劇団四季ミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』エルサレムver 2007.08.17ソワレ(オフステあり)

JCSエルサレムバージョンの観劇は本来予定になかったのですが、四季の会限定の『オフステージトーク』に惹かれ急遽A席を確保し行ってまいりました。この週から下村さんがヘロデで復帰ということもあり(チケット確保した時はシモさんが来ることを予測してませんでした)ほぼ満席状態。ジーザスファンの皆さん、分かってますね~。

主要キャスト

ジーザス・クライスト:柳瀬大輔、イスカリオテのユダ:金森勝、マグダラのマリア:高木美果、カヤパ:飯田洋輔、アンナス:阿川建一郎、司祭:佐藤圭一・田辺容・川原信弘、シモン:神崎翔馬、ペテロ:賀山祐介、ピラト:田島亨祐、ヘロデ王:下村尊則

以下、簡単なネタバレ感想オフステージトークのレポです。

 

オフステージトークのイベントがけっこう濃かったので、本舞台については今回簡潔に書きます。

一番印象に残ったのはやっぱり柳瀬ジーザスと金森ユダのシーン。特に金森さん、かなーり熱い!タイプ的には自己破滅型っぽいので見ているとものすごく痛々しいんですよ。その破滅的な感情は“ジーザスへの愛”に他ならないわけで・・・そんな風にしか愛せないユダを胸が張り裂けそうになるような気持ちで見つめているジーザスがさらに切ない!泣けます、ホント。この二人の熱いやりとりはどこまで高まっていくんだろう。できればもう一度さらなるテンションの二人を見てみたいです。

神崎シモンは前回同様かなり歌声に安定感が出てきて、何気にちょっとカッコよく見えるんですが…やっぱり気になる最後のフレーズ。『永久の栄光と~♪』は半音上げて欲しいなぁ。それが一番盛り上るんだけど・・・。

下村ヘロデ、久々のエルサレムバージョンで登場です。いや~・・・美しい!!!エルサレムバージョンではお目にかかる機会が少なかったので貴重なんですよねぇ。それだけに下村ヘロデへの視線がついつい熱くなっちゃう(笑)。下村さんはヘロデの役どころを完璧に掴んでる。ちょっとしたコメディセンスといい間といい、最高です!ナンバーの後はショーストップになるんじゃないかってくらいすごい拍手でした。

アンサンブルで目立つのはなんてったって麗子様・・・もとい西村麗子さん(笑)。アンサンブルメンバーの中で一番テンション高いといいますか・・・役に入り込んでるんですよね。だって、マリアよりも目立ってますから(笑)。最後の『スーパースター』での“変顔”にもますます磨きがかかっておりますよ!息あがっているキャストが多い中、髪の毛が口の中に入っても微動だにせず歌舞伎の見得みたいな表情してたのには本当にビックリ!さすがです。

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そしていよいよオフステージトークイベント開始です。本舞台終了後、一旦外に出て15分後くらいに最初に決められた座席へ誘導されました。今回偶然一緒の観劇だったネッ友さんとお隣同士になってますますテンション上がりまくり(笑)。1階席ほぼ全席満席状態。四季の会会員さんって多いんだなぁと改めて感動してしまった(汗)。

しばらくすると、司会の岩城さんと西村さんが登場されました。そう、あの西村麗子様ですよ!なんだかものすごくゴージャスなワンピース…(笑)。岩城さんや他の役者さんが軽装していたのでものすごく目立ってました(笑)。さすが麗子様!!
その西村さん、岩城さんが何ともいえない微妙なテンポで司会をしていたのに対し(なんか必死にマニュアルどおり喋ってるっていうのがミエミエ 爆)余裕ある口調で会場を盛り上げておりました。舞台の失敗談とか普通に話してくれましたしね。

オフステージその1として当時のエルサレム時代について講釈がありました。私はキリスト教系の学校にずっと通っていたのでだいたいのことは知っていたんですが、改めて関連性など聞いてみると「へぇ~」となることが色々あって面白かったです。これを説明してくれたのがピラト役の田島さん武智さん。時折ミュージカル音楽を挿入したりしてたのでその場面場面が浮かびやすかったですね。まぁ練習時間が少なかったのかちょっと手に汗握る感じではありましたが(笑)なかなか良かったですよ。
その中で印象的だったのが麗子様。端っこのお客さんがボードが見難いことを察知し、田島さんを「もっとこっちに寄って」みたいにさりげなく動かしていました。こういった気配りもやっぱりさすがだわ~。

オフステージその2はジーザスに出てくる「ホサナ」シーンの大ワークショップ「あなたもパレスチナン」みたいなテーマまであった(笑)。客席はびっしり埋め尽くされているなかで、あの「ホサナ」歌唱指導を受けてきました(笑)。こういうのって最初は恥ずかしがる人が多くてあまり大きな声が出ないものだと思ったのですが、皆さん最初からかなりノリノリで歌ってまして、歌唱指導の佐藤さん「スバらしい~!」を連発しておりました。そんなわけで、私も歌いましたよ「ホサナ」を!カラオケさえもう何年も行っていないので久々に歌えたことがなんだかすごく嬉しかったなぁ。ミュージカルカラオケ大会とかやりたくなってしまった(笑)。

次に金平さんが登場し振り付け開始。これ、グオングオン手を回したりするので隣の間隔が狭い客席ではかなり無理が・・・(汗)。それでも歌いながらやっちゃいましたよ~。もうねぇ、会場全体がグオングオン手を回したり上にあげたり同じ行動をしてるもんだからホントすごい雰囲気でした(笑)。舞台の上から見たらなにかの新興宗教みたいに見えちゃうんじゃなかろうか(爆)。こんな機会滅多にないですからねぇ。

ちなみにこの歌唱振り付け指導がある前に事前に申し込んでいた人が実際に舞台へ上がってました。全部で20人が上がれるということで抽選になりましたが、実際どのくらい申し込んでいたのかな。私もちょっと興味ありましたが、『服が汚れるかもしれません』という注意書きがあったので(白い服着てたんで 爆)エントリーしませんでした(笑)。
実際舞台に上ったのはほとんど女性。そんななか、一人だけ年配のおじ様が参加。たぶん、あの舞台に上った人の中で一番テンション高かった(笑)。そんなおじさんがとても微笑ましかったです。

一通り歌唱振り付け指導が終わると劇場の電気が暗くなり、集中する為ということで目を閉じました。一時の静寂後、いよいよ練習の成果(?)「ホサナ」シーンが始まりました。「ホサナ、ヘイサナ、サナサナ、ホサンナ・・・♪」と歌っていると

「この様子じゃ暴動が起こる、気をつけろ~♪」

と低音ボイスが響いてくるじゃないですか!ふと客席中央を見るとミッキーズ(笑)もとい、カヤパさまご一行が歌ってるじゃないですか!ひぇー!ってな感じでテンションがあがりすっかり練習したことが頭から飛んでそちらに視線集中(爆)。それでもその続の「ホサナ♪」を歌っていると今度は前方から

「私が止めようと~彼らは歌うでしょう~♪」

とマリアに手を引かれて柳瀬ジーザスが登場してきたじゃないですか!ますますテンションアップですっかり振り付けと歌詞が飛んでしまう私(爆)。間近で柳瀬ジーザスの歌声が聞けるなんて・・・参加して良かったなぁと思ってしまうのでした。その柳瀬さん、会場の熱い雰囲気にビビッたのか表情が半笑い状態でしたけどね(笑)。

最後に感想を聞かれた柳瀬さん

「2度目だったんですけど、やっぱり緊張しました…」

と低音ボイスで語ってくれました。柳瀬さんの声ってあんな低かったっけ?とそれになんだかカルチャーショック受けた私なのでした。とにかく楽しいオフトークイベント(トークよりワークショップがメインでしたけど 笑)でした。

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