『TEHTH』兵庫公演 18.08.01

日比谷にある劇場・シアタークリエが開館10周年を迎えた記念として今年1月に上演されていた『TENTH』。その公演がなんと、関西に2日間3公演のみやって来てくれました!!

 

クリエの記念公演なので、東京でしか見れないものだとばかり思っていただけに・・・関西での上演が決まったと知った時には本当に嬉しかったです。

クリエ公演の時には、日替わりで色んなゲストが来たとか・・・こんな演目もあったとか・・・ミュージカルファンの皆様がSNSなどで大いに盛り上がっていたんですが・・・どうしても遠征日程を作れなかったこともありいけないことが確定していた私は、読むと悔しくなるのでずっと見ないようにしてきました(笑)。

そんなわけで、どういった構成で行われるかとか全然チェックできてませんw😅。

おそらく、兵庫の公演は東京で公演していたもののほんの一部だけだったと思うんですが、それでも関西で見ることができるというのは本当にありがたい!
兵庫なら、大阪よりも若干近いので遠征交通費(高速バスww)も助かりますw😁。

 

以下、ネタバレを含んだ感想になります。

 

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2018.08.01マチネ公演 in 兵庫芸術文化センター 阪急中ホール (兵庫・西宮)

 

メンバー

第一部 ミュージカル『ニューブレイン』ダイジェスト

  • ゴードン・シュイン:石丸幹二
  • リサ:マルシア
  • ロジャー:畠中洋
  • ローダ:樹里咲穂
  • ミミ・シュイン:初風諄
  • ミスター・バンジー:赤坂泰彦
  • 医師:本間ひとし
  • 牧師:伊礼彼方
  • リチャード:五大輝一
  • ウェイトレス/ナンシー・D:中村桃花

 

第二部 ガラコンサート(GOLD、アンナ・カレーニナ・RENT)

  • 石丸幹二
  • 伊礼彼方
  • マーク:村井良大
  • ロジャー:藤岡正明
  • ミミ:Jenifer
  • コリンズ:光永泰一朗
  • モーリーン:上木彩矢
  • ジョアンヌ:宮本美季

 

石丸さんに先週の『シークレット・ガーデン』同様に綺麗なお花が届いていました。

 

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第一部 『ニューブレイン』感想

ああああ~~~~~!!!よくぞ、よくぞ、大好きな『ニューブレイン』を関西に持ってきていただきましたぁぁ~~~~😂😂😂!!

東京公演の時に『ニューブレイン』がかかったと聞いて、本当に羨ましくて仕方なかったんですよ(笑)。

 

『ニューブレイン』が上演されたのが2009年3月~4月

主演の石丸幹二さんは劇団四季を退団後の本格的なミュージカル復帰作としてこの作品を選んだと当時語っていたんですよね。上演前にNHKのトーク番組でも1曲披露していたし、この作品に対する思い入れは深いんだなと感じた思い出があります。

この作品の主人公であるゴードンは、当時の石丸さんの心境や環境とものすごく被るものがありました…。クライマックスのナンバー♪春の唄♪の歌詞を聞くと、もう本当に「これって石丸さんのことだよね!?」と錯覚するほど重なるものが多くて涙が止まらなくなったのを思い出します…。

※2010年に本編を観劇した時の記録を旧ブログからこちらに引越しさせてきましたので、もしよかったら読んでみてください。かなりのテンションで当時見てるのが分かると思いますw。

ミュージカル『ニュー・ブレイン』09.04.28ソワレ
ミュージカル『ニューブレイン』東京公演を観てきた感想。2009年4月28日ソワレ公演を観劇。シアタークリエにて上演。主な出演は石丸幹二、畠中洋、マルシア、パパイヤ鈴木、樹里咲穂、初風諄、赤坂泰彦

ちなみに、本公演の1年後に1夜限りの『ニューブレイン』ガラコンサート公演がありました。その時のレポもかなり熱いのでww興味がありましたらぜひ😁。

『ニューブレイン』ガラコンサート 10.06.12
『ニューブレイン』ガラコンサートの感想。シアタークリエにて2010年06月12日ソワレ限定公演を観劇。主なキャストは、石丸幹二、畠中洋、マルシア、樹里咲穂、初風諄

 

この作品の物語は、作者であるウィリアム・フィンの身に実際に起こった出来事がモチーフとなっています。

 

あらすじ

ニューヨークに住む売れない音楽家のゴードンは、子供番組に音楽を書き下ろして生活費を稼ぐ日々を送っている。今日も、着ぐるみのカエルが歌い踊る楽曲のことで頭がいっぱい。
そんな中、突然の頭痛とめまいに倒れる。検査の結果、脳手術を受けなければ命が危ないと宣告される。死を身近に感じる中、果たせなかった夢、生み出せなかった曲への情熱に揺れ動く。涙と笑いに溢れ、人生の喜怒哀楽すべてが詰まった、おもちゃ箱のようなミュージカル。

公式HPより引用

 

今回の『TENTH』バージョンは第一幕がまるまる『ニューブレイン』のダイジェスト上演だったのですが、かなりうまくまとまっていたのではないかと思います。

石丸さんも「ほぼほぼ網羅する構成になってます」と語ってました。
唯一カットされたのが畠中さん演じるロジャーとゴードンがイチャイチャしながらお風呂に入るシーンと(笑)。「なぜカットされたのか分からない」と呟いてて笑いを誘ってた石丸さんwww。それを聞いて、ああ、そんなシーンあったなとニンマリした私でした😂。

衣装とかも皆さんほぼ当時の雰囲気のままだったし、赤坂さん演じるミスターバンジーのカエル衣装は同じものだったんじゃないかなと。それだけでもなんだかすごく嬉しかったです。

 

キャストはちょっと変わってましたね。

看護師でお姉キャラのリチャード役は本編ではパパイヤ鈴木さんが演じていましたが、今回は五大輝一くんが熱演!めちゃめちゃ可愛くて、何度も笑いとってました😁。

あと、医師が友石竜也さんから本間ひとしさんに、牧師が田村雄一さんから伊礼彼方くんに変わってました。
本間さんは本編舞台上演中だった時はミスター・バンジー役で赤坂さんとWキャストだったんですよね。私は見れなかったんですが、今回こうしてがっつり『ニューブレイン』の作品の中で見れて嬉しかったです。
あと、伊礼くんの牧師姿が・・・思いのほかめちゃめちゃハマってましたwww。

他のキャストの皆さんは当時のままで・・・もう、あの時の感動がまざまざと蘇ってくるようでした。

 

もう10年くらい前の作品のはずなのに、登場人物やナンバーが流れてくると私の脳裏のなかに鮮明に色んなシーンが次々と浮かび上がってきて・・・なんかそれだけでウルウル・・・。

この物語って、ストプレでやるとかなりシビアな内容になると思うんですよね。スランプの作曲家がノイローゼになって病院送りになった挙句、脳のかなり重い病に冒されちゃって。手術はしたものの植物状態になってしまうわけですから😱😱💦。決してニッコリできるような内容ではないんですw。
それなのに、すごくキラキラした素敵な物語に思えるのは…やはり楽しくて時に心にジーンと沁みてくる素敵なナンバーの数々があるからじゃないかなと。重い状況でも、マンガみたいな楽しいシーンに思えてしまう不思議。

 

”どんなに辛く重い出来事が襲ってきたとしても、きっとその先には素敵な出来事が待っている”

 

そんなメッセージにも聞こえてくるクライマックスの♪春の唄♪は今を生きる人たちへの応援歌じゃないかなと。そんなことを今回改めて感じました。

 

なんて色々と御託を並べてみましたが・・・もう、わたし、感極まりまくって後半は号泣でございました😭😭😭。特に心に刻まれたシーン(+泣いた場面)をいくつか挙げてみます。

 

♪ハート&ミュージック♪

もうあかん・・・!!ってくらい涙が後から後から・・・。この演目って、石丸さんを中心に他のキャストの皆さんが集まって歌う場面見ると、自然に涙溢れて仕方ないんですよね😭。状況に反して明るくて楽しいナンバーなのに、感極まりまくってましたw。

 

♪セイリング♪

畠中さん演じるロジャーが旅先でヨットを楽しみながら恋人であるゴードンを想うナンバー。ここはもう、畠中さんの澄み渡った爽やかな素晴らしい歌声に感動です!!

やっとゴードンの元に駆けつけたロジャーが、最初スネてたゴードンと最終的にはイチャイチャするシーン(笑)。
ここ最近悪どい役の畠中さんばかり見ていたのでww、爽やかで色男で優しいロジャー役がめっちゃ新鮮で懐かしい😊。今回は髪型がちょっと独特。後ろが網込みみたいになっててカッコいい!!長髪っぽい姿が多い昨今だけど、やっぱり短髪畠中さんが素敵~~!
それにもうひとつ・・・石丸さんが畠中さんに甘えまくる姿が・・・超萌え!!!めっちゃ可愛いっすよ😂😂!!!!あんなキュートな石丸さんが見れるのはこの作品だけなのでは。

 

♪本のせい♪

ゴードンの脳の病がことのほか重く手術をすると知った母のミミが「本ばかり読んでると気が重くなって仕方ない」と家にあった大量の本を捨てていく場面。
ここは初風さん演じるミミの母の息子を想う気持ちが痛いほど伝わってくるんですよ…。泣きそうになりながら本を捨てていくお母さんの姿を思い出すだけでも泣ける…!
ミミさんは息子の前では「平気よ!」って肝っ玉母ちゃん的な雰囲気があるのに、息子の見えないところではすごい嘆き悲しんでるんですよね…😭。

初風さんは10年前に比べるとだいぶお年を召した感じになってしまったけど、それ以上に母親の愛情がじわ~~~っと沁みてて本当に素晴らしかったです。歌声にも力強さがあったし、素敵なお母さんです。

 

手術の同意書にサインを求められる場面。

ここ、本編では「ライオンキングに行きたいから早くサインしてくれ」みたいに急かされてたのに、この日は「シークレットガーデン行きたいから早く!」になってたww。
それに対して石丸ゴードンは・・・「それ先週もう終わっちゃったよ」とツッコミww😂😂。同じ劇場だったのでなおさら笑えました(笑)。

手術前日の場面。

母親が息子の横で初めて気弱な姿を見せる。本当は不安で押しつぶされそうな母親の息子を想う心に涙が止まりませんでした😭😭。
恋人のロジャーは一緒に過ごそうと優しく寄り添おうとしますが、子供番組のための曲を手術前に仕上げてくれという依頼を受けてロジャーとの時間を放棄してしまう。この時のロジャーの無念そうな表情に胸が痛みました・・・😭。

手術後、植物人間状態になるゴードンの場面。

ショックすぎて片膝をついて涙ぐむ畠中ロジャーに思わずもらい泣き😭😭。

植物状態のゴードンが、一番嫌いだった子供番組のプロデューサーのミスター・バンジー(子供番組の中に登場してくるカエル姿で)にこの世へ導かれる場面。ここはすごく印象的です。

母親が捨てた本が巡り巡ってホームレスのリサに渡り、そんな彼女にゴードンたちが遭遇する場面。

本を返してもらえない悔しさに地団太を踏むゴードンに、ロジャーがかける言葉がものすごく温かくて印象深いです。「たかが本じゃないか」・・・。そう、ゴードンは命を再び得た身。それに比べたら本が戻らないことくらい、どうってことないさって。
良い恋人だよ、ほんとに・・・!!

 

♪タイム&ミュージック♪~♪春の唄♪

本舞台の時も号泣したけど、今回もこの流れは涙なしには見れなかった😭。旋律、フレーズ、全てが温かくて泣けます。石丸さんがミュージカル復帰第1作に選んだ『再生』の賛歌。色んなことが走馬灯のように頭のなかを駆け巡って・・・号泣してしまいました😭😭。

 

マルシアさんの演じるホームレスのリサの唄の迫力も相変わらずパワフルで素晴らしかったです!彼女の存在は、この作品の中では位置づけがちょっと難しいところなんだけど、微妙にゴードンの人生ともリンクしてたりして、面白いんですよね。

 

一つ一つのシーンが本当に温かくて楽しくて素敵な『ニューブレイン』。再演もすぐにあるかなぁ、なんて思ってたけど、結局それが果たされないまま9年半が過ぎてしまいました😅。この演目は石丸さんが主人公であってナンボみたいなところもあるから、多忙になった石丸さんはもう難しくなっちゃったのかな。

ニューブレインカンパニーの皆さん、本当に来てくれてありがとうございましたっ😂😂!!

 

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第二部 感想

休憩明けの第二部で歌われたナンバーのセットリストです。クリックするとさらに大きく見えます。

 

『GOLD』・『アンナ・カレーニナ』

最初の3曲はけっこうマニアックな選曲だなと思いました。

ミュージカル『GOLD』は、石丸さんが演じるオーギュスト・ロダンと助手で愛人となる新妻さん演じるカミーユ・クローデルの愛憎劇を描いたミュージカルです。

2011年12月に観劇しました。

ミュージカル『GOLD~カミーユとロダン~』11.12.19マチネ
ミュージカル『GOLD』東京公演を観てきた感想。2011年12月19日ソワレ公演を観劇。シアタークリエにて上演。主な出演は石丸幹二、新妻聖子、伊礼彼方、根岸季衣、西岡徳馬

実は、けっこうストーリーがヘヴィだったこともあって…ナンバーとかほとんど覚えてなかったりします😅。記憶にあるのは、ちょっとイッちゃった感じの石丸ロダンが新妻カミーユに必死にすがってた光景でしょうか(笑)。

 

♪翼を広げて♪

このナンバーを歌い終わった後は石丸さんの説明トークがあって。TENTHの公演のいきさつみったいなことを話していたかな。第一部のニューブレインで「ゴードンとロジャーのお風呂シーンがカットされたのが謎」って笑ってたのはこの時ですww。

今回劇場が兵庫芸術文化センター阪急中ホールということで、石丸さん的には1週間前に大千穐楽を迎えた同じ場所に立っていることがとても感慨深かったようです。「またあの時間が戻ってきたような感覚になった」って言ってたのが印象的。

ミュージカル『シークレット・ガーデン』大千穐楽 18.07.25
ミュージカル『シークレット・ガーデン』兵庫公演・大千穐楽を観てきた感想。2018年7月25日マチネ公演を観劇。兵庫芸術文化センター阪急中ホールにて上演。主な出演は石丸幹二(アーチボルト)、花總まり(リリー)、石井一孝(ネヴィル)、笠松はる(ローズ)

「GOLD」を説明する時、自分の演じた役のロダンを説明するときに「考える人」ポーズ取ってた石丸さんが可愛かったw😁。
今回披露されたこの歌は、石丸さん曰く「ロダンが自分から離れていくカミーユへの愛を叫ぶ」歌と。たしか「自己正当化の歌」と揶揄してたようなww。
でもほんと覚えてなかった(汗)。今回改めて聴いてみると、すごく壮大な歌い上げるビックナンバーで、石丸さんの美声を堪能させていただきました。

 

この流れで、カミーユの弟・ポールを演じていた伊礼彼方くんが紹介されて登場。

石丸さんが黒のタキシード着ていたのに対して、伊礼くんはグリーンを基調にしたタキシードだったかな。めっちゃカッコよかったです、二人とも。石丸さんと伊礼くんのトークが見れるなんてちょっと贅沢な気持ち😁。

石丸さんが「GOLDでのポールは聖職者だったから、さっき演じたニューブレインの牧師と似た役だよね」みたいに振ると・・・

 

「いやいや全然違いますよ」

 

とダメだしする伊礼くんww。それを聞いて「神主さんとお坊さんの違いくらい?」とか未だにその違いが理解できてない石丸さんがめっちゃ可愛かったwwww。伊礼くんにツッコミ入れられる石丸さんってかなり貴重じゃないっすか😃!?

あと、「GOLDの時、僕と清子ちゃんの関係どう見てた?」みたいに石丸さんが訪ねると「ぶっちゃけ、軽蔑しまくってましたよ」と鋭い回答してた伊礼くんにも笑ったなww。そのあとすぐに「石丸さんは軽蔑してないですよ!」と強調してたのも笑えたw。

けっこうこの後も伊礼くんがトーク進めようとしててw、石丸さんが「時間ないみたいだから巻きで」みたいに促していたのも面白かったな😁。
で、少しちょこちょこトークかわした後、石丸さんは伊礼くんに託して袖に帰っていきました。

 

♪天使の国♪

これは「GOLD」のなかで伊礼くん演じるポールが姉のカミーユに「今なら引き返せる!」と説得するソロナンバーです。といっても、これもほとんど覚えてなかったので新鮮だったw。そういえばそんなシーンあったかも…くらいの記憶なのでww😅。

で、このナンバーの肝は、伊礼くん曰く・・・「シスコン」なポールってことで(笑)。ここにも愛憎劇が絡んでたんですよねぇ、この作品😅😅。こりゃヘヴィなわけだよ。

 

歌い終わった後、今度は伊礼くんのワンマントーク。伊礼くんといえば、おもろいトーク術駆使してくるわけで(笑)。今回も乗ってました、が、トークの内容がキワドイwww

「GOLD」がFURINを絡めた愛憎劇ということもあって、「僕はこの作品に出た当時はそういうの大反対だったんですよ!」とやけに強調ww。
ところが、その後、どこからともなく・・・「FURINの役のオファーが来た」らしい(笑)。嘘かホントか、この時に「伊礼さんにお似合いの役」とか言われたんだとかwwww。で、そんなことはない!と否定していたのに、急に考えが180度変わって出演を即決したらしいw。その決め手になったのが・・・

”相手役が、憧れの一路真輝さんだった!”

その一点だったと(笑)。その演目というのが・・・『アンナ・カレーニナ』ですw。

私は初演と再演を見ていまして。初演はその役を井上芳雄くんが演じてましたが、劇場はル・テアトル銀座(今はもうないのかな)でした。伊礼くんが出演したのは2011年1月にシアタークリエで上演された方ですね。

ミュージカル『アンナ・カレーニナ』11.01.13ソワレ
ミュージカル『アンナ・カレーニナ』東京公演を観てきた感想。2011年01月13日ソワレ公演を観劇。シアタークリエにて上演。主な出演は、一路真輝、伊礼彼方、葛山信吾、山路和弘、山西惇

伊礼くんはアンナと道ならぬ恋に落ちるヴロンスキー伯爵を演じておりました。

この役を演じたことにより、イケナイ恋愛というものの刺激の魅力に気づいてしまったという伊礼くんww。コラコラ!!実生活では絶対ダメだからねwwww。

ここからさらにエンジンかかりだしちゃってw、「関東ではついこの前FURINってやつが流行ってたんですけど、関西にもその波きましたかね?」とかノリノリwww😅😅。いや、それ、全国的なニュースだったから(笑)。

で、この流れから『アンナ・カレーニナ』のなかでアンナに伯爵が告白する歌と紹介。なんか妙な空気あった気が・・・www。

 

♪We wer dancing♪

実は私、アンナに全っっく共感できなかったのでこの作品好きじゃないんですw😅😅。そもそも、道ならぬ恋がフィーチャーされるっていう内容がダメなんですよねぇ、個人的に。とは言いつつ、結局初演と再演と2回見てしまいましたが(笑)。

なので、ナンバー何も覚えてませんww。アンカレのCDは買った記憶があるんだけど、もう何年も聴いてない😅。今回伊礼くんの歌が丸で初めて聞くナンバーのような新鮮さがありました。

 

このナンバーを歌い終わった後、いよいよ「RENT」ダイジェストにいくわけですが・・・その時の紹介の仕方が

「FURINの世界からRENTの世界へどうぞ」

みたいな感じだったので思わず吹いちゃったよwww。も~、やっぱり伊礼くん面白すぎ!!

 

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『RENT』ダイジェスト

今回もう一つ楽しみにしていたのが、大好きな『RENT』です。山本耕史くんがマークを演じてた最初のは観に行きそびれたのですが、シアタークリエ版になってからは毎回通っていました。

引越しが続いてクリエに行けなくなりましたが、昨年は大阪まで来たので関西公演を観に行きました。

参考 『RENT』観劇録↓

RENT
「RENT」の記事一覧です。

久しぶりに『RENT』の心揺さぶる音楽が聴けるということでめっちゃ期待してました!

この作品は、エイズに冒されていたジョナサン・ラーソンが命を燃やすようにほぼ独力で書き上げたミュージカルです。オフブロードウェーでのプレビュー公演初日に彼が天に召されたことは有名。
ジョナサンの魂が宿っているかのような『RENT』は大きな話題を呼び、その後ブロードウェーに進出してトニー賞でも多くの賞を受賞しました。

 

♪Seasons of Love♪

出だしの曲がかかると舞台の様々な方向からRENTキャストがゆっくりと登場!そして一列に…。そうそう、SoLのシーンってこんな感じだよね😆。このゆっくりだけどたしかな絆が出来上がっていくかのような演出好きなんですよ。

このナンバーは映画ではオープニングに歌われますが、実際の舞台では第2幕の頭に歌われます。

 

”52万5千6百分、1年をどう計る?”

 

1年間を秒数で表して、あえて生きている時間の大切さを問いかけるこのナンバーは聴くごとに心が揺さぶられる想いがします。ちゃんと自分は生きられているか、自問自答したくなる。

 

今回のRENT参加メンバーは、村井くん、藤岡くん、Jenifeさん、光永くん、上木さん、宮本さん。実際は出演者全員で歌うナンバーですが、歌唱力に力のあるキャストさんばかりなのでそれと同等くらいの素晴らしいハーモニーを聴かせてくれました。

 

SoLが終わった後、RENTメンバー一人ずつの自己紹介がありました(村井くんが「FURINの世界から愛の世界へようこそ」みたいに伊礼くんのコメントちゃかしてて笑えたwww)
それぞれ、何年にどの役で出演したかを言ってくれたので分かりやすかったw。

自己紹介で面白かったのが藤岡くん。「イケメンの役でした」とやたら強調してて思わず吹いてしまったww。今でも十分カッコいいから自信持とうよ😁。

あと、村井くんの番になったらみんな下手側にあるセットの階段に固まって移動してそこからジーーっとニマニマしながら見守る体に(笑)。「なんで僕の時だけ皆そっちに行っちゃうんだよぉ~~」とジタバタww。
結局一人で上手側にポツンと残された形になっててw、「こんな淋しい男の役をやってました」と説明してたのが面白かった😁。その場所から動かないで自己紹介はじめてたので、上手に固まってた仲間たちが「真ん中来ないでその位置でやるんだ!さすが!!」と感心してました(笑)。
村井くんて、イジられキャラだったんだね😁。

 

唯一残念だったのは、エンジェル役の役者さんが来れなかったことかなぁ。
『RENT』はエンジェルの存在がものすごく重要な作品だと思っているので、ガラコンサートだったとしても、その場にいてほしかったなと思いました。

エンジェルの葬儀にコリンズが歌う♪I’ll Cover You (Reprise)♪が今回盛り込まれていました(光永くんの歌、素晴らしかった)が、エンジェルの存在は舞台上に光を当てていくことで再現。
実際の舞台ではこの時もうエンジェルは天に召されてしまっているのでいないわけですが、最後の最後にコリンズと出会った姿が照らされて涙を誘うんですよね…。それまでの存在感がいかに大きかったかを思い知るんですが、今回は最初からエンジェルの姿がないわけなので・・・違う意味で彼の存在の大きさを改めて実感することになりました。

やっぱり『RENT』にはエンジェルの存在は不可欠だわ・・・。

 

jeniferさんは『RENT』で見た時よりもちょっと体が大きくなっちゃってて正直ビックリしたんだけど😅♪Out Tonight♪はひたすらカッコよかった!!やっぱり、長い間ミミ役を演じているからか体に染みついているんだろうなって思いました。

上木モーリーンと宮本ジョアンヌによる♪Take Me Or Leave Me♪は相変わらずの凄い迫力!それにキュート!!大好きなナンバーの一つです。

村井マークと藤岡ロジャーによる♪What You Own♪もめっちゃカッコよかったなぁ~。村井くんは歌唱力があれからさらに上がったような気がします。
藤岡くんも相変わらずの歌唱力で魅了してくれたんだけど、歌い方がちょっと変わった?と思うことも。私が大泣きしながら見ていた藤岡ロジャーの時の歌い方じゃないように感じてしまったのがちょっと残念でした。

当時の私の熱狂の様子は↓の記事参照ww

ミュージカル『RENT』10.11.09マチネ
ミュージカル『RENT』東京公演を観てきた感想。2010年11月09日マチネ公演を観劇。シアタークリエにて上演。主な出演は福士誠治、藤岡正明、米倉利紀、jenifer、田中ロウマ、Shiho、Miz、白川侑二朗、安崎求

 

『RENT』の最後に歌われる♪Finale B♪は、毎回見るたびに大号泣していたクライマックスなんですけど、ガラコンサートで聴くとそこまでの感動が湧き起ってこなかった気がする😅。

やっぱり、『RENT』はこういう切り取った形だと感動が薄くなるのかもしれないなぁと。通しで見た時の感動はそれはそれは大きいのでね。

あと、こういう形にすると初めて見る人は全然ストーリー分からないんじゃないかなとも思いました。ストーリー分からないと、曲が好みじゃない人はちょっと辛いかもしれない(汗)。

作品は本当に素晴らしいので、海外ツアーの舞台や日本での再演があった時にはぜひ足を運んでほしいと思います。映画化もしているので、そこから入るのが良いかも(私もそうだったので)

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『RENT』ナンバーの後、ジョナサン・ラーソンが遺した名曲♪Love Heals♪が歌われました。

クリエでの『RENT』のLGBT週間イベントの時や、昨年の大阪公演後にもたしか歌われたと思います。

クリエでのレポ↓(2012年は中村倫也くんのロジャーにハマりまくって通ったw)

ミュージカル『RENT』12.11.22マチネ
ミュージカル『RENT』東京公演を観てきた感想。2012年11月22日マチネ公演を観劇。シアタークリエにて上演。主な出演は賀来賢人、中村倫也、石田ニコル、田中ロウマ、ソニン、加藤潤一、西国原礼子、Spi、海宝直人 ほか

♪Love Heals♪はジョナサンがHIVサポート団体のために書き下ろした曲です。

英語バージョンで歌うということで、その前に上木さんが抜粋した日本語訳を読み上げる一幕がありました。読み始める前に、ひと呼吸飲み込むようにしていたのが非常に印象深かったな…。それだけ、この歌詞に込められたジョナサンの言葉は優しくて温かい。

 

”人生がどん底だと思った時も、愛が癒してくれる。忘れないで、愛が癒してくれる”

 

もうこれ聞いただけで泣きたくなりますよね😭😭。

ソウルフルなバラードが胸に沁みわたってウルウルしまくりでした。

 

RENTメンバーの皆さん、ありがとうございました!!

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後述

♪Love Heals♪のナンバーが終わると、舞台袖から拍手しながら石丸さんと伊礼くんが登場!もう帰っちゃったかと思ってたから嬉しかった~😀。

石丸さんによると、東京公演の時には『ニューブレイン』と『RENT』の組合せはなかったそうです。

「ここだけのお得ってことで♪」

と茶目っ気たっぷりなコメントしてた石丸さんが可愛かった(笑)。

 

今回ちょっと残念だったのは、パンフレットがなかったことかなぁ。2日間しかない特別公演みたいな形だったから仕方ないかもしれないけど、舞台に行くときは必ずパンフを購入してる私としてはちょっと寂しい感じだったw。
東京公演の『TENTH』の時にはあったのかしら?

なにはともあれ、クリエでしか上演しないと思われていたものを関西まで持ってきてくれたことには感謝です!!しかも大好きな『ニューブレイン』と『RENT』が見れたのが本当に嬉しかった😂。

素敵な一日をありがとうございました。

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