスリルもリアルに感じられたし・・・うーん、やはり前方中央席は迫力が違うなぁ。シャンデリアの下の車輪も初めて見ちゃったよ(笑)。

↑入り口でもらった記念品のコースターです♪

劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』感想一覧

以下、主要キャストの感想です。

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高井ファントム

1周年記念公演ということでいつも以上に気持ちのこもった素晴らしいファントムでした。声のほうは多少「お疲れ?」と思わせる部分がありましたが、そんなことを忘れさせてくれるほど気持ちがこもったいい演技。

1幕のエンジェル像が降りてきたとき、ちょうど座席真上に高井ファントムの表情が見えたんですけど…「何て哀しい表情をしているんだろう」ってすごい感じてしまった。高木クリスと石丸ラウルがかなりいい雰囲気なのでなおさら哀れに思えてしまうんですよ…。2幕ではさらに感情表現が素晴らしくて…怒りと哀しみが入り混じった歌声に思わずしてしまいました。復帰後の高井さん、以前よりも感情を表に出すようになってきてますね。

高木クリスティーヌ

最初はお国訛りがけっこう気になった高木さんですが、最近はそれもほとんどなく、情感豊かな素晴らしい演技で魅了してくれます。観劇するたびに良くなってますよねぇ。歌声もきれいだし、ファントム・ラウルに対する演技のメリハリもとても好みです。

ラウルと接する時はもう恋人モード全開でファントムの入る余地がない(これは石丸さんの巧さもあると思うのですが)、ファントムと接する時は怯えながらもどこか心惹かれているような表情…。ラストシーンでファントムに心残しながら去っていく姿が涙を誘います。

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石丸ラウル

昨年暮れから登場している石丸さん。恐らくこの1周年に出るために…って感じだったんですかね(笑)。やっぱり石丸ラウルは素敵です。オーラが違いますよ、他のラウルとはやっぱり。普段はファントムのほうばかり目で追ってしまう私が石丸ラウルを無意識のうちに追ってしまってますから(笑)。40代ということを感じさせないあの『王子』的な雰囲気はなんなんでしょうか。

クリスティーヌと一緒にいるときのあのなんともいえないラブラブムードは石丸さんにしか出せないと思います。それだけになおさらファントムが気の毒に思えちゃうんですよねぇ…。もう二人の間に入る余地なしって感じですから(苦笑)。それから、クライマックスでのファントムとクリスティーヌのキスシーン、この時の石丸ラウルの表情がまたたまらなく哀しくて胸に迫ります。あの瞬間の目を背けて必死に涙をこらえながら歯を食いしばっている表情が素晴らしいです。

諸カルロッタ

初見ですが、なんだかとっても可愛い若々しいカルロッタでした。それだけにちょっと迫力不足だったかなぁ。種子島カルロッタの迫力ヴォイスに慣れてしまっていたので今ひとつ声の重さが感じられなかったのが残念でした。でも、種子島さんも最初は迫力不足だと思ったわけだし・・・これからも頑張ってほしいですね。

荒井メグ

やはり彼女のメグは安定感があるし可愛いので大好きです。歌声もいいし動きもきれいですよね。イルムートのバレエシーンで初めてメグの姿を確認できたのですが(近くで見てようやく気付いた 爆)細いしバレエの型もとても美しかったです。

小林フィルマン

1周年に小林さんがキャスティングされていたのがとにかく嬉しかったです。セリフのカツゼツもかなり自然になってきてますし、支配人室での林アンドレとの息の合ったコミカル演技も非常に楽しめました。私の周りの席は初観劇の人が多かったのですが、小林さんの小芝居にかなりウケがよかったですよ(笑)。そんなことがなんだかまた嬉しかったり…。

立岡レイエ

おじいちゃん演出主任はやっぱり可愛い。深見ルフェーブルとのいがみ合いシーンなんかも思わずこちらに笑みがこぼれてしまったりするんですよね。観ているだけで気持ちが和む立岡さん大好きです。ドン・ファンの練習シーンでのピアノをちょっと間違えたのもご愛嬌。あと、小林フィルマンとぶつかるシーンが多かったのは演出かな?

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1周年記念のカーテンコール

オケピットの紹介のあと一度幕が降りて、そのあと上がったところに上から『オペラ座の怪人東京公演1周年達成』の看板が出て挨拶がありました。

挨拶に立ったのは林さん(公演委員長さんです)、小林さん、石丸さんの3人。林さんが汐留公演1周年のお礼、小林さんがBWでの「オペラ座の怪人」新記録のお知らせ、石丸さんが最後の締めの言葉、といった感じで、林さんはちょっと感極まり気味だったのが印象的でした。立岡さんもちょっとウルウルきてたみたいですね。石丸さんは最後までキラキラの笑顔が素敵でした。

オールスタンディングの拍手がすごくてオケの演奏の間もずっと鳴り止まぬ状態。そのあと再び幕が2回くらい開いて、最後は石丸さんが高井さんとつないでいた手を急に離すような形でお手振りとなり、全員がお手振り状態になりお開きになりました。このときの高井さんが非常に可愛くて、石丸さんから急に手を離されたときの軽い動揺のまま一番最後まで舞台上に残ってしまい(笑)一人照れながらゆっくりとお手振りしたまま舞台袖に帰っていきました。こんな高井さんを見れただけでも儲けもんでしたね(笑)。

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