『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』ストリーミング配信 プログラムC 千穐楽 2020.08.25

contents
  1. 『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』プログラムC　Streaming＋
    1. オープニング
    2. AGE1 - 1
    3. 第1回目トーク
    4. AGE1 - 2
    5. 第2回目トーク
    6. AGE2
    7. 第3回目トーク
    8. AGE3 - 1
    9. 第4回目トーク
    10. AGE3 - 2
    11. フィナーレ

第4回目トーク

参加者：大地真央さん　MC：井上芳雄くん

トークの直前、芳雄くんがグレコメのナンバーを大熱唱してショーストップ状態になっていました。そんな客席に対して「もう、大丈夫です。あんまり叩くと手が痛くなっちゃうから」と自ら収拾に入り司会者モードに突入ｗ。この切り替えっぷりがすごいなと思った（笑）。

まぁ、それもそのはず。最後のゲストはスペシャルゲストの大地真央さんだもんね！真央さんを前にするとテンションがワンランク上がった感じになってたよ、芳雄くんｗ。

登場して今回のコンサートに参加してみての感想を聞かれた真央さんは「みんな歌声がすごく大きくて驚いた」と感嘆の様子。今の若い俳優たちの歌唱力にかなり感動されているようで、「袖から一観客の気持ちで見させていただいてました」としみじみ語っていました。

真央さんが宝塚退団後、最初に帝劇に立ったのがの『風と共に去りぬ』ストレートプレイ版（＝『スカーレット』）だったそうです。その時に本物の馬が登場していて、馬に対して数億円の保険が掛けられていて驚いたというエピソードが。それを聞いた芳雄くんがすかさず「真央さんのほうが大切なのに！！」とフォローすると…

「ウマいこと言う」

と、サラっとスマートにオヤジギャグを出してくる真央様（笑）。こういうところもカッコいいなぁと思っていると、突然芳雄くんが

「ヒヒーーーーン！！！」と馬に乗って走り回るパフォーマンスを披露ｗｗｗｗ。

あまりにもハイテンションで馬を乗り回してるリアクションを全力でやりまくる芳雄くんを見た真央さんは逆に驚いちゃってちょっと引き気味にｗｗｗ。それを肌で感じた芳雄くん、急に不安になったように「これで合ってます？？」と確認してました（笑）。

「なんだか本当の自分を見失ってるけど、真央さんが喜ぶためなら何でもしますっ！！」

と、さらに馬に乗って駆けまわるリアクションをしまくる芳雄くんｗｗ。そんな彼を見て「すごいですよねぇ」と感心した真央さんに「ダジャレが突然出てくるもので」と返したところ・・・

「ダジャレって、突然出すものでしょ？」

と、ご尤もな意見を食らいただ納得するしかない芳雄くんなのでしたｗｗ。

で、だんだんトークもまとめモードに入り最後のコーナーに行こうかなという雰囲気になろうとした頃（この時点ですでに予定時間越えてたｗｗ）…真央さんが思い出したようにこれまで出演した舞台のエピソードをポロポロと語りだしましたｗ。

特に日本初演となる作品には思い入れが深かったようで、『十二夜』『風と共に去りぬ（ミュージカル版）』『ローマの休日』についてどんどん語りに熱が入っていってたな（「産みの苦しみがあった」としみじみ）。私はその全部の作品を見ているので懐かしい気持ちで聴いてたんだけど、それと同時に時間もちょっと気になったｗ（真央様は全く気にする様子なしｗｗ）。
芳雄くんもちょっと時間は気になるものの真央さんの話を止めるのは気が引けるらしく、合いの手挟んで話題盛り上げてました（「どんどん出てくるな」っていう本音がこぼれたときは笑ったｗｗ）。

印象的だったのは今年秋に久々の再演が決まった『ローマの休日』初演エピソード。私はこの作品、めちゃめちゃ通いましたからねぇ。これはかなり興味深かった。

まず、初演の頃はカツラの手入れがすごく行き届いていて毎公演細かくカットするほどの熱の入れ方だったと。そのことに真央さんもすごく驚いていたのですが、再演になってからは予算の関係でしなくなったとｗｗ。それを聞いた芳雄くんが「今度見たときにカツラの毛の長さが変わってなかったら予算が…ってことだと」と軽くツッコミ受けしてて笑えたｗｗｗ。

また、ベッドのセットがとても豪華で屋根付きのものだったんだけど（そうだったわ～）、駄々をこねるシーンでちょっと暴れるたびにものすごく揺れて大変だったとｗｗ。あ、分かるわ、そのシーンｗｗ。「再演もそのベッドが登場するか楽しみですね！」みたいに芳雄くんもノリノリ（でもちょっと時間が気になってるっぽいｗｗ）。

あと、ローマの市内をベスパで走り回るシーン。宝塚時代はベスパで通団していたこともあったので乗りこなすのには自信があったとのことですが・・・ふたを開けてみたら日本製のスクーターだったと（笑）。

まぁ、こんな感じで時間を気にせずに色んな思い出話が〆の直前に真央さんの口から色々飛び出してきてｗｗ、芳雄くんも必死にそれに食らいつきながらもどこで区切りをつけようか見計らいながら話勧めてるのが伝わったりして面白かったです（笑）。
最終的には、「今度の再演もとても楽しみにしている」という奇麗なまとまり方で終わりましたｗ。

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AGE3 - 2

東宝発のオリジナルミュージカルナンバーが中心の構成です。

29．遠い稲妻（『マリー・アントワネット』）

歌：田代万里生

万里生くんのフェルゼン、すごくカッコよかったなぁ。美しく力強い歌声がキャラクターにマッチしてる。アントワネットに必死に訴えかけるような歌いっぷりが最高でした。

30. もしも鍛冶屋なら（『マリー・アントワネット』より）

歌：佐藤隆紀

シュガーくん出演ということで、エリザのほかにもう一つ聞いてみたいと思ってたのが『MA』のこのナンバーです！初演では禅さんがルイ16世を演じていてこのナンバーを優しく歌い上げていたのがとても好きだったのですが、シュガーくんはその路線を見事に引き継いでくれていました。久しぶりに温かく優しいシュガーくんのルイ16世に再会できてとても嬉しかった。

ＭＡ
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32. 秘めた想い（『レディ・ベス』より）

歌：平野綾

プログラムAとBでは花總まりさんが高らかに歌い上げていましたが、CではWキャストでベスを演じていた綾さんが登場！！私はこの作品で初めて彼女のミュージカルを見たのですが、想像していたよりもすごく良くて、もっと見てみたいなと思ったんですよね。『レディ・ベス』をきっかけにして色々な作品に出演が決まっていったのは彼女の実力だと思います。
この日聞いた「秘めた～」は本当に素晴らしい貫禄で、歌声も力強く女王として生きていく覚悟みたいなものがひしひしと伝わってきました。また彼女のベスを見てみたくなったな。

ミュージカル『レディ・ベス』 2017年大阪公演
3年ぶりの再演となったミュージカル『レディ・ベス』を観に大阪まで行ってきました。 前回観劇した時はダブルキャストの一方だけしか観れなかったので、今回は両方網羅しようと検討した結果…上手い具合にそれができる日が連続していたので助かりました（笑...
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2017.12.04

33．私はシザーリオ（『十二夜』より）

歌：大地真央

ここからは真央さんの歌3連続！私はこの3つ全部観に行きましたｗ。
まずはミュージカル『十二夜』が登場。いや～～、懐かしいです。真央さんがここで久しぶりに男役風に演じられていて話題にもなったんですよね。CDも買ったんだよなぁ、私ｗ。

でも一番印象に残っていたのは猫を演じた本田美奈子さんだったかな。キュートで可愛らしくてすごく目を惹いたのを覚えています。まさか、これが彼女を見る最後になるなんて…あの時は微塵も思ってなかった。それだけに、闘病の末に天国へ旅立ったというニュースを聞いた時には本当に哀しくてしばらく涙が止まりませんでした。
そんな、いろんな想いが駆け巡った『十二夜』だったなと…ちょっと思い出してしまった。

34．女は降伏しない（『風と共に去りぬ』より）

歌：大地真央

このミュージカルの数年前に大地真央さん主演の『スカーレット』という『風と共に～』をベースにしたストレートプレイを見に行ったことがありました（トークでも本物の馬が出てきたってエピソード出てきましたｗ）。
帝劇のB席で2階席最上段一番端っこから必死にオペラグラスを覗いていたことを今でもはっきり覚えてます（最上段は相当見え方がミニサイズｗ）。あのときは、当時のリアル旦那様（今はお互い再婚）との共演ということもあって話題になりましたが、私が一番印象に残ったのは、神父役のニッキが塔の上でグッサリやられてしまうシーンに衝撃受けたことでした。

実は、そこで初めて『風と共に去りぬ』のストーリーを知った経緯があっってｗ、ミュージカル化した時は内容が頭に入ってきやすかったことを思い出します。ミュージカルではバトラー役が山口祐一郎さんだったんですよね。すごいしっくりくる夫婦役だなぁと思いながら見たっけ。

「風と共に去りぬ」ハイライト・ライヴ録音盤CD
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35．自由〜誓い（『ローマの休日』より）

歌：大地真央

私は帝劇で大地真央さんの作品を数多く見てきましたが、その中でもダントツに多かったのはおそらくこの『ローマの休日』だったと思います。当時大ファンだった宮川浩さんがアーヴィング役で出演されていたこともあり、初演、再演、ともにガンガンに通いまくりました（笑）。ライヴCDも即購入しましたし、その分思い入れが本当に深い作品です。

真央さんのアン王女は気品さとチャーミングさを兼ね備えた本当に魅力的なキャラクターでした。咄嗟のアドリブなんかも余裕で出してましたしね（祐一郎さんも自由だったからｗ）。それだけにラストシーンがとても切なくて毎回ウルウルさせられてました。
2020年に新キャストで再演が決定しています。朝夏さんと太鳳ちゃんがどれだけアン王女を魅力的に演じられるか…めっちゃ観に行きたい…！！！遠征するべきかどうかすごく悩んでます（汗）。

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フィナーレ

32. 踊り明かそう（『マイ・フェア・レディ』より）

歌：全員

ラストは全員で華やかに「踊り明かそう」を歌って盛り上がりました。これでラストということもあって、見ていてちょっと名残惜しい気持ちになっちゃいました。

カーテンコールはこの日2回あって。その時に芳雄くんから感想を求められた真央さんが

「今のこのコロナ禍の時期に舞台の上に立ってお客さんと出逢えたことが本当に奇跡のようで嬉しくて…なんだか涙が出てきてしまった…」

と、途中で涙声になり言葉を詰まらせる珍しい一幕があって…。お客さんに舞台を観てもらえることへのどうしようもない喜びと感動が伝わってきて思わずもらい泣きしてしまいました（涙）。最後は

「みなさん、三密守って（気を付けて）また必ずお会いしましょうね！」

と笑顔であいさつされていたのがとても印象的でした。真央さんが舞台を本当に愛しているんだなっていう想いがすごく伝わってきて…とても感動的なカテコだったな。

アンサンブルで出演されていた大月さゆさんが、真央さんを囲んでの宝塚OG集合写真を掲載してくださっています。うーん、やっぱりヅカの皆さんは華やか！！

大月さゆ『帝劇コンサート 卒論〜C Program宝塚編〜』
コンサートを終えて2日がたちました。あの空間にいた皆さんのその後の健康を祈りながら、余韻に浸っています。公演の沢山のエピソードを思い出して…折角なので、宝塚勢…
ameblo.jp

そして、プログラムAとCで司会、歌と大活躍だった井上芳雄くん！CプログラムではA以上に歌もあったんじゃないかな。

最高の歌と、最高の司会、本当にありがとう！お疲れさまでした！！とても良い時間を過ごさせてもらいました。配信してくれた東宝さんにも感謝です。

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