劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2013.01.14 マチネ(飯田ビースト東京ラスト)

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なんとなく、この日が洋輔くんビーストの最後になるんじゃないかという予感があったのですが…それが現実のものになりまして。14日マチネの…しかもかなりの良席のチケットを抑えていたというのは今から思うと虫の知らせとしか思えない(笑)。
2010年のクリスマスカテコ公演でビビビっと来てから約2年とちょっと。洋輔くんのビースト見たさに大井町へ通うこと約30回w。まさかこんなに大井町に行くことになるなんてBB始まった当初は夢にも思いませんでしたよ。「明日も会いたい」、そんな気持ちにさせてくれた洋輔くんのビーストには心から感謝。

王子からビーストへ変わる冒頭。ビーストに変わってしまった時の鏡を見つめて深い悲しみに襲われる表情がここ最近さらに繊細に表現されているなと思いました。自分の顔を見て一度顔をそむけ、もう一度悲しげに鏡の中の自分を見た後に去っていく背中の切ないこと!!絶望感で泣いている背中が哀しくて思わず涙してしまった。
バラの花にカバーをかぶせ顔を寄せる時の表情も本当に切ないです。心を閉ざしてしまった様子がよく分かる。

モリースの前に現れるシーン。この日はちょこっと雷の中で移動する姿が見えちゃいました(笑)。ここ最近上手くいってたんですけどねぇ。でも、そんなところも洋輔くんらしいというか、微笑ましく思えてしまうのは私がファンだからなのですが(笑)。
モリースに顔を見られ怯えられた時「醜い顔だろう!」と顔をそむけるんですけど、そむけたときの表情がなんだか哀しみに震えているようで切なかったなぁ。ビーストがものすごく深く傷ついたことがものすごくリアルに伝わってきた。「休む場所をくれてやろう!」と吠える時には精いっぱいの吠え顔でw。あぁ、今回もめっちゃ頑張って吠えてるなぁとなんだか微笑ましく思ってしまったり(笑)。

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ベルの前に姿を現すシーン。暗闇の中でのっそのっそ現れる姿ももしかしたら見納めかも…なんて思うとちょっと切なくなった。「お前にできることはないと言ったろうっっ!!」ってベルを脅す声色が深くて迫力出てるなぁって。このあたりの強さが本当に進化したと思います。だからなおさらベルが人質になると言ったときの「何と言った!?」っていう声色が可愛くってねぇ~。ベルの一言にドキリとしたことがより鮮明に伝わってきていつも見ていてニンマリしてたんですよね(笑)。人質になることを約束するとベルが言った直後の「よおぉっし!」の言い方と表情も本当にガキっぽくて好きだったなぁ。目をまん丸くしてテンション上げてて可愛いんです、洋輔くんビーストw。どんなに脅しをかけてても憎めないのはそこにあるんだよなぁ。

ベルとモリースを引き離すときも、自分のワガママ全開で周りが見えてない。そんなところもガキっぽい。決して傷つけようとしているわけじゃないんだけど、人との接し方が分からないから加減を知らずにベルを怖がらせてしまう未熟さが伝わります。部屋に案内しようと手を差し出すものの拒絶されてしまった時、「ハッ…」って怯えたように手を引っ込めて受け入れてもらえないことを悟り心を閉ざしてしまう表情も実に繊細で切なかった(涙)。もうこの瞬間から自分でも気づかないうちに恋してしまったんだろうなって思えるから…。

ベルの首を思わず締め上げそうになった時や、激しく扉を締められた時の苛立ちの表現もいつになく激しかったような気がします。どうあがいても自分のほうへベルを向かせることができないことへの苛立ちと絶望感。なんか手に取るようにビーストの心の焦りが感じられたなぁ。このシーンでの芝居も昨年秋ぐらいから感情を表にガッと出すように変わっていったように思います。なんというか、解放させるような感じかな。そんな洋輔くんの芝居の変化を見るのも楽しみの一つだったな。

召使たちに当たり散らすシーン。ルミエールの魔法を解ける定理を聞いてる時、前は「そうかも!」みたいな表情を一瞬見せていたんですが、この日は「何夢物語言ってるんだよ」みたいな表情でルミエールを見ていたのが印象的。それだけにポット夫人から「ご主人次第であなたが本当はいい人だということが分かるんですよ」みたいなことを言われた後のスネっぷりがやたら可愛かった(笑)。ビーストの椅子に体ごと収まって半ばあきらめの表情を浮かべてて・・・思わず励ましに行ってやりたくなるような衝動を覚えたほどだったよ(笑)。

そのあとポット夫人とルミエールのアドバイスをウンウンって素直に聞いてるわけですが…その時の必死さがまた可愛くて大好きだったなぁ。言われてることすべて吸収してやろうって勢いだったしw。そして最後に「癇癪を起さないこと」と忠告がきて無理やり自分の怒りを鎮めコグスワースに近づいていくわけですが…ここの芝居が実に細かい。もう今にも表に出てきそうなイライラを必死の想いで食い止めるビースト。思わず足がボンッと前に出るんだけどすぐにその感情を抑えて猫なで声を必死に出してるw。ここの場面の動きが横浜猫が終わって入ったあたりから細かくなったんですよね。感情表現がハッキリしてきて見ている者により分かりやすくなってた。

結局怒りを抑えきれずにベルの部屋へ突進してくんですけどw、今回もコグスワースに足を掴れて思わず「離せっっ!!」って振り払ってた(笑)。「私が減ったといえばお前も減るんだ」と怒鳴った直後にベルから「なんて馬鹿なこと」と返されちゃうシーンでの固まった表情がこれまた超絶可愛いのさ(笑)。今まで自分にそんな風に逆らった人がいなかったから、どう反応すればいいのか怒りを通り越して動揺しちゃってる感じの表情してる。それがもう漫画チックで面白いったらないですよww。さらには「失礼よっ」の真似っこも相変わらず絶好調。あれ、鳥原さんも洋輔くんの反応が楽しみでかなーり強調した感じで言ってたなww。その期待に見事応える洋輔くん、可愛いよ(笑)。

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鳥原さんは洋輔くんを乗せるのが上手かったなぁ。どんどん挑発してくるから洋輔くんビーストもますますベルに対するもどかしさを募らせていって臨場感たっぷりのシーンになってました。「夕食に来てほしいからだっっ」の地団太も頭の中いっぱいいっぱいって感じで追い詰められてたしww。そんな状況の中、決死の想いで「夕食を食べっっ・・・・ないかねっ?」と再チャレンジする洋輔くんビースト。「食べっっ・・・」の時の必死に思い止まろうとしているあの涙ぐましい努力が本当に可愛くて可愛くて。あんな必死で一生懸命な姿見たら笑と一緒に涙が出てきちゃったよ(←ヲイw)

またベルに拒絶されてしまって自室にこもってしまうシーン。ライトが当たっていない中、この日はあまり動きがなかったように見えました。なんていうか半分呆然自失みたいな感じでうなだれててめっちゃ気の毒だったよ。答えの見えない問いに苦しんでいるような表情で「彼女に懇願しろというのか!?」と自問自答してる姿はもう半分泣きが入っていて切ない(涙)。ベルと近づきたくてもそれが叶わないことへの苦しみが痛いほど伝わります。

そんな時、鏡を覗いて知る自らの過ち。「彼は私の父にチャンスをくれた?」という言葉を聞いたときに自己嫌悪に陥ってしまう。トドメの言葉のような「一切かかわりたくない」という拒絶。いくら後悔しても取り戻せない自らの過ちに打ちひしがれながら歌う♪絶望♪は涙なしには聞けませんでした…。散っていくバラの花びらを見ながら「何とかしなくちゃ」と半泣きになりながらも必死に前向きになろうとしている姿は心底応援したくなります。

BOGのあと食事を持ってくるシーンは、あの華やかな演出の後だけになんとも寂しい雰囲気なんですよねw。それでも一生懸命「紳士的に」と言い聞かせてベルとの交流を図ろうとしてる姿は見ていてジーンとくる。「これを食べてくれるかな」って言ってる時のちょっとウキウキしたような表情が…超絶可愛くてめっちゃ癒される(笑)。
だけど、ベルのビーストに対する印象は最悪で・・・それを知ってしまった時にがっくりとうなだれてしまうヘタレっぷりがまた最高ww。一つ一つの表情や動きが本当に愛しくてたまらんかった。

西の塔に入ったベルを怒鳴ってしまうシーン「何をしようとしていたのか分かっているのか!」と思わず怒鳴ってしまった時、失望感と悲しみとでものすごく切ない表情してた。「出て行け!」と言う時の苦しげな表情も見ていて胸が痛くなる。ベルに触れられたくなかった自分の心の闇の部分・・・。覗かれてしまったことへの失望感と哀しみで思わずベルの袖を破ってしまうんですよね。あの時は本当に回りが見えてないんだけど、袖を破いたときに初めて現実に立ち返るわけで…。絶句したあと、立ち去ってしまったベルの後ろ姿を見送る姿は切なくて切なくてたまらなかった(涙)。

そしてこの日の♪愛せぬならば♪・・・ほんっとに泣けた(涙)。洋輔くん、本当に言葉一つ一つをセリフに気持ちを乗せるような感じで歌うんだよなぁ。ビーストの心の中に広がっていく哀しみやら絶望やら、そういった気持ちが手に取るように伝わるんですよ。「悲しみに心は凍りつく」の歌い方なんて、本当に氷山の中で遭難したかのような冷たさを感じさせたし・・・。歌声の一つ一つに情景がどんどん広がっていく。聞いているうちに私もビーストの哀しみと同調したような気分にさせられてしまって涙が止まらなかった。そして最後の歌い上げ…。ありったけの想いを込めたあの歌声…。客電がついても今回もやっぱりあふれる涙を抑えることができなかった。

洋輔くんの歌声にはドラマがあるんです。そのドラマが、観に行くごとに膨らんで深まって…。そんな洋輔くんを見るのがすごく嬉しくてたまらなかった。もうしばらくこのナンバーを彼で聞けないかと思うと本当に切なくてたまりません(涙)。

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オオカミに襲われたベルを助けるシーン。舞台に近い席で観たので「ベルっ」って必死に叫ぶオフマイクの声がハッキリと聞こえて思わず落涙(涙)。オオカミと格闘してる時も本当にベルのためにっていう気持ちがものすごく伝わってきた。何とかして彼女を救いたいっていう必死の形相がまた胸を打ちましたね…。
その時の傷の手当てをしてもらっているシーン。鳥原ベルの反論がこれまでよりもちょっと柔らかくなっていてすごく良い感じだった。「助けてくれて・・・ありがとう」のセリフのタイミングも素晴らしかったです。なのでビーストの「どういたしまして」までの流れがものすごく自然の成り行きに見えました。ずっとベルと打ち解けたいと思い続けていただけに彼女から「ありがとう」と言われた時の喜びが手に取るように伝わってきた。タオルをチョンっとベルの鼻に当てる時の表情の可愛さは天下一品(笑)。スープを飲むときのチップに対して向けた笑顔もめっちゃ癒されます。

「彼女が微笑みかけてくれるとドキドキして胸が苦しくなる」ってのぼせ上がってる時の洋輔くんビーストも本当に可愛いです。見ているこっちもドキドキして胸が苦しくなっちゃうよ(笑)。1幕でずっとベルに対する接し方に苦しんできただけに、ようやく気持ちが通じてきてテンションが上がってしまう気持ちはよく分かる。夢にまで見た時間を今ビーストはすごしてるんだろうなって思えるんですよね。1幕でのあの下地の芝居がとても生きてきてる

ドレスアップしたベルを見て「ピンクだっ」と叫んでしまうところでは毎度大きな笑いが起こって嬉しかったなw。そのあとドレスのことを褒めるんだけどベルからお礼を言われて思わず「どういたしまして」と素直に反してしまうところも本当に可愛らしい。不器用だけど一生懸命ベルと近づこうとしていく姿がなんともいじらしくて、いつの間にか涙が零れてしまう私w。図書館に大喜びするベルを見て喜び爆発させる洋輔くんビースト、今回は今まで以上に派手なガッツポーズしてたよ(笑)。そんな姿を見てるとなぜか胸いっぱいになってしまってまた涙。

図書館シーン、相変わらず鳥原ベルの読み方が上手い。なので「アーサー王」読み聞かせのシーンは今まで以上に二人のやり取りが温かくて優しいものになってると思います。アーサーが剣を引き抜き…と読んだ直後の洋輔くんビーストののめり込み方がハンパない(笑)。本にかぶりつきそうな勢いで乗り出してて、そのあと二人で笑い合う時間もここ最近長めになっているような気がしますw。
鳥原ベルが相手になってから洋輔くんビーストの本に対する想いもさらに深まったように見えます。本の世界に入り込むことで自分が満たされていくことを心の底から実感してる。そのことを語っているときの表情はこの上なく幸せそうで、そんな表情見るだけでまた涙が溢れて仕方なかった。

さらに泣けるのはふと現実に戻って自分が何かということを思い出し落ち込んでしまうシーン。背中に哀愁が滲み出てるんですよね…。あぁ、洋輔くん、こんなにも背中で語れる役者になってきたんだって嬉しくて胸いっぱいになる。そんなビーストにベルは自分も変わり者と呼ばれているからその孤独が分かると寄り添う。自分の気持ちを理解してくれたことにこの上ない感動を覚えたビーストはベルの手の上にそっと自分の手を重ねるんですけど…その重ねる時の表情が・・・なんて言うか、ドキドキしながらも自分の気持ちを重ね合わせていくような感じで・・・うーん、うまく表現できないけど、なんか、ビースト自身の心が満たされていくかのような顔してたなぁ。ものすごく感動的だった。「言ったとおりだ」の言い方もすごく穏やかで見ているこちらは思わずボロ泣き…。

そして再度夕食に誘われ・・・「僕と君と!!??」って思わず声を上げてしまうビースト。その時のテンションのマックス度がすごかった(笑)。声が最後裏返ってたよww。ほんっとに嬉しかったんだなぁって思ったらまたまた見てるこちらも胸いっぱいになって号泣w。洋輔くんビーストの幸せ度が上がるたびにこみ上げてきてしまって仕方なかった。

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夕食前にヘタレてしまうシーンは毎回毎回本当に可愛くて大好きだった。なんか見ていて癒されると言いますかw。ルミエールから「王子さま」と声を掛けられて思わずハッと顔を上げたときの表情も好きだったなぁ。鏡を見た後に自分を奮い立たせようと「よっし」と気合入れてる時のポーズも控えめながらも可愛くて大好きだった。
そしてドレスアップしたベルの前へ。一度怖気づくもコグスワースたちに励まされ彼女のもとへ行き勇気を奮って手を差し出すシーンは何度見ても涙が止まらなかった。ベルをエスコートするときにも慎重に慎重に…彼女をとても丁寧に扱っているのがものすごく伝わってくる。この時の洋輔くんビーストはホントにジェントルマンです。この上なく優しくて温かい。見ているこちらも幸せな気持ちにさせられて…。

そんな一生懸命な洋輔くんビーストへのご褒美がベルからのダンスの誘い。優しい響きの遠藤ポット夫人の歌声、温かくて優しくて穏やかでとても幸せそうな洋輔くんビーストの表情・・・。ここの場面は本当にすべてが泣けます!

いよいよ告白しようとするシーン。意を決するものの臆病でハッキリ言うことができず「ここで楽しいかい?」と聞いてしまう時の言い方がヘタレで可愛い。だけど、ベルのほうもなかなかビーストの名前を出すことができなくて痺れを切らしてついに「私と一緒で…幸せかい?」と恐る恐る尋ねる。この時、鳥原ベルがちょっと時間を置いてから「ええ、とっっても」と答えたので、待っている間の緊張して固まってしまっていた表情から幸せいっぱいで思わず涙ぐまん表情に変わる芝居がとてもリアルで感動的でした。もう、見ていて心底"良かったよーーー"って思ったもんw。

そのあとベルがモリースを心配する姿を見て鏡を渡します。そこでベルはモリースの様子を知って動揺するんですが・・・この日の洋輔くんビースト、ずーっとベルのほうから目を逸らさなかった。あぁ、自分はこんな哀しそうなベルのために何かしなければいけないって彼女のほうを見ながら考えてるような、そんな感じ。その流れで「行ってやりなさい」って言葉が出てきて・・・もう、切なすぎて号泣(涙)。この時の洋輔くんビーストって、ベルにモリースのもとへ行けと諭してる時も「行かないで」って言う悲壮な気持ちがものすごく強く感じられるんですよね。「君は捕らわれの身じゃない、ずっと前からそうじゃなかった」っていうセリフの真実味が胸を突く。涙なしには聞けない…。断腸の想いでベルを手放したとき、「行って」と差し出した手は小刻みに震えていました(涙)。

ルミエールたちに事の次第を話しているときの呆然自失になったような表情がさらに哀しみを誘います…。愛する人を失って幸せいっぱいでみたされていた心が空っぽになってしまったビーストの哀しみが切なすぎる。リプライズは寂しげで消え入るような声で・・・思い出しただけでも泣ける(涙)。
この日はガストンたちが「野獣を殺せ!」って歌ってる時から切なくて涙しちゃったよ。そんなひどいこと言わないでよーーって気持ちにスゴイさせられて。ガストンと必死に戦ってるビーストにさえウルっときてしまった。

そして瀕死の状態でベルの名前を呼ぶシーン。消え入りそうな声で「ベーーール・・・」って・・・まるで独りぼっちのオオカミの遠吠えみたいな声色で・・・。これまで聞いた中で一番悲しい呼び声だった(涙)。洋輔くん、なんって切ない声でベルを呼ぶんだよーーー(涙)。
その流れで、変身ですから・・・もう、私の涙もクライマックスw。王子の姿になった時、少ないながらも拍手が起こったのは嬉しかった!「いつの日にか、こうして君に、出会える日を夢見てた」と歌う声のなんとも若々しいことか!そして幸せそうな笑顔でベルを抱きしめて・・・もう、あの表情見るだけでガン泣きw。正直この後、かなり泣きまして・・・最後のほうはあまり覚えていない(笑)。

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カーテンコールでは、実に清々しい笑顔を見せてたな。まさに、やり切った!といった満足感が笑顔に滲み出ていた。あの表情見たときになんとなく、あぁ、もしかしたらこれでお別れなのかなって直感的に思ってしまって・・・カテコでもボロ泣き状態になってしまった。

たぶんもう、東京では洋輔くんビーストには会えないと思いますので最後にちょっと語ります。

最初に洋輔くんのビーストにビビっときてから早2年とちょっと。始めのうちは私が「こういう芝居になればいいな」と思ったところにストライクの球を投げてきてくれてそれがものすごく心地よかった。その頃ちょうど四季とは距離を置こうと考えていた時だったので、あの時"まだ四季にもこんな魅力的な役者がいたんだ"と踏みとどまったのを覚えています。もっと見たいな、と思わせてくれる洋輔くんのビースト。

それ以来、大井町でキャスティングされるたびに1週間に1回~2回ペースで会いに行きました。洋輔くんのビースト見ていると何だか自分自身が癒されていくような感覚にさせられて…。そんな時、『壁抜け男』のデュティユルに洋輔くんが抜擢。公演終了後にビーストに入った時には芝居が明らかに変わっていた。これまで以上にセリフに深みが出ていったし、歌声の表情もよりドラマチックになっていた。
それ以降、観に行くたびに色々と新しい進化を魅せ続けてくれた洋輔くん。歌だけではなく、芝居の部分もどんどん深く感動的になっていってた。そんな洋輔くんを生で見続けていられたことが本当に幸せな時間だった。

もしかしたら3月以降は北海道へ行ってしまうかもしれません(その前に広島かもしれないし…)。この約2年間、通おうと思えば通える劇場に洋輔くんがいたわけですが、さすがに広島や北海道までは無理です(涙)。なのでとっても寂しいんですけど…でも…東京以外の人にも洋輔くんの素晴らしい魅力を見てほしいっていう気持ちはあります。
いつも真摯に舞台に取り組んでいる洋輔くん。きっと、違う土地でも様々な変化でお客さんを楽しませてくれるに違いないだろうなと。

でも・・・今役者として一番伸び盛りで素晴らしいものをたくさん持ってるだけに、新役にも入ってほしいなという気持ちはあります。同じ役を長い期間ずっと演じるということは出来れば避けてほしいんだけど…こればかりは劇団に所属している以上どうにもできないんだろうな。これからもっともっと深みのある良い役者になれると思っているので、洋輔くんには何とか食らいついて頑張ってほしいと思っています。

うーーん、いざこうして書いてみると、なかなかいい言葉が浮かばないな。この2年間どこかしらの劇場で洋輔くん見てかなり全力で応援してきただけに、今後を考えると会える機会が少なくなるだろうというのはかなり寂しいものがある…。なるべく早く、また新しい洋輔くんに会えますように

最後の最後に…

飯田洋輔くん、本当にこの2年間楽しかったよ!可愛くて優しくて温かい笑顔が大好きだった。真摯に舞台に取り組む姿勢も大好きだった。BBという作品を好きにさせてくれたことに感謝。BBで涙することを教えてくれたことに感謝。私に心の潤いを与えてくれたことに感謝。

本当に本当にありがとう!!!

これまでやたら暑苦しい感想をここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

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